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ごめんなさいの祈りから、ありがとうの祈りへ

皆様こんにちは。台風一過。各地で猛威を振るった台風11号でしたが、皆様のお住まいの地域は大丈夫でしょうか。私の故郷である山口県の岩国市は大雨による床上浸水や土砂崩れなどもおき大変な被害だったようです。地元ではボランティアの方々が復旧作業をがんばってくれています。皆様の地域の一日も早い復旧を祈っております。


さて、先日の長崎原爆の日に、少し思い立ってフェイスブックの中に長い文章を書きました。

そもそもこの文章を書くきっかけとなったのは、にんげんクラブのインタビューで、ある方にインタビューをした際に(まだ原稿になっていませんので、どなたなのかは、今の時点ではまだナイショです)日本の政治や、日本人の原爆に対する思いなどに話題が及んだことがきっかけでした。


というのも、その方が「僕が日本人に非常にがっかりしたことは、『日本は唯一の原爆被害国である』という思いをあまりにも持ちすぎていることだ」とおっしゃったからです。

一緒にインタビューに同席してくださった方々はこの言葉をなんとも思わなかったそうですけれど、私はこの言葉を聞いて、非常に憤りました。

その言葉を言った方がアメリカ人だった、ということにもとても腹が立ったし、実際に唯一の被爆国なんだから、そう思うことの何が悪いのだ!と心底思ったのです。(たぶんこの憤りは、私が広島に近い岩国市出身ということも関係しているのかもしれません。)


もちろんその方は、日本人を責める意味でその言葉を言ったわけではないし、彼のように悟った方には、すでに国や宗教を超えて、地球全体としての大きな視点から物事を語ってくださったのだと思います。

被害者意識を持つことは、自分たちは特別なんだ、偉いんだ、というような特別意識にもつながるから、それはよくないことだ、という意見があるのもわかりますが、だって本当に唯一の被爆国なのだし、特別と思ったって何が悪いの?特別と思うからこそ、次の一歩が踏み出せるのじゃないのかなぁ?と思いました。


それから数週間もの間、私はそのことでイライラとし続けて、でもイライラするということはその方のおっしゃったことが、ちょっと図星だったからだということもわかり、何が原因なのだろうか・・・・。と考え続けていました。


そして、広島、長崎、の原爆の日に黙とうの祈りをささげてみて、ああ、そうかこれが原因だったのか、とちょっとわかった気がしました。

我々日本人は、広島、長崎の原爆の日、それから終戦記念日のサイレンとともに黙とうする際には、どうしても被害に遭われた方がかわいそう、申し訳ない、という気持ちを持ってしまって、ひたすらごめんなさい、もう戦争という過ちは二度と起こしません、と思い続けています。そして罪意識を持ったままで、それ以上のアクションが、なかなかできないのです。


考えてみれば、原爆が投下された時に、私はもちろん生まれていませんし、そのインタビューに答えてくださった方も、たぶん生まれていません。

日本人だから、アメリカ人だから、ということで私は彼の意見に勝手に憤っていましたが、そもそもお互いに生まれる前の話題で怒るだなんて、本当はおかしいです。

これは生まれた後に大人たちから植えつけられた恐怖心や憎しみの連鎖というものなのだなぁ、としみじみ感じました。


キリスト教では、生まれた瞬間から原罪というものがあって、生まれながらに罪を背負ってきていると言われることを変な宗教だなぁと思っていましたが、日本人も、日本に生まれた瞬間に知らず知らずのうちに「日本教」に入っていて、世界で唯一原爆の被害にあったけれど、それは日本人が侵略戦争を起こしたためだとか、そういう思想の罪を背負わされています。

だからずっと我々孫の代になっても、いつまでも「ごめんなさい。もうしません。ご冥福をお祈りしますからどうか成仏してください。」というような祈りをずっと続けているのでしょう。


戦後69年たった今、そろそろ日本人は、「ごめんなさい」の祈りから、「ありがとう」「愛していますよ」の祈りに変わる時期が来ているように思います。本当に強くて、本当に伝わるのは、「愛」だけです。


下記の文章を読んでご賛同いただける方は、ぜひありがとうの祈りを、終戦記念日に一緒にしてみてはいただけませんでしょうか。

コピー、リンク、シェア、自由にしていただいてかまいません。この文章を読むずっと昔からありがとうの祈りをしている方もいらっしゃるでしょうし、誰から発信した文章とかは全く気にしていません。

ついでに言うと下記の文章は私がちょっと使命感にかられて書いた文章ですから、力が入りすぎていて、多くの方に広まるにはあまり効力がありません。

もっと自然体でシンプル、気楽な文章のほうが、広まりやすいと思います。

だから、皆さんそれぞれの言葉で、「ごめんなさいの祈りから、ありがとうの祈りへ」のコンセプトを広める文章を書いて、それぞれの立場で発信していただけないでしょうか。

終戦記念日は、永久の平和に感謝していく「終戦祈念日」とも言えると思います。


個人から日本中に、日本から世界中に、ありがとうと愛していますの、愛の祈りが届くことを願ってやみません。

以下、フェイスブックに書いた文章です。ちょっと長いですけれど、読んでみてくださいね。

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『日本から世界平和を』

今日は長崎原爆の日。毎年この日は、全国各地で11時2分になったらサイレンが鳴って、日本国民は黙祷の祈りを捧げる。

広島の原爆の日も、長崎の原爆の日も、そして終戦記念日も、必ずみんな黙祷をして、戦争で亡くなった方々のご冥福を祈り、二度と戦争はしないと誓う。

さて。

その祈りをし続けて69年。日本はおかげさまで戦争のない暮らしを今のところは続けている。とてもありがたいことだ。

だがしかし、戦後69年、日本人の意識は変わっただろうか。
世界は平和になっただろうか。

69年も祈り続けていても、いつまでも世界では戦争や争い、貧困はなくならない。今は平和な日本だって世界を見ていれば、いつ戦争が起こるのだろうと不安でいっぱいだ。

私は戦争を知らない世代だ。原爆も知らない。

だけど、「たくさんの兵隊さんたちが日本を守ってくれて、そのおかげで今の我々は生きていられるんだ」と、じいちゃんばあちゃんから教えられてきた。

だから、日本のために戦ってくださった兵隊さんたちには、とてもありがたく思っているし、それよりももっと深く、私たちのために犠牲になってくれた、と申し訳ない気持ちを持ち続けている。

私がはじめて広島原爆資料館を見学に行ったのは小学校2年生の時のこと。
全身を火傷した人々の蝋人形や当時の写真を見て、ものすごくショックだった。

その日から、原爆が落ちてくるんじゃないかと思って眠れなくなった。
毎晩毎晩、「原爆が落ちてきませんように。二度と戦争が起こりませんように」と、寝る前に祈り続けた。1年以上も。

これは世界平和のためにやったんじゃなくって、そうやって祈らないと怖くて眠れなかったから祈っていただけだ。

私のこの祈りは世界をプラスに変えただろうか。

たぶん、ただ自分の心の中に生まれた恐怖心、マイナスな感情を祈りでゼロに戻しただけのことだ。世界にプラスにはなっていないだろうと思う。

戦後69年たった今、そろそろ、日本国民は祈り方を変えてもいいんじゃないだろうか。

毎年毎年、あのサイレンが鳴るたびに私たちは、戦争犠牲者のご冥福ばっかり祈って、あの悲惨な戦争は二度とおこさない、だからあの戦争のことは二度と忘れない、原爆を投下したアメリカのやったことは、許したように見せかけているけれど絶対に忘れない。
我々は世界で唯一の被爆国なんだから、絶対に戦争もしないし、絶対に忘れないんだ!と、脳にインプットし続けている。あのキノコ雲を頭に思い浮かべながら・・・・。

これではいつまでたっても、恐怖心や憎しみが消えることはないだろう。

それよりも、

兵隊さんたち、戦争で犠牲になった皆様、おかげさまで、私たち今こんなに幸せに暮らせています。愛と光がいっぱいで、平和な世界になりました。本当にありがとうございました。このように家族みんなが暖かいご飯をたくさん食べられて、愛する人々と笑っていられて、平和に暮らせること、心の底から感謝しています。私たちはこの愛と平和にあふれた幸せな暮らしを、いつまでもいつまでも忘れずに続けていきますね。

と、こんな祈りに変えてみてはいかがだろうか。
ありったけの愛があふれた幸せな瞬間を思い浮かべて。

人間の思考は現実化すると言われている。

それに、一定数以上の人々が思ったことは、どんどん世界中に広がるとも言われている。

一億二千七百万人もの日本人が、同じ日の同じ時間に、いっせいに愛と感謝と平和の祈りを捧げたら、どれだけのパワーがあるだろうか。想像に難くないだろう。

皆様。

今年はまだ、終戦記念日というチャンスが残っています。

この文章を読んで賛同してくださる方は、
ぜひ一緒に、終戦記念日のサイレンとともに、平和の祈りを捧げてみてくれませんか?
そして、いいねと思った方はぜひ、いいね!とシェアをお願いいたします。

唯一の被爆国だった日本人だからこそできる素敵な祈り。
反戦運動ではなく平和運動へ。
みんなで一緒に、世界中の愛する人々へ、日本から世界平和の祈りを届けましょう!!



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