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インドの山奥で

 いま、インドのリシケシという聖地の郊外の山の中の村にある、ティタリハウス
(蝶の家)でこの原稿を書いています。このティタリハウスに滞在して今日で5日
目になります。携帯電話は通じますがインターネットの環境はありません。テレビ
やラジオはなく新聞も読みませんので、外界で何が起こっているのかまったく分
からない状態です。

 今回はにんげんクラブの会報誌でも募集させていただいたリシケシ・アユル
ヴェーダ・パンチャカルマ体験ツアーに参加してここに来ています。パンチャ
カルマはインドの伝統的な医療であるアユルヴェーダのデトックス(毒素排泄)
療法です。日本でも受けられるのですが、今回のツアーの主催をしてくださって
いる加瀬恵の実さんの強いすすめもあり、インドの聖地までやって来ました。

空港.JPG

 他のツアーのメンバーはリシケシのホテルに滞在して、毎日治療を受けに通って
いるのですが、私だけ特別にティタリハウスに滞在させていただいて、セラピストに
この山の中間で毎日通っていただいて治療を受けさせていただいています。
それだけでもとても贅沢なのですが、ドクターが毎日朝6時にわざわざ通ってきて
下さり、ヨガの指導や散歩をしながらアドバイスをくれるという、信じられないような
すばらしいコースになっています。


ホテル.JPG


 私たちが受けているパンチャカルマのコースは7日間のコースで、だいたい2/3
が終わったことになります。パンチャカルマの治療は初日にドクターの診断を受け、
それによって一人ひとり異なるのですが、だいたい最初の3日間はアビヤンガとい
うオイルマッサージを受けて、そのあとシロダーラというオイルを頭部にかけ流して
もらうとても気持ちのいい治療をしてもらいます。

 私はあまりの気持ちよさに毎日眠ってしまい、セラピストから「いびきをかいてよく
眠っていたよ」と笑われてしまいました。多分、眠ってしまっているだけでしょうが、
本人は何かとても気持ちがいい至福の世界に迷い込んだような感覚になっていま
す。このあと、スチームつまりサウナのようなものに入ってトリートメントは終了です。

 実は、ここまでのコースは加瀬さんが東京でも受けさせてくれます。ほとんど裸で
受けなくてはいけないので通常は女性限定なのですが、小川社長や私は特別に
受けさせてもらったことがあります。やはり、シロダーラを受けているととっても気持
ちよく、その時も眠ってしまいましたが、加瀬さんによると「無意識の世界に飛んで
いましたよ」ということで、それも最初に受けた時よりも2回目3回目の方がその時間
が長かったようで、だんだん純粋な世界に近づいているのかもしれないと言ってもら
いました。

 最初の3日間は、午前中にこれを受けて後は何もすることがないので、瞑想をした
り本(私は何と12冊も本を持って来ました)を読んだりして過ごします。ランチの後は
軽い散歩をしたりはしますが、とても静かな毎日を過ごしています。ティタリハウスに
はニティーシュという私の世話をしてくれる男の子が一緒に泊まりこんでくれて、年を
聞いたら23歳ということで、若い人にはこの何もない生活はちょっとかわいそうな気
もしますが、とてもよく世話をしてくれています。

 最初の3日間は準備期間で4日目から本当の処置が始まります。4日目には今回の
中心的な治療である下剤療法を受けました。この下剤療法をヴィレチャナと呼びます
が、朝、ドクターから下剤を処方されて飲みます。そして、この日は朝食と昼食を抜く
断食の日で下剤を飲んでから3時間ぐらいでトイレに行きたくなりました。それから
4時間ぐらいかけて都合5回トイレに行きましたが、その後はとてもスッキリした気分に
なりました。

 人によって違いはあるそうですが、加瀬さんによると日本でパンチャカルマを受けた
時はこのヴィレチャナがとてもつらかったそうですが、ドクターマウルヤのパンチャ
カルマは身体に負担をなるべくかけないようによく考えられているそうです。それでも
やっぱり4時間も下痢の状態が続くのはとても大変でしたが、おかげで身体はとても
スッキリしたように感じました。夜には軽い豆のスープだけを飲んで早めに就寝しまし
たが、いつになくとてもよく眠れて快適に眼が覚めました。

 そして5日目の今日はナスヤムという鼻に点鼻薬を入れる療法を中心に耳と口内を
きれいにする治療を受けました。これは脳内をきれいにするという意味があるそうで、
おかげで頭がとてもクリアになったように感じています。私の都合でこの時期にインド
にやってきたのですが、ちょうと8月5日がヒンズー教の大事な巡礼の日に当たってお
り、聖地リシケシはオレンジのTシャツを来た大勢の若い男性の巡礼者であふれてい
ました。そんな外界の喧騒とは無関係な静かな日々を楽しんでいます。

 今回はここまでにしますが、来週のこのレポートでも続きとその他のインドについて
感じたことを書かせていただきたいと思います。



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