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バラさん

 4月4日から13日まで10日間の日程でイスラエルに行ってきました。にんげんクラブ会報誌に
ヤマト人への手紙を連載してくださっている赤塚高仁さんが企画してくれたツアーに参加させて
いただいたのです。3年前にもにんげんクラブの小川雅弘前社長と一緒に3泊4日でイスラエル
に行ってきたのですが、とても懐かしい気がしてイスラエルに行ける機会があればまた行きたい
と思っていたので、赤塚さんからお誘いをいただいた時にはすぐに参加することを決めました。

 詳しいことは、にんげんクラブ会報誌の6月号の巻頭言、さらにはザ・フナイの幸筆と主幹から
のページに書かせていただいたので、少しお待たせしますが発行された時に、ご一読いただけ
ればと思います。
ちなみに、ザ・フナイの4月号で中矢伸一先生が中国東北部(旧満洲)に新イスラエルができて、
イスラエル国民がここに移ってくるという驚愕の意見を書かれています。中矢先生は情報源に対
してかなりの確信を持っておられるようなので、正しい情報かもしれませんが、イスラエルに行っ
てきた実感から言うと、そんなことは絶対にありえないと思います。

 イスラエル外務省がストに入り3月の上旬から4月の上旬まで各国のイスラエル大使館が閉鎖
されたというニュースがネット上で飛び交いました。現在(4月15日)、日本のイスラエル大使館の
HPを調べてみると、4月3日にストが終わり現在は通常業務に戻っているという掲載がされてい
ます。このニュースでイスラエルが戦争を起こすのではないかという憶測が飛び交いましたが、
現地の感覚ではまったくそのようなことは感じませんでした。

 逆に3年前よりは明らかに緊張感は緩んでいました。今回のツアーには滝沢泰平さんも参加さ
れていたのですが、警備をしている人から見ればかなり怪しい格好をしている泰平さんは案の定、
入国する時に尋問されて別室に連れて行かれたりしていましたが、帰りには、実は出国審査の方
が厳しいはずなのに、彼だけ空港に入る時にパスポートチェックはされていたものの、ツアーのメ
ンバーであることが分かると、ほとんどお咎め無しで通過することができていました。

 3年前の時は、泰平さんに比べればはるかにまともだったにも関わらず(失礼しました)、同行者
の一人が裸にされるまではいきませんでしたが、それでも荷物は全部ひっくり返されるし、入念な
身体検査は受けるしで、やはり戦争と隣り合わせにいる国の緊張感が感じられましたが、今回の
体感としては形だけの警備をしているように感じられました。国境地帯や街中にも警備をしている
ライフルを持った兵士の姿が目立ちますが、今回は彼らからまるで緊張感が感じられませんでした。

 もちろん、緊張が緩んでいる時が一番危ないとも言えるので、ここから急に歴史が動き出すよう
な大事件が起きるのかもしれませんが、観光地はどこも聖地に巡礼する観光客であふれていまし
たし、イスラエルの経済状況も好調なようで、本当に素敵な旅を楽しませていただきました。

 今回の旅行が楽しかった最大の理由はガイドのバラさんの当意即妙なガイドぶりにありました。
バラさんこと榊原茂さんは1971年に神の啓示を受け、単身イスラエルに渡りました。そこから、波
瀾万丈の人生経験を経て、いまではイスラエルを代表する政府公認ガイドとして、他国人のガイド
仲間からも一目置かれて尊敬される存在になっています。ツアーの最終日にイスラエル博物館を
見学に行くと、アメリカ人ガイドから日本語で「バラ先生」と呼びかけられていました。

 詳細は分かりませんが、彼はバラさんを尊敬するあまり日本語を話せるようになったのかなあ、
と想像してしまうほどでした。それ以外にどこに行ってもバラさんは知られていて、怪しげな商品を
売りつけようとする客引きからアイスクリーム屋の親父さんにまで、声をかけられ、みんなと楽しく
駆け引きを楽しんでおられました。

 少し古い本ですがバラさんのことを書いた本『熱風の地に生きる』という本があり、アマゾンで
中古品を買えるようなので、バラさんの波瀾万丈の人生を知りたい方はぜひお読みいただければ
と思います。これは私の実感とも合致していますが、イスラエルという国は本当に人の動きをよく
見ている国です。湾岸戦争で、イラクからのミサイル攻撃を受けた時にほとんどの外国人が国外
に逃げたのですが、バラさん一家はがんばってイスラエルに留まる選択をしたのですが、そのこと
に対して、普通はユダヤ人以外にはめったに認められない永住権を与えてくれるというご褒美をも
らったことが書かれています。

 逆に言うと、少し睨まれたらインテリジェンス(スパイの世界と思えば当たらずといえども遠からず、
です)の世界では最高級のレベルにあるモサドが日本人のことでも徹底的に調べられる能力を持っ
ているということでもあります。それほどのことをしないとイスラエルという国は存続できない状況に
あるというのが実態なのです。

 今回は、言いたいことをほとんど書ききれませんでしたので、来週も続編を書きますが、世界は
平和に向かって確実に進んでいるということを、紛争の地イスラエルで感じてきたことは声を大に
してご報告したいと思います。





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