« 前の記事を読む | BLOGトップ | 次の記事を読む »
にんげんクラブ会員の皆様こんにちは。ドイツ在住のこだまゆうこです。
日本の多くの会社もそろそろお盆休みに入る頃かと思います。
こちらドイツでは、一年間に最大6週間ほどの休日をとる権利が、すべての人にあるそうなのですが、
今のバカンスのシーズンでは、2週間、3週間と長めの休暇をとるのが当たり前、長い人では
一ヶ月以上連続して休暇をとるそうです。まるで小学生の夏休みを思い出します^^。
4月にこちらに来てから、「今年のバカンスはどこへ行くの?」と何度聞かれたかわかりません。
それだけ休んでも、誰からも咎められることのない生活は、日本で勤めておられる方には、
まるで夢のようなお話ですね。
さて、前回のブログでお伝えしたとおり、本日はイギリスでのレポートをお送りいたします。
イギリスでは、現在ロンドンにお住まいのマンガ家赤池キョウコさんにお会いして、
ロンドン市内など様々な場所をご案内いただきました。
イギリス到着後二日目には、アンダーソンバスツアーというツアーに赤池さんと一緒に
参加させていただいて、ロンドンから車で通常3時間ほど(当日は渋滞で到着まで
4時間半ほどかかりましたが)の、スピリチュアルスポット巡りに行って参りました。
ここでは、イギリスのイヤシロチ、スピリチュアルスポットについて、レポートしたいと思います。
ロンドンから、渋滞を抜けおよそ4時間、まず訪れたのは、グラストンベリーです。
イギリスには、日本と同様、気の集まるスポットが、いくつかのレイライン上(龍脈とも言います)に
あります。中でも、有名なのが、セント・マイケルズ(ミカエルズ)・レイライン。
ここグラストンベリーは、セント・マイケルズ・レイライン上にあり、イギリスの数あるパワースポットの
中でも、もっとも多くの人に注目されているところだそうです。
(といっても、じつは私は今回行くまで知らなかったのですが・・・・)
グラストンベリーは、イギリスで最も有名なパワースポット、と言われるだけあって、
町全体が不思議な雰囲気を醸し出していました。
それというのも、ここは小さな町なのですが、メインストリートが、なんとほとんどすべて、
スピリチュアルグッズを扱うお店なのです。
各種クリスタルや、スピリチュアル本ばかりの本屋さん、カバラや密教などのグッズを扱うお店、
チャネリングで占ってくれる宿屋など、スピリチュアル好きな人間としては、楽しすぎてヨダレが
出そうな場所でした。(一緒に無理やり連れられて行った主人は、じつに楽しくなさそうでしたが・笑)
(こちらがグラストンベリーのメインストリートです。面白いお店がたくさんでした。)
グラストンベリーは、キリストやアーサー王にまつわる伝説が多くあるそうです。
アーサー王の伝説の中で登場する、伝説の島アヴァロンは、グラストンベリーの丘のことだと
言われています。そのように言われるようになったのは、アーサー王の墓らしきものが、
12世紀に大修道院で見つかったのがきっかけだそうです。
大修道院の跡地は、跡地を見ただけでも、かつてここにはかなり大きな修道院が
立てられていたのだな、とわかりました。
(ここで雇われているのでしょうか。昔風のコスチュームを来た人たちがいました。)
グラストンベリーでは、昼食を含めて2時間の自由行動だったのですが、
今回私がどうしても行きたかったのは、グラストンベリートール(小高い丘)でした。
かつてこの一帯は沼地で、トールの部分だけが島のように浮いて見えたために、
ここが伝説の島アヴァロンのことだったのではないか、という推測もされているそうです。
(実際に沼地であったかは不明ですが。)
ここは、小高い丘の上に、聖ミカエルの塔が立っています。
なぜかと聞かれても、私にもわかりませんが、この塔の写真を見たときから、
絶対にここに行きたい、と思っていたのでした。
(この写真はお天気が悪いのが残念ですが、これがグラストンベリートールです。)
しかし、どうやらこのツアーでは、塔まで登るオプションはなさそうでした。
自由行動1時間を過ぎた頃に、昼食をとりながらくつろいでいるガイドさんをようやく捉まえて、
「何としてでもあの塔まで行きたい」というと、「このツアーでは行かないけれど、そんなに
行きたいのなら、時間までに戻ってくるように公共のバスで行ってください」とのこと。
慌ててバスを探しましたが、時間までに戻ってくるのは無理そうでした。
もう行くことはできないのかな、と一時はあきらめかけたのですが、いや、これだけ強い気持ちで
あの場所に引き寄せられてきたのだから、必ず行けるはずだ、と思い直した瞬間、
まるで天の使いのように、おじいさんの運転する一台のタクシーが奇跡的に走ってきました。
大喜びしてタクシーに乗ると、十分もかからないほどの近い場所にその塔はあり、
急ぎ足で丘をのぼって、少しだけ上の景色を楽しんで、急いでまた降りてきました。
この場所は、あとから調べると、異次元への入り口だと言われていたり、UFOがよく出没すると
言われているそうです。その時はそんな話しは知りませんでしたし、ツアーバスに乗り遅れないよう
焦っていたために、そこまで深くその場を楽しむことはできませんでした。
頂上にはこのような塔が立っています。
(グラストンベリートールからの眺め)
ただ、アーヘンに帰ってから、トールのことを思い浮かべると、まるでそこにいるかのように、
その場所を感じられるので、やっぱり行ってよかったなぁ、と思いました。
異次元の入り口、というのも、少し頷けるような気がしました。
結局は、昼食もとらず、スピリチュアルショップも見学できずに、グラストンベリーの
自由時間は終わったのですが、トールに行きたい、という好奇心は物欲よりも強かった、
ということは、物欲の旺盛な私にとって一つの驚きでした^^。
次に向かったのは、チャリス井戸です。この井戸も、グラストンベリーの町の中にあります。
ここの写真と説明は前回のブログの最後に掲載しましたので、ご参照ください。
ここは、ザ・イヤシロチ!と言えるほど(笑)静かで、ゆったりと気持ちの良い場所でした。
そこにいる間は、頭がグラグラ、ボヤーっと気持ちのよい感じがしました。
この井戸からは、2000年も水が湧き出ていると言われ、井戸の底にはキリストの聖杯が
埋まっているという言い伝えもあるそうです。
(チャリス井戸での一枚。)
次は、車でまた二時間ほど走って、エイブベリーという町に行きました。
ここは、あのストーンヘンジから30キロほど離れた場所です。
エイブベリーには、巨大なストーンサークルがあります。
個人的には、ストーンヘンジよりも、こちらのほうが面白いと思いました。
なんといっても嬉しいのは、ストーンヘンジは柵で囲まれて遠くから眺めることしか
できないのですが、ここのストーンサークルは、自由に触ることができるのです。
(ちなみに、石あたり・・・する人が多いのか、むやみに石には触らないほうがいい、
と言われているそうです。)なんとなく、宮古島の新庄定吉さんの石庭を思い出すような遺跡でした。
(この真ん中の石は、触るとちょっとビリビリしました。)
まるで奈良公園の鹿のように、石を守る(?)羊たち。
自由に入っていいにもかかわらず、石のまわりに人がいないことにお気づきでしょうか。
じつはそこらじゅうが、羊のフンだらけで、容易に石のところまで行けないのです(笑)。
ちなみに、旅行から帰ってグーグルマップでエイブベリーの遺跡を検索すると、
すぐ近くにミステリーサークルが二つもありました。
ご興味のある方は、グーグルマップのAvebury で検索してみてください。
グーグルマップでは、ストリートビューでも間近でストーンサークルを見ることができますので、
楽しいですよ^^
最後に向かったのは、お待ちかねストーンヘンジ。
この日は一日中曇り空でお天気が悪かったのですが、ストーンヘンジでは、
ようやく青空を見ることができました。
ずっと来たかった夢の場所に来れた!と感無量でした。
ストーンヘンジでは、夏休みシーズンで土曜日だということもあって、かなりの観光客の多さでした。
先ほども書きましたが、柵があるため、石を間近で見ることは叶いませんでしたが、
なんとも不思議な雰囲気の石であることは間違いなさそうです。
またしても、集合時間に焦り気味の見学ではありましたが、音声ガイド(日本語あり)を聞きながら、
楽しく見学ができました。
その後、少し時間が余ったので、せっかくだから5分ほど瞑想でもしようかな・・・・と、
人気の少ない芝生に行って、瞑想を始めたのですが、なんと!突如ハエの群に取り囲まれて
中断せざるをえなくなりました(笑)。
追い払って場所をかえてから、もう一度やってみたのですが、またしてもハエに取り囲まれたので、
ここで瞑想をしてはいかん、ということなのだと思ってやめておきました・・・・。
さてさて、長くなってしまいましたが、以上がイギリスのイヤシロチスポットレポートです。
ロンドンを朝の9時ごろ出発して、ロンドンに戻ってきたのも、夜の9時頃、とても長い一日でした。
イギリスのイヤシロチは、日本のイヤシロチとはまた違った風情がありました。
個人的には、ロンドン市内を観光するよりも、かなり面白いと思いました。
(スピリチュアルに興味のない主人には、何が面白いのかさっぱりわからなかった、と言われましたが。)
イギリスに行かれた際には、ぜひ!足を伸ばしてみてください。
長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。