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日本語と日本人

                                                2009年10月20日
                                                船井幸雄
 ここ20年くらいよい世界をつくるために「日本人の役割は大きい」ということを言いつづけてきました。
 そのことをコトバの研究から詳しく説明した本を見つけました。
本の題名は『最後のムー大陸「日本」―失われた楽園の正体とは?』
著者は神衣志奉(かむいしほう)さん(中央アート社刊)ですが、
神衣はペンネームで神衣さんの本名は澤入達雄さんです。
私の親しい人で、言語学研究家です。

 同書の中には、私と親しい角田忠信さん(脳科学者)の研究も以下のように説明されています。

  角田教授は、多くの環境音に対する左右半球の優位性について研究する中で、
日本語で育った人間の優位性が他言語で育った人間とは異なることを発見している。

  博士は、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、スウェーデン語、ノルウェー語、
ハンガリー語、フィンランド語、ギリシャ語、イスラエル・アラブ語、中国語、朝鮮語、
ベトナム語、インドネシア語、カンボジア語、インド諸語、
その他世界の多数の言語圏の人々の左右脳の優位性について調査し、
そのすべてが同じ優位性であることが確認されている。ところが、
日本語とポリネシア語で育った人間は、この左右脳の分担にあてはまらないのである。
つまり、すべての言語の中で日本語とポリネシア語だけか
特殊な左右脳の優位性を形成するのである。

 欧米人が虫の鳴き声や自然音が機械音や雑音と同じく右脳に入るのに対し、
日本人は言語や感情音と同じ左脳に入る。
つまり、欧米人は言葉と自然音とが対立的なものとして聞こえ、
日本人は人間の音声と同じように聞こえていると考えられるのである。

 また、日本人とポリネシア人の脳には、他にも特殊な働きのあることか認められている。
日本人とポリネシア人の脳は、臭いや性的刺激などの情動刺激を受けた時に、
非言語音の優位性が右脳から左脳に変わるのである。
この優位性の変化は数十分から二時間ほどにもわたって発生する。
しかし、他言語で育った人間にはまったくこの現象は見られないのである。

 しかし、以上の角田教授の明らかにした日本人の脳機能は、
私には一言で一元的性質と言えるものに思えてならないのだ。

 自然音と言葉とが対立的な関係として入力されず、
同じ枠内で包括される入力のされ方、
左右脳の分担が最初から最後まで完全に対立された関係ではなく、
時に逆転される相互交換性、これらの性質は、まさに一言で言えば、
一元的脳機能と呼べる性質である。

 世界の中で日本人とポリネシア人のみが持つこの特殊な脳の働きこそが、
自然と人間を一緒のものとしてまるごととらえる、
太古から続いた一元性の認識を成り立たせてきたそれではなかろうかと私は考える。
反対に、自然を物質としてしか認識しない近代西洋文明の本質も、
このへんにあるのかもしれない。

  この、日本人の脳の特異性を形成するものは、
遺伝ではなく日本語であることが分かっている。

                                        (転載ここまで)

 ともかく一読に値します。
 同書は、ある意味で私の言っていることを詳しく解説してくれている本とも言えますので
ぜひ御一読ください。

 内容はムー大陸の存在、チャーチワードの説、彼の説、日本語の特性など、
科学的か否かは別にして、私は信用してもよいところが多いのでは…と強く思いました。

 近々、このホームページ上で
私の秘書の相部に同書のポイントだけまとめて紹介してもらいますが、
できれば同書をお読みください。
 そうしますと、「にんげんクラブ全国大会」で私の言ったこともお分り願えると思います。
                                                     =以上=



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