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最近感動したお手紙〜三叉神経痛について〜

                                              2010年3月2日
                                                 船井幸雄

 きょう紹介するのは今年1月23日に頂戴したメールです。
 私は去年8月15日に左顔面が痛くなり、どうにもならなくなりました。
 ちょうど私のところへ見えていた土田裕三さん(鍼灸師)から「それは三叉神経痛ですよ」
と言われ、8月20日にある医大付属病院の神経内科に診てもらいました。
その大学の教授から「99%三叉神経痛ですね」と8月25日に診断されました。
 以来、左顔面が痛くて困っていました。そのことをホームページか、どこかに書いたので、
このメールを下さった人は親切に、その対策を自分の経験から教えてくださったのです。
 感動しました。私の場合は、いま一応楽になりましたが、このお手紙は非常に
参考になりました。ともかく御本人の了解をもらいましたので、この人のお名前をT・Mさん
としてここに紹介いたします。(というのは、三叉神経痛で苦しんでいる方が多いことを
知ったからです。どうぞ御一読ください。)

 

船井幸雄様

 ここふた月、船井さんの本を何冊か集中して読んだ一読者です。
 三叉神経痛を患ったことがあるため、苦しさが理解できます。
 役立つか分りませんが、一助になればと思い、私なりの対処法をお話しようと思いました。

 私の場合、三叉神経痛が始まったのにやや遅れて帯状疱疹が出ました。
 MRI検査では異常が見つかりませんでした。
 在宅勤務であったのと、副作用が怖いのでテグレトールによる痛み止めは拒否して、
針治療にかけることにしました。しかし治療後、痛みは軽減するのですが、
神経痛を止めることはできませんでした。
 はじめの痛みは数ヶ月で止まり、以後半年とか1年したら再発を何度か繰り返しました。
 薬を飲んでいないため、発作的痛みはまともに襲ってきます。
 ただ、その代わり何をしたら三叉神経痛にとって良いのか身をもって知ることが出来ました。
 発作的痛みの最中でも「風呂」に入ると痛みが消えるのはすぐに分りました。
 運動すると発作の間隔を延ばせるようなのにも気づきました。
三叉神経痛に安静は良くないようです。
 発作的痛みに耐えられなくなると風呂へ入り、1日5回も入ったこともありました。
 頻繁に風呂へ入ることを毎日やると、2週間くらいの間で少しずつ発作的痛みに
入る間隔が長くなり、痛みが軽減することが分りました。もう少しやると三叉神経痛の
症状は完全に消えました。
 「体温を高めに保つ」のがポイントのようです。
 何度か三叉神経痛の症状が出始めるたび、体温高めの対処法をやり、
症状を消すことが出来、三叉神経痛は飼い慣らせたと思っています。
 やり方も洗練して簡単になっています。
 まず、首にタオル(手ぬぐい)を巻き(カイロなど試しましたが、この簡単なやり方が
一番効果が高いようです)、服ももちろん保温性の高いものにします。
 それで朝と夕、風呂へ入り、充分に温まります。それから2時間ごとにコーヒー、紅茶など
体温を高める飲み物を飲む、温かい食事をとる、運動をするなどをちりばめるのです。
私の場合、風呂へ入っても安静にしていると2時間もたつとまた発作的痛みが
ぶり返してきました。だから2時間ごとに体温を上げるイベントを繰り返すのです。
1日だと朝風呂、コーヒー、昼食、コーヒー、運動、夕食、夜風呂という感じでしょうか。
この間でも体温を上げることを意識して運動などします。
 するとだいたい2週間かもう少しで私の場合、完全に症状を消すことが出来ます。
 三叉神経痛の原因は神経圧迫によるものとするのが一般的ですが、ネットなど調べると
ウイルス説もあります。私の場合、帯状疱疹(水ぼうそうウイルス)が出たのもあり、
ウイルス原因だと思っています。三叉神経痛は季節性がある、寝ている間の大部分は
痛みに悩まされない、風呂へ入ると痛みが消えるなどの症状から神経圧迫説だけでは
説明がつかないと思います。体温を上げるのは風邪になったら熱が出て
ウイルスに対処するのと原理は同じです(船井さんが自分の症状に対してウイルスの事を
書いているのは知っています)。
 昔からある神経痛に対する温泉療法なども神経痛が意外なことにウイルスが
原因であったりするため効くのかもしれません。
 この対処法が一般的に効くのか分りませんが、副作用があるわけでもなく、
お金も手間もたいしてかからないことから、もし興味があれば試してみては
いかがかと思います。
 なお質問とかなければこのメールに対する返事は不要です。
時間を無駄にしないでください。
                             T・Mより

 


メール「三叉神経痛の対処法について」転載の件です。
 
 私自身、この情報を患者さんに届けたいと思っており、どんな形であれ、
船井さんに紹介していただけるなら幸いです。このメールも含め、以後、断りなく、
どこへ転載していただいても構いません。
 三叉神経痛は根本原因がわかっていません。神経圧迫が確認されるなら
手術という手段もありますが、再発の恐れもあり、大きな「賭け」となります。
薬で痛みを抑えたとしても、いつあの強烈な痛みが襲ってくるのか、怯えながらの
生活になります。死ぬような病気でないため、あと何十年という生涯を考え、
かえって途方に暮れてしまう面もあります。
 私のやり方はその内の何割か、最低でも何パーセントの方には効果あると思っています。
 何人でも痛みから解放できればと思います。
 
 これと同じ情報を2ちゃんねる掲示板の「三叉神経痛」スレッドに載せたことがあります。
しかし反響はほとんどなく、「やってみました」という人は現れませんでした。
三叉神経痛は神経が圧迫される物理原因だからそのようなやり方では治らない、とか
「そんな民間療法で治るわけがない」という反応でややがっかりしました。
化粧落としを風呂の中でやったら良いとわかりましたというのが唯一ポジティブな反応でした。
 全員かわかりませんが、「風呂へ入ると痛みが消える」はお医者さんも症状の一つとして
挙げている方がいますし、そのような体験をブログで書いている方もいます。
風呂へつかりながら食事していた方もいました。しかし掲示板の反応から推測すると
「風呂へ入ると痛みが消える」ことを認識している人がいないように感じました。
だから化粧落としも人から言われないと気づかないのでしょう(私はひげそり、食事、
歯磨きなど風呂の直後に集中していました)。薬によって痛みを抑えているため、
何が三叉神経痛に良くて何が悪いのかわからなくなっている、薬の別の副作用が
あるように感じました(だから「民間療法で」などという余裕もあるのでしょう。
私など針でも何でも可能性があるなら試してみたいと思いました。
痛みを抑えてしまうと痛みを消そうという必死さも違ってくるようです)。
 私のやり方は「風呂へ入れば痛みが消える」方なら、その自然な延長となっていて
試してみる価値はあると思います。何人かでも「やってみて、効果ありました」
という方が出ればもう少し自信をもって勧めることができるのですが。
船井さんの影響力に期待します。

                               T・Mより


 どうでしょう。TMさんはすばらしい方だと思われます。よろしく。
                            
                              =以上=



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