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恐山のイタコの口寄せ その1

皆様こんにちは。ブログを書こう書こうと思っておりましたが、あっ!という間に三週間近くもたっていました。

シルバーウィークもはさんだので、なんだかんだとバタバタしていたというのもありますが、
私がブログを書こうとすると、なぜかサイトのサーバーがエラーになったり、
エラーは直ったけれど文字が打ち込めない、というような日々が続きました。

その時書こうとしたことはまだ言語化するなということだったのかなぁと思っております。
楽しみにお待ちいただいております少数の皆様、お待たせしてしまって申し訳ございませんでした。


この三週間に起こったことの中で、忘れることのできないある一つの出来事を書こうと思います。

たぶん、長い文章になるので、途中で途切れるかもしれません。
お時間ある人はお読みください。


シルバーウィークに入って一日目の、9月の19日(土)に、
兵庫県西宮で、ももちん さんの取材がありました。

ももちん さんは、以前に勝仁社長のブログにも書かれていた方で、
普段はサラリーマンをされている、見えない世界のことがわかるかたです。

ももちんさんの取材はびっくりが連続で本当に面白かったです。
詳しい内容は、また再来月あたりのにんげんクラブ会報誌で書きますので、もう少々お待ちくださいね。


さて、いろいろとももちんさんからお話しを聞いた中で、
一つ印象深かったことがあって、それは、私の右手の平には、「死」と「埋」、この二つの文字が現れたそうです。

この二つの文字に関係する何かが原因で、愛を思い切り出すことができていない、
とのことでした。

私はその二つの文字を聞いて、なんとなく意味するところはわかりました。

というのも、一年半以上前に亡くなった娘の遺骨を、まだお墓に入れていませんでした。

我が家は熱海に自宅を買ってしまったけれど、
主人の実家のお墓は北海道で、生涯供養するには遠すぎるのです。

将来北海道に住む予定もないけれど、
熱海にこのまま住み続けるのかどうかも微妙なので、
熱海にお墓を買うのも躊躇する。

いつ、どのタイミングでどこにまた引っ越しをするのか、
今後新たに子どもが生まれてお墓の世話をしてくれる次の世代の子孫が残せるのか、
それとも、夫婦二人で一生を終えるのか。

などなど、ライフプランとしてもまだ未定なことが多すぎて、
遺骨は一度お墓におさめてしまうと、移動するのも大変なので、
娘の遺骨をどうしたら良いのか、
私たち夫婦にもよくわからなかったのです。

ということで、小さな遺骨ということもあり、
簡易の仏壇のように、毎日お祈りをして、一緒に過ごしておりました。

どうにかしなければいけないな、という気持ちだけはあったのですが、
どうすれば良いかわからず、月日が過ぎていきました。


その時はどうしたら良いかわからないことを、言葉に出すのももどかしかったので、
ももちんさんにそのことは告げずに、
『「死」と「埋」ですか。何でしょうね~、』などと言ってその場はスルーしました。

さて、翌日。

青森県に旅行に行くことになりました。

本当は1200年のおまつりをしている高野山に行く予定だったのですが、
宿坊の早めの予約をしなかったために、どこも宿泊を確保することができず、
青森県に旅行の予定は変更になったのでした。


青森県では、奥入瀬渓流や蔦沼、十和田湖、そしてキリストの墓にも寄って、
その後に、恐山に行く予定になっていました。
シルバーウィークで青森県じゅうの宿泊施設が予約でいっぱいだったのですが、
なぜだか恐山の宿坊だけは、予約できたのです。

もともと夫が、高野山の宿坊に泊まって、心が洗われるような癒しの場に行きたい と言っていたので、
宗派は違うけれど、三大霊場って言うし、まぁ似たようなもんだろう・・・・
というような軽めなノリで、恐山に行ったのでした。


さて、恐山というと、皆様は どんなイメージがあるでしょうか。

やっぱり、イタコの口寄せ ですよね?

しかも、なんだか寂しい場所にある、おどろおどろしい こわいところだと思っていませんか?


ネットなどで調べてみても、イタコの口寄せを面白おかしく ふざけた感じで紹介している文章が多いので、
あまり恐山に良いイメージってお持ちではないかもしれません。

私も、かつては恐山にあまり良いイメージを持っていませんでした。


さて、実際に行ってみると・・・・・・・

これほどまでにすばらしい聖地はなかなかありません。

長年人々に祈り続けてこられた、その大地の圧倒的な癒しの力に、本当に感動しました。

osorezan1.JPG
(恐山の敷地から見える風景)

osorezan2.JPG
(正面は、地蔵堂です)

三次元の目だけでしか物事を見ることができない人は、
まるで地獄を思わせるようなその岩の大地と、強烈な硫黄のにおいに、
あまり良いイメージを持てないだろうと思います。

いくつも積まれている石たちは、悲しみと苦しみを表していると思うかもしれません。

osorezan3.JPG


まぁ、それも自然で仕方ないことだと思うし、そう思う人も否定しません。
十年前の自分が行ったら、たぶんコワイ場所だと思ってしまいそうですから。

しかし、心の目でその大地と対面すると、
いるだけで、心が透き通るような気持ちになり、涙があふれそうになるのです。

生物が棲めないほどの厳しい面を併せ持ちながら、
長い長い間、身内を失った人々の悲しみに受け止め、抱きしめ続けてきた大地は、
圧倒的な優しさと祈りを感じました。。。。


悲しみなのだか、喜びなのだか、なんだかよくわかないけれど、
参拝した人たちの悲しみと祈りと、大地の愛と優しさが嬉しくてせつなくて、自然と祈りたくなるのです。

えーと、この感じは 世界のどこかで体験したな・・・・・。

どこだっけ????

 


ええと、ええと・・・・・・・


そうだ!

ルルドだ!!!!!

まさか・・・・・・・いや、でもやっぱりそうだ。


恐山 と あの ルルド を同じ 土俵で語る人は、世界でもあまりいないかもしれません。


方や、世界中から病気の癒しと祈りのために人々が集まってくるマリア様の聖地であるルルドと、

方や、日本中の(主に東北地方の)人たちから 死んだら魂がそこへ集う と信じられてきた 恐山 、 

あまりにも性質が違いすぎます。


違うけれども、私にとっては、同じくらい強烈で、同じような癒しの力があると思いました。


「す・・・・すごいね・・・・・・・・。
 死んだら魂はここに来るって言うけれど、ここでだったら死んでもいいって思うよね。」

と、恐山の境内を歩いてみて、夫と最初に語った言葉です。


それほどまでに、その大地のエネルギーに圧倒されました。


私たちが恐山に到着したのは、16時半ごろ。

イタコの口寄せの看板も発見しました。

osorezan4.JPG

建物の中をのぞくと、イタコさんと思われる中年の女性が、帰り支度をはじめています。


あれ?イタコさんは、年に2度の例大祭にしかいないんじゃなかったの?

かつては東北地方に300人近くいたイタコさんも、今では後継者がいなくなって、

日本中に10人ほどしかいないのだそうです。

その大半が高齢者。二人だけ、四十代の方がいらっしゃるのだそうです。

年に二度の例大祭のときだけ、来てくださるけれど、
日本中から来た参拝客の方々が並ぶため、
口寄せをしていただくには、ものすごい長時間待たねばならないとネットには書いてありました。

しかし、ちょうどシルバーウィークだったからでしょうか。
イタコさんがいらっしゃるではありませんか。

上品なたたずまいの女性です。

「あのー、明日もいらっしゃいますか?」と聞くと、

「はい。明日は朝のおつとめの後からおります。宿坊にお泊りでしたら、朝食の後にゆっくりしてからいらしてください」

と言われました。


この時の私は、まだ冗談半分。
イタコさんの明日のスケジュールは聞いてみたものの、予約できるわけでもないし、
まぁ人があまり並んでいなくて気が向いたら、土産話のついでに行ってみようかなーー
というような気持ちでした。

仕事柄、霊能者とか見えない世界の話をする人にたくさんお会いしているので、
この世界の9割程度はインチキだと思っているし、
わざわざお金払ってまで見てもらうことはほぼないからです。


でもせっかく青森まで来たし、修行を積んだイタコさんだから、と興味だけはありました。

で、翌日どうなったかというと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


長くなったので、次回に続きます。

えーーーーーーーーー続くんかーーーーーい!!!

という声が聞こえてきそうですが・・・・・・・。

オチまで持たなくてすみません。

オチまで書こうと思うと、またハードルが上がるので、
三週間もアップできなかった記事を、また今日もアップできないので(苦笑)、

とりあえず、今日のところはここまでです♪




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