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こんにちは船井勝仁です。
連休最終日、早朝の羽田空港の出発ロビーでこのブログを書き始めました。
残念ながら遊びに行くのではなく、
一足早く大阪で仕事の会合があり連休の最終日に下りの飛行機に乗ることになりました。
羽田空港の出発ロビーはのんびりとしており、
私の乗る飛行機にもずいぶん空席があるようです。
今日が仕事だからというわけではありませんが、
今年のGWは東京を離れることなく、ほとんどを家で過ごしました。
今月末に住んでいるマンションの大改修工事があり、
そのために家の中を整理する必要があったので大掃除ウィークになったのです。
GWらしいことといえば、ご飯を作っているような状況ではなかったので、
夕食は毎晩違うレストランに食事に出かけました。
いつも行くファミレスから、
ちょっと気取ってしまう感じの息子たちにとっては親のありがたさを感じられるプチ高級レストランまで、
いろんなお店に行きました。
GWだからということもありますが、都心のレストランは結構にぎわっており、
それなりの豊かな時間をエンジョイさせていただきました。
外で食事をするとついつい飲んでしまいます。
飲んでしまうと戦力外になってしまいますので子供達からブーイングが出るのですが、
それがモチベーションになって機嫌よく働いていることもあり何とか許してもらいました。
今日一緒に出張に出かけるHさんは、
奥様の実家が静岡のお茶農家で毎年GWは茶摘みを手伝うのが恒例になっています。
今年は温かい日が続いたので例年よりもお茶の収穫が早く、
茶摘みはもう終わっていたそうですが、お茶の袋詰め等やることはいくらでもあるそうで、
忙しい連休を楽しんできたようです。
茶摘みが終わっていたこと以外にもうひとつ例年と違っていたことは、
高速道路が本当に混んでいて大変だったそうです。
渋滞を避けようと連休前日の金曜日の夜に出発したのですが、
みんなが考えることは同じなのか深夜にもかかわらずメチャメチャ混んでいて、
いつもなら2時間半ぐらいで着くところをなんと6時間もかかってしまったそうです。
高速料金を1,000円にした効果ですが、
これがきっかけで高速道路をもっと作らなくては
という議論が出てくるような気がするのは私の思いすごしでしょうか?
大阪で出席した会合で、
たまたま高速道路のサービスエリアに
軽食のお店を出されている経営者の方のお話を伺ったのですが、
首都圏から出ている常磐道や関越道などのお店は
高速料金が安くなった恩恵が出ているそうですが、
名古屋や関西も含めて首都圏と関係ない地方の高速道路のお店は
それほどの好影響はないそうです。
東京は過度の高額消費が落ちているといった影響を除くと生活レベルでみた影響は
まだそれほど出ていないようですが、製造業中心の地方は
本当に厳しい局面を迎えているのかも知れません。
同じ会合に出席されていた別の小売店の会長さんからは、
もともとの所得レベルに差があるので一概には言えないが、
沖縄は今回の不況の影響を今のところ数字的には
あまり受けていないということを教えてもらいました。
マクロにみると日本は農業と観光に活路を見出すしかないと思います。
沖縄は中国や台湾からの観光客が支えてくれている面と、
現役時代に地方に税金を払わずに引退してから
福祉のコストだけかかるから問題だという議論もあるそうですが、
団塊の世代の方が定年退職後に移住するケースが増えているのだそうです。
逆転の発想で沖縄や北海道など思い切り東京から離れたところの方が、
アドバンテージがあるかもしれないと考えた有意義なGWの最終日でした。