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こんにちは船井勝仁です。
先週、出張で大阪と和歌山に行ってきました。
出張の合間に普段から大変お世話になっている平澤歯科医院を訪問させていただきました。
歯もいろいろ見ていただいたのですが、お父さんにそっくりですねと、笑われてしまいました。
また、平澤先生の弟の平沢伸彦さんが隣で平沢整骨院を開業されています。
こちらで体の歪みを調整していただいたのですが、気の流れがとてもよくなったように思います。
平澤歯科医院と平沢整骨院は大阪市住之江区にあるのですが、
最寄りの駅が阪堺電車のあびこ道駅です。
新大阪から地下鉄を乗り継いでこのチンチン電車に乗り換えて現地に向かいました。
大阪生まれでこの電車は何度も見たことはあるのですが、乗ったのは初めてでした。
ちょっと感動しました。東京の都電には子供が小さかった頃乗りに行ったことがあります。
また、広島や高知などの市電にも出張に行った時に乗ったことがありますが、
大阪のチンチン電車は格別でした。
大阪市の南部には母方の親戚が多く住んでいたので、子供のころよく行った記憶があります。
母も高校にはこの阪堺電車で通っていたと聞いたことがあります。
だから、乗ったのは初めてだったのですが子供の頃の原風景にぴったりあっていて
とてもなつかしく感じました。大阪の下町独特の雰囲気があり、普段は忙しく感じる大阪の町も
どこかのんびりしているように思えました。
和歌山では船井総研時代からの長年のお客様であるヤマホ工業を訪ねました。
同社は農業用ノズルのトップメーカーですが、作物毎に商品のラインナップがあり、
絶えず現場の声を聞きながら新しい商品を開発していこうという前向きな姿勢に感動しました。
山本兼三現会長が1960年(昭和35年)に、これからは農業をやる側ではなく
農業を支える側になろうと決意して創業されたそうです。
山本兼三会長
山本会長は本当に好奇心が旺盛で新しいことにどんどん取り組んでいこうとされています。
東京での勉強会に毎月のようにご参加されますし、この日も今実験されている
新しい農業についていろいろお話をしてくださいました。
また、その実験圃場に連れて行ってくださって、いろいろ改良された農機具を見せてくださいました。
農業の時代が来ていること、食糧のことを真剣に考えて行かなければいけないことなど
いろいろ教えていただきました。
本当に楽しい経験でしたが、真夏の和歌山の農村の時間は大阪にもましてゆっくり流れていました。
学校に上がる前だったので鮮明な記憶はないのですが、兄に連れられて近くの田んぼに
よくザリガニ釣りに行っていた風景がぼんやりとを思い出されてきましたようでした。
それぞれの人が違う長さの時間を持っているという話を聞いたことがあります。
同じ人でもニューヨークや東京にいる時と田舎(ふるさとの記憶が多少関係しているかもしれません)に
いる時では時間の長さが違うのではという体験でした。
昔、百匹目の猿の宮崎県の幸島を訪問して羽田空港に着いた時に、
「時間の早さが全然違う!」と感じたことを久しぶりに思い出しました。