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スティーブ・ジョブズ

皆さん、こんにちは。映画監督の白鳥哲です。

この10月5日、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。
彼は「Macintoshマッキントッシュ」と言う世界をリードするパソコンを生みだしました。
その後、自ら作った会社の役員から全ての職をはく奪され、一度はアップル社を追い出されました。

しかし、その後アップル社の業績不振を受けて、CEOに復帰し、
最近では「Ipad」「iphone」などのヒット商品を生みだしました。
 
私は以前から彼の生き方に深く共鳴していました。
彼が2005年6月にスタンフォード大学で述べたスピーチに次の言葉があります。

「ハングリーであれ。愚かであれ」
 
夢を実現していくためには、常に、渇望するぐらいの「熱」が必要です。
「情熱」が必要です。一つのテーマに「愛」を注ぎ続ける力が必要です。
 
 
私も映画を作る時にそれを大事にしています。と同時に、「愚かである」必要もあるのです。
人はとかく利口に成りたがるのですが、他にない発想力は「愚か」に成った方が、
物凄い発想が生まれます。
別な言い方で言えば「ゼロ」であった方が新たなアイデアが降ってきます。

人は、モノだったり、名誉だったり、地位だったり、経験だったり、多くのものを持てば持つ程、
利口には成りますが、何も生み出せなくなっていきます。
 
全てを捨ててまっさらな子どものような無垢な状態の時に斬新な発想だったり、
アイデアが降ってくるのです。常に、全てを捨ててゼロの状態に成り続ける事を
目指したいと思っています。
 
 
また、ジョブズ氏は常に、世界中の人が幸せになるためにその発想を持ち続けていました。
世界中の人々が幸せになれるものを提供したいと考えた人でした。
ライフスタイルそのものを提供したいと考えたのでした。

世界中の方々に多大なる影響を与え続けているスティーブ・ジョブズ氏の
ご冥福を心からお祈りいたします。
 
 
また、今週は映画「祈り」のロケハン(ロケーション・ハンティングと言いまして撮影前に
ふさわしい場所を探しまわる事)、調査、準備作業などに追われています。
映画を作る作業は、皆さんが想像する以上に時間と労力がかかります。

例えば、今週ずっとやり続けている作業は、映画の主人公村上和雄先生の人生を
再現するために、生まれ育った場所の調査。当時のご自宅の様子。
そこで使われたもの、習慣、言葉、時代、食べ物の調査。
研究時代に使われた器具、研究の仕方、発見をするまでの細かい過程、当時の様子、
当時関わった人々の聞き取り・・・。
 
出演する俳優のキャスティグ、背景に登場する人物達のイメージ、衣装、道具、人生・・・。
細部にわたって行います。

と同時に、映画作りは経営的な側面も大事です。全体の予算管理。対外交渉。
関係各機関への協力の依頼。完成後の提供先、その番宣、宣伝戦略・・・。
 
それらを与えられている予算の範囲でやらないといけません。
そこでは、芸術的にはしたくても、予算上出来ない。
芸術性と経済性という相反する立場をまとめて融合していかないといけません。
これらを同時にこなしていきます。
 
 
映画の調査で筑波大学名誉教授村上和雄先生とお話しました。
村上先生が高血圧になる物質レニンを発見していく過程の様子を細かくお聞きしました。
 
レニンと言う物質を腎臓から取り出すのですが、取り出すためにはおとりとなる物質を
探さなければいけません。しかし、その物質が強すぎても離れなくなってしまうし、
弱過ぎても捉える事が出来ません。

その単純作業を延々と繰り返すのです。それこそ「祈り」に似た強い情熱がなければ
出来ないのです。そのお話を聞きながら「情熱」の大切さを改めて認識しました。
そして、その作業が多くの人々の調和を願ってのものだと必ず援助が来るのです。

私は、多くの「人間」の幸せだけでなく、全ての生きとし生けるものが愛と調和の方向に
向かうような仕事がしたいと常々思っています。
 
そして、命の力を燃やし続けたいと思っています。
 
 



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