« 前の記事を読む | BLOGトップ | 次の記事を読む »
にんげんクラブの皆様こんにちは。ドイツ在住のこだまゆうこです。
日本では、今年一番の大雪が降り、厳しい寒さに見舞われているそうですが、
いかがお過ごしでしょうか。
こちらドイツでは、12月にずっと大雪が降っていたのですが、1月に入ってからは、
暖かい日が続いています。つい3週間ほど前まで「東京は10度以上あるんだって。
それに比べてドイツは・・・・暖かいっていいねえ。」と言っていたのが、逆転してしまったようですね。
さて、今回は日月神示のマンガをたまたま読む機会があったので、
ご紹介させていただきたいと思います。
皆様は、桑田二郎さんという有名な漫画家をご存知でしょうか。
私の年代では世代が違うので、存じていなかったのですが、平均年齢層が若干高い
にんげんクラブの会員様ならば、ご存知の方が多いかもしれません。
『月光仮面』『まぼろし探偵』『8マン』などの超ヒット作を次々と生み出された天才です。
桑田さんは、1935年生まれ、病弱なお父様の代わりに、13歳から漫画家として
一家の生計を支えてきました。描線の美しさは手塚治虫さんの双璧と言われたほどで、
病床の手塚さんに代わって『鉄腕アトム』の代筆を務めたこともあるそうです。
次々とヒットを生み出す一方で人気商売の無常さに心は乾き、42歳で少年漫画から身を引きます。
二度の離婚、放浪のはてに精神世界と出会い、瞑想と仏典研究に入り、50歳のときに書いた
『マンガで読む般若心境』が爆発的に売れました。その後は、『マンガで読む論語』や
『宮本武蔵―五輪の書』などを次々と発刊されています。
さて、日月神示のマンガのタイトルは、『言霊〜ひつく神示を読む』です。
じつは、この本を手にしたきっかけは、2月号のにんげんクラブ会報誌で、
幸塾の専務理事であり、㈱コスミックフォーラム代表取締役である大下伸悦さんと、
船井勝仁の対談の編集をすることとなり、その対談の主なテーマが『言霊』だったために、
下調べとして言霊に関する本を数冊アマゾンからとりよせました。
その中の一冊がこの本でした。そのマジメな表紙からは、想像もしていなかったのですが、
開けてビックリ!なんともわかりやすいマンガ入りの「日月神示」についての解説本だったのです。
もちろん、日月神示は、自分で何度も読むことが何より大切なので、
毎日のように読まれている方には、この本はあまり必要ないかもしれません。
しかし、日月神示はその人の御魂相応に読めるそうなので、他の人がどのように
解釈をしているのか、気になるところでもあります。
今までの人生で様々な学びをされてこられ、古事記や仏教にも詳しい桑田さんの解釈は、
目からウロコの、今まで気付かなかったヒントが山ほどありました。
また、大下さんと船井勝仁の対談は、言霊についての部分がじつはとても難しかったのですが、
その資料としても、桑田さんの考え方は非常に参考になりました。
びっくりするのは、本書は今から18年も前の、1993年に書かれた本であることです。
ノストラダムスの大予言の年、1999年も過ぎていない時だというのに、このようなマンガが
すでにあったことが、私には驚きでした。
大下さん、船井勝仁の意見と、桑田さんの意見では、共通する部分が多くあり、
また違う意見を述べているところもあります。
うずの右回りと左回りの解釈が、少し違うような気もしました。
しかしよく考えてみると、仮に竜巻型の右回転のうずがあったとして、それを人間の目で
地上から見たら右回転だけれども、神様の視点で上から見たらそれは左回転のうずなので、
結局は右でも左でもどちらでもいいと思います。
大切なのは、右か左かの解釈でなく、左右のバランスがとれていることなのだろうと思います。
日月神示は、言葉が古いため、読むのがなかなか難く、ご家族やお友達などに
気軽には少し勧めづらいかもしれませんが、この本でしたらマンガ入りですから、
きっと中学生でも充分に読めると思います。
桑田さんは、自らをマンガで「ダメジロー」として出演させ、道化を演じながら、
日月神示の教えの大切さを説いていきます。
本当はとてもマジメなことを言っているのですが、ダメジローのひょうきんなキャラクターが、
時々笑いを交えて、最後まで楽しませてくれます。
本書を読んだ後は、今まで少し難しかった日月神示を読むのが、さらに楽しくなりました。
お子さんにまずはこのマンガを読ませ、その後は親子で日月神示の朗読、というのも
楽しいかもしれませんね。
この本は、三巻シリーズなのだそうですが、一巻しか買わなかったので、
今急いでニ、三巻をとりよせているところです。ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
(写真だけでも、ドイツっぽくしてみます・笑。有名なケルン大聖堂です。)
(巨大な建物は、うまく写真におさまらないほどです。)