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こんにちは、船井勝仁です。
先週のにんげんクラブ関西大会にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
震災の影響もあるのでしょうか、参加してくださった皆様の意識が高いこともあり、
各講師の講演やワークを通じて本質の世界を覗き見ていただくことができたのでは
ないかと思っています。
いま一番大切なことは漠然と過去の延長線上に未来が自然にやってくると
考えていると上手く生きていけなくなったことを理解することです。
未来からものを考えるためには、本質をのぞき見ることがどうしても必要になります。
そこで、今回は試みとして「ザ・よりあい」に挑戦しました。
よりあいの様子
何人かの方からご指摘をいただきましたが、普通はよりあいが成立する条件として
①少人数であること、
②人間関係があらかじめできていること、
③時間が無制限であること(もしくは長時間であること)、
等が絶対に必要な条件です。
関西大会の「ザ・よりあい」はどの条件も当てはまっていませんでしたが、
それを補うために会場の空気を溶かしておく試みをやってみました。
ペガサスさん、佐野浩一、山岡尚樹先生のお話しやワーク、そして極めつけとして
レノンリーさん率いる武藝団の演武と皆様の頭をゼロにするだけの前準備を持って臨んだのです。
レノンリーさん達演舞の様子
会場の空気を溶かすためのもう一つの大きな方法は良い環境を整えることです。
先週のブログで紹介した1週間前に開催した「女性の時代」のセミナーでは、
目黒雅叙園のシャンデリアがたくさんある豪華な部屋で王侯貴族が座るような
豪華なソファーに座りながら対談をさせていただく形になりましたが、
これは主催者であった松田一完さんがそのような雰囲気が参加者を本質的な
世界に行くためにはどうしても必要だということを分かっていたのだと思います。
「女性の時代」の時は、先週書いたようにとても難しい問題に対するご質問をいただいた時、
松田さんがごまかすことなくストレートにその質問を受けとめ真剣に答えていた時に、
会場に一種の合意が生まれ会場全体が軽い至高体験を一緒に体験することができたと
感じました。
いま、私が多くの皆様がお集まりいただいた時に、求めているのはこの体験を
共有させていただくことなのです。
「ザ・よりあい」では、最後にとても本質的な質問をしていただいた時に、
少しだけその雰囲気を味わえたのでは思います。
いろいろなご意見をいただき、反省すべき点も多くありますが、この試みは続けていきたいと思います。
関西大会では、にんげんクラブ会報誌6月号で佐々木重人さんが紹介してくれることに
なっている、宮城県石巻市の㈱木の屋石巻水産さんの多くの被災者の命を救うことに
なったいのちの缶詰の販売をにんげんクラブのブースでさせていただきました。
100万個以上の缶詰が流出したり、津波をかぶって泥まみれになってしまったのですが、
木の屋の社員さんや、この話を聞いたボランティアさんが1つ1つ丁寧に缶詰を洗い、
それを販売して義援金にしています。
第二講演の始まる前の予ベルを鳴らした後に、少しだけそのお話を会場にて
させていただいたところ、佐々木さんがもってきてくれた200個の缶詰が
あっという間に売り切れてしまいました。
木の屋石巻水産の木村隆之副社長や佐々木重人さんを中心に世界でも有数の漁場である
三陸地方の漁業、水産加工業を再興するための、一般社団法人三陸海産再生
プロジェクトが来月の初めには立ち上がる予定ですので、ぜひご参加ください。
いろいろあって、正直とても疲れた関西大会でしたが、懇親会の時に皆様に励まされ、
また、いのちの缶詰で気持ちが一体化できたことがとてもよかったと思っています。
また、7月の福岡大会では希望の光をテーマに違うコンセプトで私たちがいまできること、
いまやらなければいけないことは何かについて考えていきたいと思っています。
ぜひ、ご参加ください。よろしくお願いいたします。