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皆さん、こんにちは。映画監督の白鳥哲です。
私は、昨年五月に福島県飯館村に映画「フクシマ」の取材で行ってました。
飯館村はご存知のように計画的避難区域になってます。全村民が避難しなければならない。
自分達の生まれ育った故郷で暮らす事も、帰る事も出来ない・・・。
ガイガーカウンターを持って入村したのですが、警報音が鳴りっぱなしで毎時5マイクロシーベルト。
基準値を大幅に上回る値を示していました。
私の体感覚では、肌がじりじりするのが感じましたし、舌の奥がじりじりするのも感じました。
私はあの時、つくづく思いました。
人間は地球に対して大変な事をしている・・・。犯罪行為を私達は地球に対してしているのです。
そして、私達人類は変わらなければならない、そう思ったのでした。
それ以来、どうすれば解決し、蘇らせる事が出来るか・・、考えてました。そうした折に、
EМの比嘉照夫教授が飯館村に入村した五月にEМ菌による実験が開始されたのを知りました。
その結果、大変驚くべき結果が出てます。
5月13日に2万ベクレルであった値が、7月17日には5千ベクレルまで下がっていたのです。
2ヶ月で4分の1まで減少したのです。通常放射性セシウムの半減期は30年以上と
言われていますので、30年以上かけて達成する内容をわずか2カ月で達成したのです
(チェルノブイリ事故の被害を受けたベラルーシの予備実験でも放射線の値が低くなる事が
測定されています)。
EM菌については、多くの方々がご存じだと思いますが、簡単にご説明します。
人間の腸内には100種類、100兆個の微生物がいるとわれています。もちろん、
腸内のみならず全ての環境は微生物達の働きで成り立っています。
そうした微生物の中で、酵母菌、乳酸菌、光合成細菌と言った有用微生物の複合体を
EM(有用Effective微生物群(Microorganisms))と言います。中でも光合成細菌は、
最も古参の微生物で地球が高温でメタンガスやアンモニア、硫化水素、炭酸ガスに
満ちていた頃、それらの物質を取り込み、水や酸素、大気に変えていった微生物達です。
彼らは、有害な放射線をも有効化します。乳酸菌、酵母菌はヨーグルトなどのように
発酵させ酸化とは逆の作用を起こしていきます(抗酸化作用)。
これら有用微生物達が、放射能をも無害化させていくのです。ほとんどの生命が酸化して
崩壊に向かう中で、彼ら微生物は「蘇生化」させていくのです。
また、微生物の中の六割が「日和見菌」と呼ばれ、勢力の強い方になびく性質があります。
EM菌などの勢力が強くなると、日和見菌達も蘇生に向かって働き始め、病原菌などを
抑えていくようになります。
逆にウェルッシュ菌などの悪玉菌の勢力が強くなると、六割の「日和見菌」達もなびくように
なります。微生物達のあり方が全体に影響するのです。そして、EM菌は、「非イオン化現象」と
言って静電気などを発生させなくなります。パソコンや電荷製品をEMで拭くと埃が付きづらく
なるのです。
また、高温で密閉された条件で光合成細菌などは繁殖するのでセラミックにもEM菌が
埋め込む事が出来、コンクリートやプラスチックに入れるとダイオキシンも発生せず、
電池能力が20~30%アップするのです。
環境を浄化するだけでなく、現行の物質文明にも適合する事を考えると大変、
有用な技術がEMなのです。
今、地球環境は待ったなしに破壊が繰り返され、放射能やダイオキシンが撒き散らし
続けています。
私達は次に続く世代のためにも「蘇生」へ向けて動きださないと手遅れになります。
母なる大地を蘇らせなければなりません。
今、こうした思いからある映画の企画が進行しています。そのお話についても
いずれどこかでしていきたいと思ってます。
いずれにしても、「祈り」の意識の力と同時に具体的な行動が即求められていると
感じてます。
蘇生に向けての行動を起こさなければ間に合わなくなるのです。