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にんげんクラブの皆様こんにちは。熱海のこだまゆうこです。
熱海では、梅の花が満開に咲いています。
今は花粉症の方にはちょっとつらい季節になってきましたね。
野山の花々や桜が咲いてとっても美しい季節ですが、花粉症持ちの私にとっては、この季節は一年で一番不調な時期でもあります(苦笑)。
できれば薬に頼らずに、良い対処法がありましたら、教えてくださいませ^^。
さて、こんな不調な時期にありがちなのが、身体だけでなく心の不調和です。
今日のブログでは、ちょっとネガティブな時の心とのつきあい方を書こうと思います。
と言っても、たいそうな方法でなく、単なる気持ちの切り替え方です。
ネガティブになることが日頃からない方は、読み飛ばしてくださいね^^。
なんだか身体が元気じゃないなぁって時は必ず、心もなんだかソワソワとしはじめます。
私の場合は、いくつもの締め切りが重なったり、確定申告の書類整理をしなくちゃ、とか慣れない作業に重い腰を上げようと思ったら(苦笑)、身体じゅうが石で固まってしまったのじゃないかしら?なんて思ってしまうほど、心と身体が言うことを聞いてくれないときがあります^^。
また、これといった悩みもないはずなのに、前にも後にも進めない、そんな心理状態になってしまうことが、文章を書いているときには時々あります。
(ちょうど昨日そんな心理状態になりました・笑。年に数回定期的にやらかすので、職業病かもしれません^^)
そんな状態になったときの私は、家に一人でいるときに、床にうずくまってみます。
正座のままお辞儀をして、頭を腕と床で抱え込むような格好をしていると、なんだか胎児に戻ったような気分になってきます。そのままの状態で目をつぶってひとしきりボーっとしてみて、落ち込んだ心にトコトンつきあいます。
泣きたかったら泣くし、呻きたかったら呻いてみます。
そして十分にボーっとして、落ち込んだ心につきあった後に、
「このままの私でもいいから、1ミリだけ進んでみよう。1ミリでも進めたらそれでいいじゃない。」と思うことにしています。
どうせ動いても、動かなくても、今より悪い状態にはならないんだから、1ミリだけ動いてみよう、と。
その1ミリとは、落ちているゴミを1つ拾うだけでもいいし、文章だったら一行書くだけでもいい、誰かや何かのためになって、その時考えられる一番簡単で一番出来そうなことを、たった一つだけでいいからやってみるのです。
普段だったらすごくつまらないささいなことかもしれないけれど、今日の自分はそれが出来たら、100点満点だ!と自分を全部肯定するのです。
一つやってみると、「今の自分は最低な状態かもしれないけれど、少なくともさっきの自分よりは1ミリくらいは人のためになった。」と思えるようになります。
そうやって少しずつできることをやっていくと、一ミリ、またもう一ミリ、と少しずつ身体も動くようになってきて、その後うまくいけば流れにのってスムーズに普段どおりの仕事にとりかかることができるようになります。
それでも上手くいかなかったら、またどん底の心にしばらくつきあって、気が済んだらまた1ミリ進もうと思う、を繰り返してみます。
だいたいは、動けなくなるような時というのは、たいそうなことをやらなくちゃいけないと深刻に思いこんでいるので、もっともっとハードルを下げればいいのです。
「1ミリだけ」とこれ以上にないくらいハードルを下げると、どれだけめんどくさがりの私でも、まぁ動いてみようかな、と思えるので不思議です。
ムリして明るくふるまおうと思わなくてもいいし、がんばろうともしないでいい。最低な気分のままで「気分は最低だけど、そんな自分でも1ミリは進めた。おお!やればできるじゃん。すごいじゃん。偉いじゃん。」と自分に都合よくできたところだけを見るようにしています。
こうして1ミリ1ミリ、もぞもぞと芋虫のように前進していれば、いつかは蝶のように飛び立てる日がきっとやってきます。
最低だった気分もいつしか(花粉のない)春の日のうららかな午後のように、さわやかで優しい気分になれるはずです。
以前は心がふさぎがちな時はいろいろと気分転換をして気を紛らわせていましたが、その時の自分にできることを、できるぶんだけ、焦らずにコツコツとやっていくのが、結局は心が晴れる一番の近道なのかなぁ、と最近は思うようになりました。
読者の皆様はこんな状況になることは少ないかもしれませんが、もしもネガティブな気持ちで動くのがおっくうになってしまったときは、ぜひ「一ミリだけ」を思い出してみてくださいね。