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今月のにんげんクラブ ~5月号~

花作家・花育家 森直子さんの作品と一緒に。.jpg        (花作家・花育家 森直子さんの作品と一緒に)
     

 この原稿は3月10日に書き始めました。春の兆しを感じ始める時期ですが、今日は
東京大空襲の日、明日は東日本大震災が起こった日だということを思うと、日本人に
とって春の始まりというのは、暖かな季節を前に、先人の思いを大事にしなければなら
ない大切な時期なのかもしれません。

 先日、私は久しぶりに靖国神社に参拝してきました。あわせて渋谷のNHKの前、渋
谷税務署の横にある二・二六事件の慰霊碑にもお参りをしてきました。政治的な問題
を考えると、私は総理大臣や閣僚が靖国神社に参拝することには反対なのですが、
国のために亡くなっていかれた英霊に私たち一般国民がお参りするのは正しいことだ
と思うので、皆さまもお近くに行かれた時にはぜひ靖国に行ってみていただければと
思います。

 最近私は、二・二六事件の総括ができていないことが、靖国問題をはじめ日本が中
途半端な状態にある大きな原因のような気がしています。私たちは戦前のことは、あ
まり楽しい事柄ではないのでしっかりと直視しないようにしていますが、三島由紀夫の
小説で、二・二六事件をテーマにした『英霊の聲』には、筆舌に尽くしがたい無念の想
いが描かれています。遠い昔の出来事のようですが、実はこの事件は1936(昭和11)
年、つまりたった78年前の出来事なのです。

 そして、冒頭述べた東京大空襲は1945(昭和20)年ですので、こちらはたった69年
前の出来事です。この先人たちの苦しみを見ないようにして蓋をしていては、私たちは
いつまでたってもここから先に進めず、先に進めなければ日本はいつまでたっても「普
通の国」にはなれないのではないかと、私は思っています。「普通の国」と言うと小沢一
郎さんが思い浮かぶかもしれませんし、軍国主義化を目指すととらえられてしまうかも
しれませんが、決してそうではなく、反省するものは反省し、主張するべきところは主張
する、そんな「普通の国」になりたいと私は思うのです。

 戦後の日本は、現実を直視せず経済だけに特化して、世界に冠たる経済大国になり
ました。バブル崩壊の後、失われた20年を越えて30年に向かってしまっている状況下
にはあるものの、それでも日本はとても豊かですし、東日本大震災のようなとてつもな
い災害に際しても、助け合いの精神を発揮して世界の人たちを感動させるだけの精神
的なすばらしさをまだ残しています。

 ただ、前述のとおり、おそらく1936 年頃から私たち国民は、現実を直視しないで進ん
できてしまいました。いま戦後の現実を作ってきた絶対条件である、圧倒的なアメリカの
力が相対的には随分弱くなってきたことを考えると、これまで現実を抑圧してきたことの
ツケが噴き出してくることは容易に想像できます。

 日本が「普通の国」であれば、総理が国内の神社に参拝に行くことが問題になることは
まず考えられませんが、日本は敗戦国であり、ポツダム宣言や東京裁判を受け入れて
戦後体制をスタートしています。いかなる事態も、マクロにはミロクの世の方に向かって
いるので構わないのですが、もしここで日本も感情的に反発して中国や韓国だけではな
く、アメリカをも敵に回してしまうようなことになれば、日本はまた1945 年のような悲劇に
見舞われしまう可能性が高くなります。

 にんげんクラブの会員の皆さまのような意識の高い人は、大丈夫な確率が高いと思う
のですが、私たちの親しい人がそんな目に遭うかもしれないと分かっていて、それを黙っ
て見ているのは、私は嫌です。回避するためにできることは、何でもやりたいと思います。
辛い作業ですが、現実を直視することができれば、そんな戦争は避けることができるかも
しれませんし、本当に集合意識を力強く使うことができれば、天変地異であっても避ける
ことができるかもしれません。私は今後、そのような活動をしていきたいと思っています。

 父が亡くなった直後は、今年のにんげんクラブの活動は、舩井幸雄を偲ぶというテーマ
で進めていこうと思っていたのですが、父がそんなつまらんことはやめて、もっと前向きな
テーマで進めていけとアドバイスをくれているように感じています。舩井幸雄を偲ぶのも
いいのですが、それならそれが前記のように、本当の意味でミロクの世を作るための活
動につながっていくことをやらなければならないのだと思います。

 例えば、11月1日、2日に開催させていただくことになった、舩井☆SAKIGAKEフォーラム
では、ご参加いただいた皆さまから「私の人生を変えた(舩井幸雄の)1冊」を募集したいと
思っています。それを集めていくと、皆さまが舩井幸雄からどのような影響を受けたのかが、
明らかになります。そして、それを総合していくことで、皆さんの力で何をすればミロクの世
ができていくかが明らかになると思うからです。

 また、ボトムアップの舩井☆ SAKIGAKEフォーラムにしたいので、講師の自薦他薦を皆
さまからいただき、私たちだけでは思いつきもしないイベントに昇華させていきたいとも考え
ています。

 舩井幸雄はいろいろな本物の先生を世の中にPR していくことに天才的な能力を持ってい
ました。それを今後は佐野浩一や私が担っていかなければならないのですが、正直に言うと
ふたりともまだまだ力不足です。そこで、このイベントそのものにその機能を担わせてしまお
うと思っているのです。

 具体的には、WEB上で講師を推薦していただく機能を作って、その人たちを選挙で選ばせ
ていただくことにチャレンジしていきたいと思っています。ただ、やはり舩井幸雄の想いを伝え
るという意味でも、佐野浩一や私の主観も大事にさせていただきたいのです。
ですから、パシフィコ横浜で講演をしたいと思う方は、ぜひ非公式な形で私たちに繋がるツテ
を探してみてください。

 世の中を動かしているのは人と人とのつながり、人脈です。信用する方からの紹介で、私た
ちは人脈を広げて行くもので、それは舩井幸雄も同じでした。紹介するというのは大変な責任
を伴うので、紹介者があなたのことを信用していなければ、いい紹介はしてくれませんし、だか
らこそ紹介の力はとても大きいのです。にんげんクラブの支部代表や本物研究所の地域の代
理店の人を通じて、ぜひ私たちにアプローチしてみてください。

 選挙と言っても私たち運営側は決して上から目線になることなく、謙虚さを忘れず皆さんと
同じ立場で良い世の中づくりをしていくことを、肝に銘じたいと思っています。難しいチャレンジ
ですが、それでもいま始めていかなければ、あまり良い未来はやってこないと感じています。
心して進めていきますので、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。



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