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今月のにんげんクラブ ~2月号~

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「にんげんクラブセミナー 宇宙からの黙示(アポカリプス)Ⅲ」(12/19 東京グランドホテルにて)

最近、感じているのは金融経済の季節が終わり、政治の季節がやってきた
ということです。昨年12月にアメリカのFRB(連邦準備制度理事会、アメリカ
の中央銀行)が利上げを実施したことが大きな話題になりました。しかし、
本当は金融経済が世の中の方向性を決める流れは、昨年1月7日に起こっ
たフランスのシェルリー・エブド襲撃事件等がきっかけとなって完全に終わり、
それ以降はテロや空爆、それにトルコによるロシア機撃墜事件などの戦争
にまでは発展しないレベルの小競り合いなど、政治の分野が世の中の方向
性を決める非常時に入っています。
 
ただ、FRB が12月まで利上げを引っ張ったおかげで経済も昨年一年間は
注目を集めることになったというのが実態であったと思います。さすがにFR
B の利上げ前後は、金融マーケットがバタバタしましたが、これも収益率が
低下して潰れるところが出るなど苦戦をしているヘッジファンドが起死回生を
狙って仕掛けたものにすぎず、それなりの収益はもたらしたかもしれません
が、彼らの苦境を救うほどの大イベントにはならなかったのだと感じます。
 
例えば、利上げが発表される前週に、それを見込んで123 円台になってい
た為替水準が一瞬で121 円台に持っていかれる流れがありました。これは、
ヘッジファンドの仕掛けであったのですが、それに対して日本の個人投資家
(象徴的にミセスワタナベと呼ばれています)がFX 取引(外国為替証拠金
取引)のドル買いで立ち向かったという報道がなされていました。この原稿
を書いている時点でどちらが勝ったかは分かりませんが、ヘッジファンドに
日本の個人投資家が立ち向かえるようになったのは少し前なら驚きの事実
ですが、いまはそれほどびっくりする話題でもなくなってしまいました。
 
1992 年に伝説のヘッジファンドであるジョージ・ソロス率いるクオンタムファ
ンドが、ユーロ加入のため人為的に設定されていた英ポンドが高過ぎると
いう見解からポンド売りを仕掛け、それに英政府が立ち向かったものの資
金が尽きて固定相場制を解くことになり、結果としてユーロ加入ができな
かったことがありました。これでクオンタムファンドは巨額の収益を手にした
のですが、そのことをきっかけにそれ以降の世界はヘッジファンドの動きに
よって決まるようになってきました。しかし、2013 年頃にはヘッジファンドの
黄昏が囁かれるようになり、ヘッジファンド業界のスーパースターたちは、
「落ちたロックスター」と言われるようになってきたのです。
 
ミセスワタナベの活躍もうれしいことではありますが、衰えたりとはいえまだ
まだ巨額な資金を持っているヘッジファンドに真の意味で立ち向かっている
のは、実は金融の世界ではソブリンと言われている先進国の政府です。日
米欧の金融政策当事者がいくらでも通貨を発行できる立場を駆使してヘッ
ジファンドの裏をかく動きを取ることで、政府や中央銀行の意向がまかり通
るようになったのです。
 
民間ができることは民間がやるべきだという経済の原則からすると、これま
では政府が口出ししないことで世界経済の発展を支えてきた金融の分野が、
経済合理性を考えないソブリンによって実質的に動かされているというのは
由々しきことです。しかし逆の見方をすればこの事態は、政府が動かさなけ
れば経済が機能しないような政治の季節がやってきたことの象徴的な出来
事だと思えるのです。
 
政治の季節とは、いままでの常識で言うと戦争の季節だということになりま
す。例えば、1929 年の暗黒の木曜日で始まった大恐慌は、ルーズベルト大
統領がニューディール政策などで何とか回復させようと試みるのですが有効
な効果を上げることができませんでした。では、いかにして経済的にその不
況を乗り越えることができたかというと、第二次世界大戦によって日本やヨー
ロッパなどのアメリカ以外の先進国が焼け野原となり、復興の旺盛な需要を
すべてアメリカが担うことになったからです。
 
日本においても、戦後の大混乱を乗り切ることができたきっかけは1950 年
に起きた朝鮮戦争の特需のおかげという具合に、世界経済全体を揺るがす
ような大不況は戦争でしか取り戻せないというのがいままでの常識なのです。
そして、それを現状に当てはめれば、2008 年のリーマンショックの影響下か
ら抜け出せていない世界経済をなんとかするには戦争を起こすしかないとい
うことになります。
 
しかし、私たちはもう戦争をしてはいけないのではないでしょうか。もし国連
の常任理事国(米・英・仏・露・中)のような核を大量に保有している大国間
の戦争が起これば、大げさではなく人類が滅亡するような事態になってしま
うのです。これらの大国の思惑は、例えば日本と北朝鮮を戦争させる、つま
り代理戦争を起こすことで小国の犠牲によって経済回復を図ろうということ
にあるのかもしれませんが、情報が瞬時に飛び交ういまの時代において、
それがいつまでもうまくいくとは考えられません。
 
実際にフランスでは130 人の無辜の民が犠牲になるテロ事件が起こってい
ますし、中東や北アフリカなどの紛争地域ではすでに戦争状態が続いてい
ると言ってよいような状態になっています。そして実は一部の報道によると、
アメリカやイスラエル等の情報機関が設立に関与したと言われているIS(通
称イスラム国)の勢力がコントロール不能なレベルにまで膨張してしまい、
彼らがもし核兵器を手にするようなことがあれば、それを使うのにまったく
躊躇しないだろうという意見が真剣に交わされているのです。
 
経済のために紛争地域を犠牲にして限定戦争をするという発想は、人類の
絶滅につながるのです。だから、そうならないための方策を考えていかなけ
ればならない、それがにんげんクラブの役割だと私は思っています。先月号
で投げ掛けさせていただいた「一体にんげんクラブはどこに行くのだろう」と
いう問いに対する解を求めるヒントになればと思い、少々難しい理屈を書か
せていただきました。

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