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こんにちは船井勝仁です。
科学ジャーナリストの喰代栄一さんの「ポジティブ思考では、なぜ成功できないのか?」を
興味深く読ませていただきました。
父の「2012年の変化はすでに起きている」にも取り上げられており、それを読んだ友人から、
『「最新の情報を伝えるために正直に告白する船井さんの正直さ」に改めて驚きました。』
という、コメントをもらいました。
真実を追求するためには、過去の自分の間違いをすなおに認めるところは、
ずっと本音で生きてきて、嘘をほとんどついてこなかった父だからできるのかもしれないと、
少し誇らしい気持ちになりました。
このにんげんクラブのHPの人気コーナーに、こだまゆうこさんが書いている
成功ぐせが身に着くコラムがあります。
基本的にはポジティブ思考を勧める内容なのですが、とても人間味にあふれており、“ゆるい”のです。
肩の力が抜けた、すなおなコラムに思わず「そうなんだよなー」とか、「分かる!分かる!」とか
ブツブツ言いながら読んでいます。
私も“頑張りすぎること”の危険性に4、5年前に気がつきました。
逃げ道のない頑張りを強要すると気持ちが続かなくなってしまいます。
自分の自然な心に従いながら、無理のない形でポジティブ思考をする大切さを
教えてくれるこのコラムの人気が高いのは当然だと思います。
アメリカでは日本以上に自己啓発業界が大きな力を持っているようです。
アメリカン・ドリームを資本主義的成功の奨励という風にとらえると、
お金持ちになるにはとにかく頑張ってポジティブ思考をするべし!という風になってしまいます。
喰代さんの本によると、アメリカや日本で離婚が増えている原因のひとつに
自己啓発の隆盛があるとみられているそうです。
(引用開始)
自己啓発では、やたらに自尊心を高めようとします。そこに学んだ人々は、
いつかは自分のためになってくれる人、自分を気持ちよくしてくれる人、自分に幸福感を
提供してくれる人を理想的な結婚相手と見なすようになってしまうのです。
一言でいえば「自己チュー結婚主義」です。しかし、本来の結婚とは、
夫あるいは妻と一緒になってすばらしい人生を創造していくのがあるべき姿です。
(引用終了)
今だけ、自分だけ、お金だけの成功を手に入れるための自己啓発ではなく、
人間の持っている本性にかなっている天の理的な自己啓発の方法を見つけていきたいと感じました。