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カルマを解消する

こんにちは、船井勝仁です。
 
NHKのBSプレミアムで「空海 至宝と人生」という番組をやっていました。
 
日曜日に放映されたものを観たのですが、空海が憤怒の明王の仏像をつくらせた意味が
作家の夢枕獏さんの解説で分かりやすく放映されていました。
 
京都東寺の講堂の中に空海が表現した立体曼陀羅。
前回のブログでお知らせしたように、上野の国立博物館でそれらの国宝に指定されている
仏像を観てきたばかりなので余計に理解を深めることができました。
 
この番組は再放送もあるようなので、ぜひご覧いただければと思いますが、
大日如来を中心とした5体の如来像と5体の菩薩像、それに 5体の明王像、
さらには東西南北を守る四天王、そして東西を守る梵天と帝釈天という21体の仏像で
おりなした立体曼陀羅、つまりこの世イコール私たちの心を立体的に表したという図は、
博物館で見た仏像を思い出しながら、考えさせられることがいっぱいです。
 
いまの地獄のような世の中を統べていくには、完璧な如来像や、慈悲の心を持っている
菩薩像だけでは足りずに、怒りの心、それも憤怒の怒りの心を持っている激しい明王像の
存在が絶対に必要だという宇宙感は密教の世界にあっても弘法大師空海だけが持ちえた
宇宙感かもしれません。
この時代に生きなければいけない私たちの強烈なもののあわれが表現されているようです。
 
 
イスラエルのマサダの要塞を訪れたとき、この要塞を攻めている自分がいることを
思い出したような気がしました。
 
戦略的に考えるとこんな小さな要塞ひとつぐらいを目の敵にして攻め落とさなくても、
多分問題がなかったのだろうと思いますが、宗教的なのか、あるいはもっとこの世を
統べていくための根本問題としてこの要塞の存在を肯定することができなかった理由が
ローマ側にあったのだと思います。
 
だから、とても不合理な戦いであり、立てこもっていた人のほとんどすべての人を
自死に至らせてしまったという悲惨な戦争をすることになりました。
 
私は、この要塞ではほとんど居たたまれない気持ちで過ごしました。
普段はめったに現れないという小鳥がいたのですが、まるで監視をされているようです。
そして、なぜか「謝れ!、謝れ!」と言われているような気がしていました。
 
tori.jpg
 
心の中でずっと謝っていると、ある時赦しが得られた感覚がしました。
シュメール文明から続いてきた、一握りの人が世界を統べていくやり方は
そろそろ終わりにしなければならず、その一握りの人が持っていた世界の運営の秘密を
公開して、それを使ってすべての人が幸せに暮らしていける新しい統治の方法を
創り上げていくべき時代が来たのだと思います。
 
 
久米島に行った時も、そこで戦争ばかりしていた自分を思い出したような気がしました。
私はずっと一握りの世界を牛耳ってきた側にいて、みんなが平和に暮らしていける時代を
作ろうとしてきた父である船井幸雄の邪魔ばかりしてきたように思います。
 
そんな時代がこの2011年、2012年まで続くことがわかっていた弘法大師空海が
そんな世の中を本当に癒すためにはどうしても必要な明王像をも使って
立体曼陀羅を作られたのだと思います。
 
これからは明王像が要らない女性性の時代をつくり上げなければいけません。
しかし、そのための第一歩は、私たちの精神性がそれに会うだけの高いものに
ならなければなりません。
 
カルマを抱えていては、新しい時代に行けないのです。
自分のカルマに気がついて、それを解消していくことが新しい時代に生き残っていくために
最初にしなければいけないことなのだということが分かってきたような気がします。
 
 
ogawashi.jpg
左から 小川雅弘氏、船井勝仁
 
 



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