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「雪月花の数学」〜日本の美と心に潜む正方形と√2の秘密

こんにちは。にんげんクラブの兒玉裕子です。

今回ご紹介する本は、「雪月花の数学」桜井進著、祥伝社刊です。

数学と名の付いた本は、学歴や偏差値を偏重する時代(今もそうだと思いますが・・・・)に

学生として育った私には、聞いただけで少しアレルギー反応が出てしまいそうなタイトルです(笑)。

読む前から苦手意識が芽生えてしまいそうですが、ちょうどこの本を船井から手渡されたときは、

宇宙人や見えない世界ついての本ばかりを読んでいたので、少しうれしく感じました。


船井にとってそれは無意識での行動なのかもしれませんが、

いつも私に貸してくれる本は、ちょうどその時に私にとって必要なジャンルの本を

貸してくれるように思います。

(ある特定の本を、読んでみたいなぁと言葉に出すと、
不思議と次の日に船井が持ってきてくれることはよくあります。)


さて、「雪月花の数学」についての感想ですが、苦手意識のためか、

読み始めるまでに3週間くらいかかりましたが(笑)、いざ読み始めると面白くてスイスイと読めました。


しかし、たくさんの数式が乗っているため、途中途中でいちいち計算をして理解をしないと、

前に進めない私の感想(モチロン!結局わからなくて飛ばし読みをした問題もたくさんあります・笑)

としては、寝る前に読むには不向きな本だと思いました^^。


数学の好きな方であれば、眠れなくなるだろうし、

嫌いな方であれば、2ページも進まずに寝てしまうと思います。

朝読むのが、ベストです(^▽^笑)。


この本を読んで、日本人は生まれながらにある美意識を持っていたことがわかります。

それは、黄金比ならぬ、白銀比と呼ばれるもので、1:√2 の比率をあらわすものです。

この比率を現すのは、長方形の一辺と対角線の長さです。

この白銀比の特徴は、黄金比が動の性質を持つのに比べて、

静の性質を持ち、簡素で実用的な美しさです。

茶室や大工道具の曲尺、平安京の区画制度、畳も二枚並べると正方形になり、

古くは法隆寺の建築様式など、あらゆるところで、日本人は白銀比を使っています。

もっとも、昔の日本人は√2という単位は知らなかったのでしょうが、

丸太から木を切るのに最も効率のよい比率を、自然に使っているのです。


また、短歌や俳句、連歌など、5,7,5などの素数を多用した文化を発展させているのは、

素数は自立した美しさを持つと理解していたからかもしれないようです。

 かつて小学校ではじめて数字を習った頃に、1,2,3,4,5,6,7,8,9、の持つ数字には、

それぞれに個性がある、と思っていました。2,4,6,8は、女性的で柔らかい雰囲気を持ち、

1,3,5,7,9、などは、男性的でかっこいいと思っていました。

とくに、私の場合は5と7が特別のお気に入り、3もわりと好きな数字だと思っていました。

1という数字は一応男の子だけれども、男女どちらにも自由になれて、

別格の品性を持っているように感じ、9は、男性だけれどとにかく大きいので近寄りがたい感じがして、

あまり親近感はわきません。

計算問題で、2、とか4が出ると、この問題の答えは女の子だなと思ってみたり、

5や7がでると、この問題はラッキー問題だ!などと、一人で感じながら解いていたのですが、

大人になってからは、自分はなんとバカげたイメージを持っていたのだろう、と恥ずかしく思っていました。

しかし、この本には、「数には個性がある」とはっきりと書かれてあり、

奇数は陽、偶数は陰、と考えられ、

とくに日本人は3,5,7を大切にしていた、と書かれていました。

これを読んでとてもうれしく感じました。


子どもの頃に、何の予備知識もなく、男の子、女の子、と数字をわけていたり、

お気に入りの数字があったりしたのは、

私の中にも脈々と日本人としてのDNAが受け継がれていたからか(?)、と考えたりもしました。


 この本は、読むと数学の面白さを再確認でき、また日本人の良さも再確認できる本だと思いました。

著者の桜井氏は、数は無限にある と考えるよりも、

無限にある数をつくっているのは素数だ と考えたほうが面白い、

と書いていましたが、たしかにそのほうが、なんだか面白いように思います。

人間も、多くの人の個性が重なりあって、

60億の人が世界を形づくっているとも言えますが、

実際に世の中をつくり、動かしているのは、素数のように力のある一握りの人たちです。
(現在のそれが良いかどうかは、別として・・・)

素数のように、自主、自立でき、それだけで完全体でムダのない、落ち着きを持った人が、

世の中をリードしていったら、きっと良い世界づくりができるように思います。


いつか自分が死んだときに、その人生を数でたとえられることがあるならば、

ひとつの数字で独立することができる素数のような人間になりたい、と感じました。

数学の好きな方も、嫌いな方も、ぜひ手にとってお読みください。

もしかすると数学が好きになれるかもしれませんよ♪



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