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皆さまこんにちは。㈱船井本社の相澤です。
船井は、「意思決定の原則は、『迷ったことはやらないこと』」だと言います。
船井はどんなに、周りの人に「こうした方がいいですよ」と言われても、
お医者さんに「この薬を飲みなさい」と言われても、自分で納得したこと以外はしないそうです。
自分で納得して決断していれば、結果を人のせいにすることはありません。
私は自分の決定になかなか自信を持てないことが多いので、
船井を見ていると自分を信じて生きていてすごいなと思います。
以前、船井はある結婚を迷っている女性から質問をされたことがあったそうです。
その女性は、二年も付き合っている男性と結婚を考えながら、相手の不実な行動に
疑問を感じていました。
その女性の質問に対して、船井は「心から進んでできないようなことはしないほうがいい。
迷うのであればあっさりおやめなさい」と答えたそうです。
自分がワクワクしていることだけをしていけば間違いないのですが、
心が少しでもざわざわするような時は、やめたほうがいいそうです。
アタマで考えると、『こうした方が得をする』等いろいろな理由や理屈をつけてしまいます。
はじめに感じたことに理屈をつけて無理やり自分を納得させようとすると
判断を誤ることがあります。直感の方が正しかったという経験をされたことがある方も
多いのではないでしょうか。
アタマで考えるよりも、自分の心に正直になり心から湧き上がってくる思いに
耳を傾けることが大事なのだそうです。
なぜか気持ちが進まない…というのは、自分の良心からのメッセージなのかもしれません。
よく「自分の胸に手を当てて考えよう」と言いますが、これは本当に正しいように思います。
自分のハートに聞いてみる。ハートというのは自分の中にある良心で、
良心は、自分にとってよいことや、自分の本当の気持ちを知っているのだと思います。
アルツハイマーなどの認知症の研究で、このような学説があるそうです。
認知症の症状は、過去に自分が達成できなかったことを、達成しようとしている
心の動きではないか…という説です。
人には戦争や人間関係、幼いころの経験やいろんな状況などで、本当は実現したかったが
実現できなかったことがあります。
そのような心のもやもやが心の中にずっと残っていて、その人の死期が近くなることで
いつしかそれが表層に表れ、心が本来、本当に欲しがっていたものを得ようとする
心の動きからの行動なのではないかということです。
もしも、自分も気づかないところで、傷ついてしまったり、心にもやもやが残ってしまう
ことがあるのだとしたら、やはり自分の心に正直に自分の良心に従って生きることが
大切だと思います。
船井は自分の長所を見つけるには、「自分が何が好きか」「何が得意か」
「どんなことにワクワクするか」自分に問いかけることだと言います。
自分の心の声に耳を傾け、良心に従うことが、自分を幸せにするようです。
そして、それが周りの人の幸せにもつながるように思います。