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こんにちは!船井勝仁です。
2週間前のブログを逃げないというテーマで書かせていただいたのですが、
ほとんど命仁の宣伝になってしまい、テーマを決めたときの本来の思いを書けなかったので、
今週もう一度挑戦してみたいと思います。
逃げないということを考えたきっかけは、父から「お前もそろそろ気を使えるようにならないと
いつまでたっても本当のコンサルティングができないぞ。」と言われたことでした。
本物のコンサルティング活動をするためには「気」を使いこなして、商品や会社を
本物にする必要があるということだと理解しました。
この話をある方に「親父から気を使えるようにならなければならないって言われてしまいましたよ…。」
と、ちょっと困った感じで言ったところ「勝仁君はいつも逃げるからダメだ。」と怒られました。
気を使えるわけないとカッコをつけているから、船井幸雄の息子で船井本社の社長を
させてもらっている恵まれた立場にいながら、いつまでもレベルが低いままなのだということを
言いたかったのだと思います。
そう言えば、ずいぶん前の話になりますが、当時はまだ常務か専務時代の
船井総研の小山社長と取締役だった現SYワークスの佐藤社長、
それに父と私の4人で食事をしたことがあります。
その時も気の話になり、私以外の3人が、みんなスプーン曲げができると言う話になりました。
今から考えると、船井総研の将来を担っていく小山社長と佐藤氏と一緒になって
後継者の心得を教えたかったのだと思いますが、まさに親の心子知らず、でした。
正直、まだ気を使いこなせる自分が想像できません。
それを確信できるほどの勉強や練習をしていないからだと思います。
確信を持った強い想念力だけがこの世を変えることができる、と船井幸雄は
最近お話させていただくことがあります。
気はそんなに高いレベルではありませんが、確信を持った想念力のまさに第一歩です。
船井本社に入るまでは、見えない世界に抵抗していました。
見えない世界の存在は認めていましたし、そちらの方が大切だということも頭では理解していました。
でも、自分はそちら側の人間ではなく、現実的なところで仕事をすると思っていました。
そんな抵抗をしている場合ではなくなってきたことにやっと気付きました。
目の前に壁が来るとそれにぶつかることなく、理屈をつけてそれを回避する人生を
送ってきたのかもしれません。
今から考えると船井総研時代は問題先送りの天才だったように思います。
そんなことで世の中が乗り切れるほど甘い時代ではありません。
オバマ大統領ではありませんが今がまさにチェンジの時なのですね。