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最近読んで参考になった本

                                                2008年11月25日
                                                船井幸雄

今月は著書を3冊もつくりました。
 
『にんげんクラブ誕生』(12月上旬李白社刊、フォレスト出版発売)、

『超効率勉強法』(12月上旬ビジネス社刊)、『2009年、資本主義、大崩壊』

(12月中旬ダイヤモンド社刊)です。
 
そのために、忙しくてあまり本は読めませんでした。それでも20冊くらいは読みました。
 
その中で参考になったのは発行順に述べますと、いずれも最近発刊された

①村上和雄著『アホは神の望み』(9月30日サンマーク出版刊)
 
②副島隆彦+SNSI著『エコロジーという洗脳』(10月30日成甲書房刊)
 
③沢田正廣記念美術館編『芸術の心を射抜く矢』(11月3日同美術館刊)
 
④金文学著『「混」の中国人』(11月5日祥伝社刊)
 
⑤佐野雄二著『聖書は日本神話の続きだった!』(11月11日ハギジン出版刊)

・・・の5冊でした。
 
その中でも、もっとも参考になったのは、やはり副島さんらの書いた『エコロジーという洗脳』で、

ほぼ私と同意見なので意を強くしました。
 
“「環境税」は悪魔の新税”とか“排出株取引はデリバティブ”はそのとおりだと思います。
 
同書の序文は、つぎのような文章ではじまっています。
 
 
私たちは「エコロジーという洗脳」を疑い、警戒する
 
本書『エコロジーという洗脳』は、地球環境を守ることには誰も反対できないはずだ、と思い込む
考えの背後に潜む危険なものを白日の下に曝(さら)け出す。
その偽善と欺瞞(ぎまん)に対して正面から戦いを挑む本である。

この本は『金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ』(祥伝社)、
『最高支配層だけが知っている日本の真実』(成甲書房)につづく、私たちSNSIの三冊目の
論文集である。エコロジー、環境保護思想という一見きわめて崇高な理念であっても、
決してキレイごとではない。

官製(官僚主導)エコロジーは私たち人間(人類)をまんまと騙すための「洗脳」の道具であるとして、
諸真実を暴きたてる本である。
 
私たちはここで声を大にして言う。現在、日本の新聞・メディアで大々的に繰り広げられている
官製エコロジー運動のほとんどは、私たちが前二著でも批判してきたとおり、
最高支配層が仕組む地球規模の人類への洗脳キャンペーンの一種である、と。
 
この論文集は、私と弟子たちがインターネット上で運営する「副島隆彦の学問道場」で、
この国で最先端を自負する知識・思想・学問の研究のために集まった
「副島国家戦略研究所」(SNSI)の若い研究員たちが、「地球環境問題という騙(だま)しの構造」と
「日本にとって本当に大事な環境問題はこっちだ」を詳しく論じた、合計で一二本の論文によって
構成されている。
 
本書の冒頭にあたって、私はまず断言する。地球環境問題を大ゲサに仕組む者たちが、
ある日突然、二酸化炭素は悪(あく)である。これを以後、悪者(わるもの)にすると決めたのだ。
 
二酸化炭素は悪ではない。害毒でもない。私たちの生存にとって必要なものである。
酸素を作る植物の光合成にも二酸化炭素は不可欠だ。
こんなにいじめられて二酸化炭素がかわいそうだ。

世界の最高支配層が、資本(お金)の法則を通じて操(あやつ)る各国のメディア(テレビ・新聞)、
広告代理店を使って、「大気中の二酸化炭素の量が増加すると両極地の氷が解けだして、
地球の主要な大都市が水没する」という大ウソの近未来の地獄絵図を、
膨大な量のキャンペーンで一般国民に浸透させている。

そうやって、まさに今、私たちを洗脳しているのである。
そして本当の狙いは、原子力発電(ニュークレア・パワー・プラント)(核施設)を
“クリーンなエネルギー”だとして居直って、大復活させる策謀である。

どう考えても危険なエネルギー設備である原発(げんぱつ)を、善良なエネルギー源として
推進するために、そのために二酸化炭素を悪者にすると決めたのだ。
 
それでは人間が工業化して起こしたと言われる地球温暖化によって、本当は、
気温はどれだけ上昇したのか。

本書第八章の下條論文では、東京大学工学部名誉教授の西村肇(にしむらはじめ)氏が
次のように書いている。

「この数百年間でも地表温度への二酸化炭素の増加による影響は0.5度程度の上昇にしかならない」と研究発表した。おそらくこの数値が真実であろう。
 
西村教授が算出した「二酸化炭素の増加影響による数百年間で0.5度の気温の上昇」という
数値は、日本の環境科学者たちの間で尊重され信頼性の高いものだとされている。

私もこの数値を信じる。西村肇教授は1976年に『裁かれる自動車』(中公新書)を
毅然(きぜん)として世に問うた日本の環境工学の草分けであり、第一人者である。
 
詳細はこのあとの私の論文で明らかにするが、地球温暖化問題への対策の一つとして
鳴り物入りで登場した、いわゆる「排出権取引(ビジネス)」
(日本政府はなぜか「排出量取引」と呼ぶと決めた)というものも、本質は、
金融工学(きんゆうこうがく)(高度な数理的モデルを使った人騙しの投資技術)を駆使して
築き上げた、デリバリティブ(derivatives,金融派生商品、元々が「似せもの」の意味)の一種である。

そしてこのデリバティブは、2007年8月17日にサブプライムローン危機がアメリカの
金融市場で爆発して、それ以来世界は金融恐慌に突入したのである。

本当はこのときCO2排出権取引も爆発して崩壊したのである。
この事実を皆に気づかせないようにしているだけだ。
 
恐ろしいのは、このCO2(地球温暖化ガス?温暖化などしていない)の排出権取引の思想も
また金融資本家たちが人工的に作った新式の宣伝工作(プロバガンダ)であるという点だ。
 
地球温暖化問題をさかんに煽ったアル・ゴア元米副大統領の背景にあるものも、
ヨーロッパの国際金融資本家(インターナショナルバンカーズ)たちの策動である。

ここには「排出権取引の市場」という新手のデリバティブのための取引市場を
つくりあげる思惑(おもわく)がある。
 
日本政府は、日本独自の排出量取引の実証実験をすると公言している。
しかしこの路線自体も大きくは、日本国内の環境官僚たちの体面を保つための動きに過ぎない。
その裏に金融官僚たちが隠れている。
 
恐ろしいのは、排出権取引とは、実は「排出税」であるということだ。
国家官僚(ビューロクラット)という顔のない特殊な人種(現代人類の神官(しんかん)たち)は、
何でもかんでも国民に税金を掛ければいいと思っている奇怪な生き物である。

全ての税は悪(あく)である。必要悪(ネセサリー・イーヴル)でさえなくて、ただ単に悪なのである。
 
                                                  (抜粋ここまで)

 
 
読者も、ぜひこの本くらいはお読みください。
 
 
                                                  =以上=



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