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舩井勝仁のウィークリーレポート 2018年

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スコーチド


 「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の開催がいよいよこの週末に
迫ってきました。長い間、関係しているすべての人たちにとって、こ
のイベントの成功がその年のツキのあるなしを決めるぐらいの大きな
インパクトを持っているものでした。

ただ、今年はいままでと違って、未来に向かっていくのではなく過去
を振り返るイベントにしたことで、すでに自ら前を向き、いまを生き
ているにんげんクラブの会員さまからはそっぽを向かれているなあと
感じています。

 それはそれで仕方がないような気もしますが、いまはとにかく、私
たちの責任としてきちんとピリオドを打つことに全力を傾けたいと
思っています。私が言うのも変ですが、舩井幸雄は本当に大きな役割
を背負っていました。2002年に出版した『断末魔の資本主義』(徳間
書店)
に象徴されるように、あのまま資本主義を無反省に進めていた
ら、私たちはもう少し早く大難を経験することになったのではないで
しょうか。しかし、にんげんクラブの会員さまをはじめとする「有意
の人」のおかげで、どうも大難はかなり先に延びたか、もしかしたら
中難か小難ぐらいにはなったのではないかと思っています。

 もちろん、まだまだ油断はできません。そして、中難か小難をでき
れば無難に、無難を無事にしていかなければいけません。

舩井幸雄の役割は、まだほとんどの人たちが気づいていなかった時に、
大きな警告を発することだったと思うのです。
しかし、いまそのフェーズは終わろうとしており、今度は実際に「有
意の人」に行動をしていただくステージが始まりつつあります。そし
て、すでに多くの「有意の人」はすでに先んじて行動を起こしてくだ
さっているので、そういう皆さまは良い意味で「舩井フォーラム 
ザ・ファイナル」
に来ていただく必要はないのだと思います。

 ただ、そんな中でも、ピリオドを打たなければならないと思ったの
は、新しい時代になったことで、これまで舩井幸雄が注力してきた警
告を発したり、時代が変わってきたことを知らせたりする啓蒙活動が、
今度は時代の変化・進化の邪魔になってしまう可能性があることに気
がついてしまったからです。

先駆者として変化を先導してきた人たちは、ステージの変化にとも
なってより大きく変化するか、それができないのであればより大きな
変化を遂げた人たちの邪魔をしないことが大事になると感じています。

極端に言えば、私たちも含めてそんな人たちと一度活動を見直して大
きな変化をするか、あるいは活動を休止するかを選択しなければなら
ないのだと思うのです。

 いままでの価値観にとらわれていると、いまの新しい活動を懸命に
やっている人のことを自分と価値観が違うことで、不信感をもって見
てしまうように思います。しかし、自分の価値観と違うことをしてい
る若い人たちの邪魔をしないことが、いま一番大事なのではないで
しょうか。そして、それを自分が理解できないことは仕方のないこと
ですが、そんな自分たちも自分たちなりに次へと進むために、いま
ここで集大成をしなければならないと感じているのです。

 例えば、父には「日本は次の時代を作っていく特別な存在である」
という価値観がありました。私もそうなる可能性はあると思っていま
すが、父と一緒に新しい流れを作ってきた方の多くは、日本人が選ば
れた民であるという一種の選民思想になってしまっているように感じ
ます。

しかし、その選民思想を残したままでは世界の人たちと一緒にうまく
やっていくことは困難です。もっとフラットに、役割の違いはあって
もいいが、日本人が偉いわけではないし、ましてや日本人だけが特別
に恵まれた立場になるわけでもないということを分かっている人たち
の邪魔をしないようにしなければならないのです。

 これからのリーダーは、みんなを引っ張っていくのではなく、みん
なを支えていくことが役割です。もし、日本が世界のリーダーになる
とすれば、日本は世界で一番苦労を買って出ることになるというのが
真実に近いと思いますし、それを積極的に受け入れていける人が、
日本を本当の意味でのリーダーにしていくことができる人だと思いま
す。

そういう視点から考える時、日本人はいまのように日本の優位性ばか
りに目を向けて、西洋人の選民思想の背景にある血塗られた歴史も知
らないで、能天気に考えていてはいけないのだということを痛感して
います。

 いまの世界をリードしているユダヤ人や、彼らが約2000年ぶりに
作ったイスラエルという国家の背景にはホロコーストの暗い歴史があ
ります。そして、そのユダヤ人に対して恐怖とも言える反発を感じて
きた西洋人たちにも、やはり私たちには想像もできないような凄惨な
戦争を繰り返してきた歴史があります。

幸いにも、いままでの日本人はそれに目を向ける必要はありませんで
した。しかし、もし世界の人たちを支えるようなリーダーに私たちの
子どもたちがなるのなら、そのことに目を背けているわけにはいかな
くなります。

 赤塚高仁さんと出してきた「聖なる約束」シリーズの最新刊を
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に合わせて出版させていただく
ことになりました。「アンネの日記」を読むのとはまったく次元の違
う、ホロコーストやイスラエルの現実が感じられる『聖なる約束5 
スコーチド(焦がされた世代)』(きれい・ねっと)
というホロコー
スト生存者による手記の翻訳本になります。

血塗られた歴史の本当の被害者は教科書に載っているような一部の英
雄ではなく、家族とともに日々の営みを続けている普通の人々なので
す。そして、その魂の叫びに触れなければ私たちの社会がどのような
歴史の上に作られたのかは分からないのです。

 「舩井フォーラム」をザ・ファイナルにするからこそ、私たちはこ
の暗黒の歴史を直視して次に進む準備ができるのだと思います。ぜひ、
ザ・ファイナルの会場で『聖なる約束5 スコーチド(焦がされた世代)』
をお買い求めください。ザ・ファイナルに来なくてもいいだけの準備
ができている方にも、日本だけではなく世界の平和を祈り目指すから
には、ぜひ本はお買い求めいただいて、この現実を直視する作業を
やっていただきたいと思います。

そして、それができれば、私たちの子どもたちが世界を救う準備が
またひとつできるのだと思います。そんな意味でも、今回の「ザ・
ファイナル」が新しい一歩を踏み出すためのステップになることを、
確信とともに祈っています。

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覚醒下手術


 少し前のことになりますが、3月21日に開催された「きれい・ねっと
感謝祭」でショートスピーチをさせていただきました。

一流の先生たちが最長30分、最短10分間で話すという忙しいものでした
が、どの先生もとてもすばらしいお話を、時間を守りながらされていた
のが印象に残っています。私も含めて、このような特殊な状況を作られ
ると、自我を抑制して周りの秩序を保つことを優先するようになるよう
です。長い間、セミナーの裏方をやってきて、伝えたいことが多い熱い
思いをお持ちの先生ほど、時間が伸びてしまう傾向があることを痛感し
ているのですが、平均20分という究極の環境がかえって先生方の協力を
得られやすくしたのではないかと思います。

 ただ、このようなイベントの主催者は神経がとても持たないだろうと
思うので、私は絶対にやりたくありません。講演の中身よりも、講演者
やスタッフ、ブース出展者、それに参加してくださったお客様の調和し
た一体感を創ることを何よりも大事にした結果だと思いますが、多分、
右脳型の女性ならではのイベントだったのではないかと思います。

父や私は基本的に論理的な左脳型の人間ですから、このイベントの成功
からみても、これからは右脳型、すなわち女性性が社会の変革の中心に
なることは明確であり、そういう側面から見ても「舩井フォーラム」を
「ザ・ファイナル」
にするという決断をしてよかったと改めて思ってい
ます。

 講演の順番などはよく覚えていないのですが、私がお話した後に脳神
経外科医の篠浦伸禎先生がご講演されたと思います。都立駒込病院の脳
神経外科部長で脳腫瘍等の手術を覚醒下で行う脳神経外科医の第一人者
です。

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篠浦先生のことは、中矢伸一先生の発行されている「玉響(たまゆら)」
で連載していらっしゃいますので存じあげていたのですが、お話を聞く
のは初めてでした。残念ながら当日ご挨拶をする機会を逃してしまった
のですが、思っていたよりもユニークな先生でした。

 篠浦先生は「私以外は右脳型の人ばかりで、皆さんのような(温かい、
もしくはいい加減な)話はできませんが......」という前置きで、たくさ
んのスライドを駆使しながら弾丸トークを繰り広げられていきました。
少し、びっくりしたのは、ほとんど300頁近い本1冊分の内容を全部話さ
れたにも関わらず、短い講演時間を余らせて終わってしまわれたことで
す。自分では典型的な左脳人間だと思っている私でも先生に比べたら右
脳型になるのですが、その篠浦先生にそこまでさせる山内尚子さんのす
ごさを感じずにはいられません。

 覚醒下手術というのは、術後のQOL(クオリティオブライフ:生活の
質)を考えた、欧米などでは数多く実践されている手法です。従来の手
術に比べて、格段に成績がいいことや、例えば難聴の患者さんが普通の
脳腫瘍の手術を受けた場合は手術後に聴力を失ってしまう可能性が高い
のだそうですが、覚醒下手術では聴力を失わずに済んだ事例などが報告
されています。

極めて、最先端の西洋的な手術だと思ったのですが、先生のお話や先生
の著書『現場から始まる医療革命 統合医療の真実』(きれい・ねっと)
を読ませていただくと、篠浦先生にとっては統合医療のひとつであり、
食事療法などとも密接に関わっているということでした。

 篠浦先生は病気になった瞬間から統合医療を取り入れることを提唱さ
れているのですが、その背景を以下のように同書の「はじめに」で述べ
ておられます。

 
(引用開始)

 病気がよくなるためであれば、あらゆる方法を使うという発想の原点
は、米国に留学した30代半ばの経験にあります。

 それまでは、脳外科医として手術ばかりしてきたので、できるだけ数
多くの手術をして上達したいといった発想が当たり前だと思っていまし
た。ところが、研究者として米国に留学し、脳外科から一時的に離れて
みると、どんどん手術をすることが本当に人のためになっているのか、
本心では患者さんは手術を受けたくないのではないかという、世間から
見ればしごく当然と言ってもいいような気持ちが芽生えはじめたのです。

 いま思えば、職業人が陥りがちな罠にはまっていたのでしょう。自分
の仕事のことだけを考えていて、それが世間でどういう意味を持つのか
というところまで考えが至っていなかったのです。その時から、手術は
どうしても必要な時には最高の技術をもってするが、極力手術をしない
で患者さんを治すやり方がいいのではないかという気持ちに、少しずつ
変わっていきました。

(引用終了)

 この部分を読んで私は、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の 4月
21日(土)にご来場の皆さま全員に矢山利彦先生からプレゼントしてい
ただけることになっている矢山先生の新刊『舩井幸雄の魂が今語りかけ
てきたこと』(ヒカルランド)
に書かれていたことを思い出しました。

手術しても手術してもガンは完治しないことに気づいてしまい、東洋医
療を中心とした統合医療を行う「Y.H.C.矢山クリニック」を開業された
という矢山先生の話と、篠浦先生の話がダブって感じられたのです。

超一流の外科医の先生は切る技術が完成した時に、それだけでは本当の
意味では治らないということに気がつかれて、意識を大きく転換し、そ
れを行動に移されるようですが、このことは私たちにも大きな示唆を与
えてくれているように感じます。

目に見えない世界があることを気づきつつある「有意の人」も、奇跡や
超能力を目の当たりにしてただ驚くばかりではなく、社会を変革するた
めの意識の変革をし、それを具体的な行動に移していかなければならな
い時が来ているということを気づかせてくれる、お二人の先生のとても
大事な共通のエピソードのように思えたのです。


 小さなお知らせですが、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の今年
の会場はパシフィコ横浜の会議センターになります。フォーラム当日に、
その会議センター6Fの「ベイブリッジ カフェテリア」でランチを頼ま
れるとき「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のチケットを提示してい
ただくと、熱海の舩井幸雄記念館で限定販売している「ツキを呼ぶしあ
わせ温泉まんじゅう」をプレゼント
させていただくという企画を考えて
います。

数に限りがあると思いますが、「勉強好き」、「素直」、「プラス発想」
の文字が入った美味しい温泉まんじゅうを、ぜひ楽しんでいただければ
と思います。

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あなたのお金はどこに消えた?


 5月に行く「遥かなるイスラエルへの旅」には本田健さんも同行くだ
さいます。1948年5月14日にイスラエルが独立宣言をしてから、今年は
70周年あたります。その翌年の1949年に中華人民共和国が建国されて
おり、第二次世界大戦から終戦後のこの時期に、世界の行く末を決める
大きな出来事が続けざまに起こっていたことがよく分かります。

 健さんも一緒にイスラエルに行くきっかけになったのは、旅の団長
を私と一緒に務めてくださる赤塚高仁さんが「本田健さんが、「私は
『ユダヤ人大富豪の教え』がベストセラーになって世の中に出たので
すが、まだイスラエルに行ったことがないので、赤塚さん一度連れて
いってください」と言っていたよ」と、教えてくれたことでした。
11日間もの時間を拘束するのは、売れっ子の健さんには難しいだろう
と思いつつも頼んでみると、あっさりとOKをいただきました。すごい
ですね。

 ついでというわけではありませんが、4月21日、22日の「舩井フォー
ラム ザ・ファイナル」の講演もお願いしてみると、こちらもあっさり
とOKをくださいました。よく伺ってみると2003年に出版された『ユダ
ヤ人大富豪の教え』がベストセラーになった一因として、2004年の
「船井幸雄オープンワールド」で講演したことがあるという思いがあり、
父に恩義を感じていただいているということでした。

 健さんといえば、メンターを持つことの大切さをいつも教えてくださ
るのですが、健さん自身も大勢のすばらしいメンターを持っておられる
ようです。舩井幸雄もその一人だし、健さんの専門の分野とも言えるお
金の面では、故・竹田和平さんをメンターにされていました。私が健さ
んと親しくなったのは、父のこともありますが、和平さんが亡くなった
後のイベントでご一緒する機会が多くあったことが大きな原因で、『ザ・
フナイ』ではちょうど今出ている5月号を含めて2回も対談に登場してく
ださっています。


 先日、そんな本田健さんから最新刊『大富豪からの手紙』(ダイヤモ
ンド社)
を送っていただきました。


大富豪のお孫さんが、亡くなったお祖父さんから不思議な手紙をもらう
ことからストーリーは始まります。お祖父さんは財産を孫に残すことな
く全額寄付してしまうのですが、その代わりに手紙をきちんと弁護士を
通じて渡されるのです。そして、その手紙を読むうちに、偶然(シンク
ロニシティ)と直感に従う旅が始まっていくという展開になっていくの
です。

 『ユダヤ人大富豪の教え』の現代バージョンとも言える本ですが、さ
すがに大幅にバージョンアップされています。この15年間に健さんが学
ばれた大切なことが見事に分かりやすく加えられているのです。本田健
さんを知らない若い人にももちろん楽しく読んでいただけると思います
が、『ユダヤ人大富豪の教え』に多大な影響を受けた私たちの世代とっ
ても、本質的なことが分かりやすくつかめるような工夫が随所になされ
ています。これを読んでいて、健さんを生き方の分野のメンターにして
いきたいと改めて思っています。


 本田健さんが父に似ているところがあるとすれば、本質的なことを分
かりやすく説明してくれるところだと思います。ただ、あまりにも分か
りやすいので、受け取る人によっていろいろな捉え方ができるのです。
それが、健さんの人気の秘密でもあり、真剣になって健さんの世界に
入っていくと、ドンドン世の中の本質に近づいていくことができる仕掛
けになっています。

 前述のザ・フナイの対談で私があまりにもお金のことを聞くので、
健さんが参考にしてくださいとくださったのが、2012年に出版された
『あなたのお金はどこに消えた?』(PHP新書)という本でした。

 昔、炭鉱で栄えたカネー村。
 村のゾウたちは、
 静かに幸せに暮らしていた。
 そこに降って湧いた投資話。
 最初は懐疑的だったゾウたちが
 次々に巻き込まれていく。
 ヘッジホントが引き起こす
 バブルの熱狂。
 子どもの一言がきっかとなって、
 平和だった村は大混乱に・・・。


 こんな本ですが、お金の本質を小学生でも分かるように、でもしっか
りと大事なことを伝えてくれています。解説で健さんは以下のように書
かれています。


(引用開始)

 今あなたが持っているお金をどう使うかで、あなたの人生は、まっ
たく違ったものになります。これからは、自分やまわりの幸せのため
にお金を使える人と、とにかくお金を使うのが怖くてひきこもる人の
2極化が進む気がします。

 現在、資産を持っている人の90%以上が高齢者です。収入源のない
老人が、いざというときのために、手元のお金を使わずにもっておこ
うと考えるのは当然です。そして、現役世代の若者は、給料が下がり
つづけているので、お金を使う意欲がありません。これでは経済がよ
くならないはずです。

 将来の不安のために、お金を貯めようとする気持ちはわかりますが、
これからは、貯金自体もどうなるかわかりません。それよりも、新し
い時代に持ち越すことができるようにお金を使ってみてはいかがでしょ
うか。

 たとえば、今の通貨システムは大きく変わってしまうかもしれません
が、今いる人間がみんないなくなるわけではありません。新しい時代に
なっても、今と同じようなお金の流れが発生するでしょうし、あなたの
友人や知人もそのままいるはずです。だから、なくなるかもしれない
お金を貯めるのではなく、ひとひねりして上手に使うのです。

 たとえば、今のうちに、あなたの友人や知人100人に、お昼ご飯をご
ちそうしてあげればいいのです。そして、新しい経済システムになって
から、その100人におごってもらえれば、あなたのお金は、うまく時代
を乗り越えたことになります。

 そうやって考えると、あなたの一番の資産は、あなたのことを大切に
考えてくれる友人や家族であることがわかります。彼らは感情的にも大
切でしょうが、経済的にもいざというときに頼りになる存在なのです。

 これから時代は大きく変わり、経済でも大変化が起きるでしょうが、
人生で大切なものは変わらないのでしょう。あなたにとって一番大事な
こと、大切な人を優先させていきてください。


(引用終了)


 舩井幸雄をメンターとして学んだことを、いったいどんな風に伝えて
くれるのか。本田健さんの「舩井フォーラム ザ・ファイナル」での
ご講演がますます楽しみになってきました。


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百円の男


 少し前のことになりますが、大創産業の矢野博丈(ひろたけ)会長に
会いに東広島市の本社を訪ねました。船井総研の大先輩であり、一昨年
の12月まで静岡県湖西市の市長をされていた三上元さんが矢野会長と懇
意にされていて、三上さんと一緒に呉まで行く用があるのに合わせてア
ポイントを取ってくださったので、面会が叶ったのです。

 大創産業というのは、言わずと知れた100円ショップダイソーを展開
している会社です。昨年の3月現在で売上高は4200億円、店舗数は国内
に3150店、海外には26の国と地域に約1800店の合計4950店。それから
すでに1年経っていますから、現在では5000店を超える店を展開されて
いるのではないでしょうか。平成2年(1990年)に最初の直営店を高松
に出店されたことが、大下英治著『百円の男 ダイソー矢野博丈』
(さくら舎)
で紹介されていますが、その時からこのような急成長が
始まった事になります。


 矢野会長と三上さんは船井総研時代からお付き合いがあるのだそうで
す。当時の船井総研は毎年、熱海と宝塚で大規模な小売店セミナーを開
いていました。一番大勢集まっていただいた時は、熱海の後楽園ホテル
に全国から800名以上の小売店の経営者が集まってくださったこともあ
るそうです。矢野会長とのご縁は、コンサルティングをしていたという
よりもフランチャイズを募集するためにそのセミナーに出店いただいて
いたことがきっかけだったということです。

船井総研と三上さんが立ち上げた協同組合企業福祉共済会で大創産業の
株を持たせてもらっていたのですが、上場を目指されるという話もあり、
また、新しい資本政策を考えられたとのことで、何年か前に取得した時
とは比べものにならないぐらいの高値で買い戻していただきました。
今回の面談は、その御礼を言うのが主な目的でした。

 同社はこの規模になってもまだ上場をされていないのですが、今年の
3月1日にご次男の矢野靖二(せいじ)氏に社長を交代されたばかりで、
次世代のことを考えると上場しなければならなくなったということが大
下先生の本に書かれていました。そんなことも株を買い戻していただい
た背景にあるようですが、デフレの世の中を代表するような同社の躍進
は、正直言って、三上さんをはじめとする当時の船井総研の幹部の皆さ
まや舩井幸雄にも全く予想できなかったのだと思います。

 ダイソーが躍進した背景には、インフレ時代とはまったく逆のデフレ
の時代に見事に対応したという背景があります。というよりも、同社や
ニトリ、ユニクロ等の新しい形態の小売業がデフレを作ったと言ったほ
うが正しいのかもしれません。「百円の男」を読むと、それに対応する
ために並大抵ではないご苦労と、100円で売るのだという覚悟が必要だっ
たようです。先に100円で売るということが決まっていて、それまでは
300円~500円、もしかすると1000円近い値段で売られていたものを、
信じられないような努力で100円で売れるようにしていったのです。
この物語を読むことで、インフレの時代を再現させるという政府や日銀
の方針が、そんなに簡単に実現することはできないことがよく分かりま
した。

 矢野博丈さんという人とその仲間たち、さらには流通業界の大先達や
銀行など、それを支えてきた人たちの力によって、世の中はまったく変
わってしまったのかもしれません。そして同様に、いまの資本主義社会
も確実に変わっていきます。NPO法人テラ・ルネッサンスの理事で創設
者の鬼丸昌也さんの著書『平和をつくるを仕事にする』(ちくまプリマ―
新書)
を鬼丸さんからお送りいただき読ませていただきました。やはり、
「一人の力は微力だけど、無力ではない」という鬼丸さんが社会を変革
するためのスローガンを、いろいろな逸話を読ませていただき、涙しな
がらしっかりと肚に落とさせていただいたように思います。

 世界にはカンボジアの地雷やウガンダやコンゴの子ども兵の問題など、
信じられないような悲惨な実話がたくさんあります。遠く離れた場所で
起こっている悲惨な出来事は、一見私たちには何の関係もないように思
えます。でも、実は私たちが豊かさを享受させていただいている大元で
ある資本主義のシステムが、彼らの悲惨な現状を生み出していることを
鬼丸さんは淡々と教えてくれます。この本は主に高校生をターゲットに
書かれており、これを読んだ子どもたちが新しい未来を作っていってく
れることが意図されています。

 東日本大震災の時、ウガンダのスタッフが彼の国ではエリートである
公務員の平均給与が7000円という水準の中で、日本のために彼らが5万
円の寄付を送ってくれたことに接して、鬼丸さんは被災地を支援すると
いう覚悟を決めたという話が書かれています。誰かの覚悟が新しい世の
中を作っていくし、私たちも無力ではなく、覚悟を決めることでそれぞ
れがそれに対してできることを持っているのだということがよく分かる
本でした。

 鬼丸さんを紹介してくれたのは、テラ・ルネッサンスの理事でもある
岡田多母さんです。岡田多母さんは、目に見えない世界は目に見える世
界よりも大事だということを伝えてきた舩井幸雄の同士であり、メンター
でもありました。私たちは、父が覚悟して伝えようとしてきたことが伝
わるべき人には伝わったという確信と、それを私たちよりもうまく伝え
る活動をしてくれている多くの仲間たちの存在を見て、「舩井フォーラ
ム」
をザ・ファイナルにする覚悟をしました。

 多母さんは、本当は自分たちの講演会があったのに、しかもその日は
お誕生日なのに、私たちの講演をしてくださいという返事に即答でYes
の返事を返してくださいました。舩井幸雄が伝えてきたことがなんで
あったのか、多母さんや鬼丸さんがこれから伝えていくべきことは何な
のかを思う存分語っていただけると楽しみにしています。

10年ぐらい前の「にんげんクラブ東京大会」でお話してくださった時、
多母さんは控室で、興奮を抑えることができない様子で椅子に座ること
もせずに、私たちに父のしてきたことを熱く語ってくださいました。
ザ・ファイナルの舞台では一体どんなことをシェアしてくださるので
しょうか? とても楽しみです。

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特別出演


 赤塚高仁さんと友達になって、ご縁の輪がずいぶん広がりました。

 赤塚さんは人の本質を見抜く名人です。子どもの頃、いじめられっ子
だったので、相手がどんな人かを一瞬で見抜かなければ生きていけない
(ちょっと大げさな気もしますが、そこのところが分からない人が多い
からいじめの問題はなかなか解決しないのでしょうね)ので、相手が敵
か味方か、(赤塚さんにとって)いい人か悪い人かがすぐに分かるよう
になったのです。

 赤塚さんに初めてお会いしたのは25年ほど前だったのですが、その時
は友だちにはならなかったので、きっとその時の私は赤塚さんにとって
敵で悪い奴だったのでしょう。しかし、旅とはおもしろいものですね。
一緒にイスラエルに行って、少しお互いに相手の本性を見ると、理屈抜
きにメチャクチャ仲良くなってしまいました。

 そして、そんな赤塚さんに誘われて呉に来ています。実は今月2度目
の呉なのですが、呉に私たちを誘ってくれる久村寿美さんも、赤塚さん
から紹介されたステキな人のお一人なのです。詳しい経緯は赤塚さんの
ブログ
をご覧ください。

呉-1.jpg

 矢吹紫帆さんの素晴らしいコンサートとマジックショーは以前にも体験
済みだったのですが、今回驚いたのはクリスタルボウルの演奏です。会場
が和室だったのは、クリスタルボウルを寝ながら聴くためですが、本当に
幽玄の世界に連れていかれました。いびきをかくほどの睡眠の世界に誘わ
れただけのような気もしますが、自分の中の大事なスイッチを入れていた
だいたような気がします。

呉-2.jpg

 そして、もっと面白かったのは、遠藤友幻さんの「ヤマトの心で読み解
く 字源物語」の講演です。漢字(友幻さんの意見ではほとんどが国字に
なっているととらえた方がいいようです)の字源を探っていくと、深淵な
真実が見えてくるというお話で、生まれて初めて漢字が面白いと思いまし
た。若き書道家が、字の源の研究に70年の歳月を費やした漢文学者の白川
静先生の教えや赤塚さんの影響などで紐解いた世界は、形霊(かただま)
と言ってもいい、本質的な世界でした。呉までやってきて本当によかった
と思っています。

呉-3.jpg

 話はまったく変わりますが、村中愛さん、小川雅弘さんの『シリウス:
プレアデス直系 メシアメジャーが語った 知って備えるべき未来Ⅱ
《超サバイバル編》』(ヒカルランド)
をとても楽しく読みました。今回
はメシアメジャーのご指名で飛鳥昭雄先生が特別出演されて、メシアメ
ジャーが引き出さなければ話さない、ここだけの本当の話が満載になって
いて、前半のサバイバルについて語っている部分とまったく違ったテイス
トで読めたのがとても新鮮でよかったのだと思います。

 飛鳥昭雄先生は博覧強記の天才で、何でも知っている超人です。ただ、
本当のことを真面目に語ってしまうと命の危険があるので、サイエンス
エンターテイナーとして月刊誌「ムー」等で活躍されていて、そのおかけ
で私たちは真実の一端を楽しませてもらうことができるのだと思います。
だから、この本もエンターテイメントとして読むのが正しい読み方なのか
もしれませんが、とても考えさせられる本になっています。

 飛鳥先生のテイストを変えるわけではありませんが、4月21日(土)の
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」では、すこしだけ真面目に「宇宙の
絶対真理を知る!」というテーマでお話ししていただけることになってい
ます。父は飛鳥先生のお話を「直感力研究会」で聞くことを本当に楽しみ
にしていました。何があっても自分のスタイルを守られる飛鳥先生も、
そこでだけは少しだけ真面目に本当のことを話してくれて、それをうれし
そうにうんうんとうなずきながら聞いていた父のことが思い出されます。

 それほどの内容になるかどうかは、会場に集まっていただいた皆様の熱
意にかかっているのかもしれませんが、ザ・ファイナルで先生が父に何を
語りかけるか、いまからとても楽しみです。私はメシアメジャーや飛鳥先
生が警告してくれているような世の中にならないようにしたいというのが、
舩井幸雄の思いだったと考えています。でも、包み込んですべてを楽しみ、
いいところをシェアするのもまた舩井幸雄流ですので、ザ・ファイナルも
そんな会になればいいと思っています。

 飛鳥先生に特別出演していただくわけではありませんが、いつも特別出
演なのが飛鳥流だと思って楽しんでいきたいと思います。
ますますワクワクしてきました。


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生命感覚を取り戻す


 ようやく春が感じられるようになってきましたが、そんなときに風邪を
引いてしまいました。熱が出たわけでもないし寝込んだわけでもないので
すが、出張が続いたこともあって今回は結構しんどかったです。

 週末に東京へ帰ってくる飛行機の中では、もしかするとかなり危機的な
水準なのかなと思ったほどでしたが、家族っていいですね。家に帰ったの
は遅めだったのですが、家内が作ってくれたご飯を食べてゆっくり寝たら
翌日はかなり元気になっていました。

 最近の講演でよく話すことなのですが、世界平和は語るだけなら簡単な
ことです。でも実は、その世界平和を語っている人の攻撃的な姿勢が紛争
の遠因となっているような気がして仕方がありません。

 本当の平和は、家庭の平和から作られるのだと思います。最近は贅沢を
させていただくことが多く、出張に行っても快適なホテルで過ごさせてい
ただけるのですが、それでも家庭の温もりは格別です。世界平和を語る前
に、家庭の平和を大事にする。自戒の念も込めて伝えていきたいと思って
います。

 この原稿を書く直前に、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のPRの
ためのビデオ撮りで、Kan.さんにインタビューをさせていただきました。
疲れがたまっていたからかもしれませんが、久しぶりの生Kan.さんとの
語らいに大いに癒されました。

Kan.さん対談.jpg

 4月22日(日)のKan.さんのワークプログラムのタイトルは「生命感覚
を取り戻す」です。舩井幸雄からの卒業が大きなテーマの「ザ・ファイナ
ル」にもふさわしい内容になっています。フライヤーから引用させていた
だきます。

 
(引用開始)

 いろいろなパラダイムが問われ、再生しつつある現代の世の中で、
今最も必要なことは何でしょうか。

 いつの時代も、人が作った時代の価値観に合わせて生きていかねば
ならないのが世の常です。しかし一方で、時代や人の世とは関係なく、
自分がもともと生まれる前から持っている生命感覚というものがあり
ます。

 生命感覚とは、自分の奥底に潜んでいる、単なる情報ではないもの
です。人から習うことのできないものであり、無視しがちだけれど、
いつでもそこに本当はあるものです。それは、人任せでは得られません。
今の世の中は、いろいろな情報に溢れ、人から習ったことや、習得しな
ければならないことでいっぱいです。それももちろん大事だとは思いま
すが、人から習ったものを自分のスキルにしていくことと、人から習っ
たことでなく、自分に本来備わっている生命感覚に気づき、触れていく
こと。このバランスが大事です。

 生命感覚に触れずに過ごしてしまった現代人は、毎日起こる自分のド
ラマだけが生きることだと思ってしまいがちです。しかしドラマは氷山
の一角であり、もっともっといろいろなことに私たちの生活は支えられ
ています。生命感覚を取り戻し、それらを実感できるようになってくる
と、そこにはドラマだけでなく、全然違ったステージが繰り広げられて
いくということを、発見して欲しいのです。

 一人ひとりが自分の生命感覚を発見し、取り戻して、そこにきっちり
根差して生きること。それこそが、宇宙の息と自分の息が一つになるこ
とであり、今、最も必要なことではないのでしょうか。

 この日は、会場の皆さんと一緒に、一人ひとりの生命感覚を探求して
みたいと思います。

(引用終了)


 「舩井フォーラム ザ・ファイナル」には、大なり小なり舩井幸雄の
下で学んでいただいた「有意の人」がお集まりいただくことになると思
います。そして私は、そんな「有意の人」のご尽力のおかげで、少なく
とも私たちが選択した宇宙では世の中が再生しつつあるように思ってい
ます。

 「オープンワールド」や「舩井フォーラム」では、舩井幸雄やその残
したものが再生するための方法論を皆さまにお伝えしてきたのだと思い
ますが、今度は私たちが自分の生命感覚に従って、自分で方向を決めて
いくべき時が来たのだと思うのです。

 「地球への祈りの集い」を成功させた中山恵美賀さんや、3月21日に
「きれい・ねっと感謝祭」を開催される山内尚子さんは、自分たちの生
命感覚に従って動き始めているから、それに共鳴する人たちを多数ひき
つけられるのでしょう。そして、方法論はいろいろですが、自分の生命
感覚を思い出すことができれば、自分のやりたいことは何でもできるよ
うになるのだと思います。

 生命感覚というものは、何度か試行錯誤するうちにいつの間にか自転
車に乗れるようになるのと同じ感覚で、理屈で教えられるものではあり
ません。今回のワークプログラムは、Kan.さんという最高の師匠のもと
で、じっくりと1日をかけてその道を究められる、「有意の人」にとって
は必須のものになっています。

 4月21日(土)に舩井幸雄の教えを多面的に振り返りながら、それを
使うための生命感覚を取り戻すという展開は、我ながらでき過ぎで、
天の采配を感じずにはいられません。


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神人合一


 3月3日に三重県鈴鹿市の椿大神社(つばきおおかみやしろ)の参集殿で
行われた「地球への祈りの集い」に参加してきました。

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            (始まりは芙蓉先生の「煌」の揮毫から)

にんげんクラブ愛知のメンバーである、中山恵美賀さんが主宰するもので、
昨年は美内すずえ先生の「紅天女」を演じられて、涙が出るほど感動した
ことを思い出しました。今年はスケジュールの都合で前泊できなかったの
ですが、中山さんから、「できれば午前中から来て、リハーサルを見てく
ださいね」と言われて、お言葉に甘えてリハーサルから見学させていただ
きました。

 今年は、世界的なスピリチュアル音楽の第一人者である岡野弘幹さん
リードする形で演劇が進んでいきました。岡野さんとディジュリドゥ奏者
KNOBさんのコラボ演奏に舞や演劇が加わっていくようなとても自然な
形で舞台空間ができあがっていくことに感動しました。逆に言うと、当日
の朝の段階ではほとんど完成していなくて、リハーサルをしながら演出が
決まっていくという流れでした。昨年の「紅天女」の完成度の高さを知っ
ている私は、見ているうちに少し心配になりました。

 しかし、見事にいい方向に裏切られました。作られたものという不自然
さがまったくなく、本当に神様からの意思を超一流のアーティストの皆さ
まと、恵美賀さんの仲間であるタマシズクたち(ボランティアで実は一番
楽しんでいる出演者の皆さま)の完全な融合で、私たちがこれから生きて
いくべき世界を表現されていました。ナチュラルでありながら、かつ完成
度の高い空間に、商業演劇ではとても作り出せない素晴らしさを堪能させ
ていただいたのです。

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 リハーサルの後、恵美賀さんや演出の山下晃彦先生にインタビューして
みたのですが、「『~アヤナスイノチ アワ トコシエニ~』というテー
マに込められた、神人合一の世界を表現しているだけです」と、興奮する
こともなく極めてナチュラルに、しかし確固とした満足感が伝わってくる
お話が聞けたことにも驚きました。

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 先週紹介した、「世界144,000人平和の祈り」を主催している小川雅弘
さんは、原発のない、核兵器のない平和な世界を作りたくて、それを実現
するには、みんなの祈りの力を使うしかないという思いで、説明会を全都
道府県で行うべく全国行脚を始められています。

高知県を代表する超一流の経営者でありながら、自分で車を運転して、ビ
ジネスホテルに泊まり、会場の設営から受付、司会、講演、書籍の販売、
サイン、撤収、そして懇親会では宴会部長まで務めて全国を回っています。
全都道府県はとても無理なので、少しだけご一緒することになっているの
ですが、頭が下がるばかりでとてもまねはできません。

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恵美賀さんも、目的があれば目標がなくても行動できる典型的な人ですが、
今回の「地球への祈りの集い」のあいさつで、お孫さんが生まれた時に、
この子が幸せに生きていける環境を創りあげる責任があるという思いだけ
で活動を始めたという話をされていました。その純粋の思いが、「紅天女」
から「~アヤナスイノチ アワ トコシエニ~」につながっていったこと
に感動しています。

 そして、3年前の「地球への祈りの集い」に合わせて、恵美賀さんが
『にじ色の鳥』という絵本を出されたことを思い出しました。あの絵本に
表現された純粋な思いだけで、ここまでのイベントを創りあげるだけの
ステップを踏まれてきた恵美賀さんを、にんげんクラブの仲間として誇り
に思います。

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 神人合一の領域まで、無理をすることなく自然に達した仲間のすごさに
感動しながら、その道を切り拓いた先駆者であった舩井幸雄を感じきる
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」をしっかりとやり切って、一つの
時代が終わり、新しいまったく異次元の世界が始まることを確認させてい
ただきたいとあらためて思います。小川さんや恵美賀さんがいなければ、
時代を終えるための大難がやってきたのだと思いますが、それを
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」というイベントで代替できれば、
こんなにステキなことはないと思っています。


 大難を小難に、小難を無難に、無難を無事にすることが、にんげんクラ
ブの仲間の皆さまのおかげでできつつあることに感動しながら、舩井幸雄
の役割にしっかりピリオドを打つことをやり遂げたいと思います。

未来を担っていく皆さまと父も横浜で会いたいと思っているようです。
そして、ぜひ皆さまが創りあげた素晴らしい地球に対して一緒に
感謝の思いをお伝えしたいようなのです。

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時の終わりと、時の始まり


 最近、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のことをよく考えています。

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舩井幸雄の看板商品はフナイオープンワールドであり、舩井フォーラムは
その後継なので、これにピリオドを打つにはやはり大変な覚悟が必要にな
ります。

世の中の構造を突き詰めていくと、そこには見える世界と見えない世界が
ある。どちらも大事だが、本質的には見えない世界が世の中のあり方を決
めている。このことを広くお伝えすることが、舩井幸雄の役割だったのだ
と思います。そして、おかげさまで、伝わるべき有意の人には、ほとんど
伝わったのではないかと感じています。


 いまでは、世の中の構造と人間の正しいあり方をご理解くださった有意
の人が、すでにそれぞれの役割をはじめてくださっており、私たちがそれ
に直接関与させていただくべき段階を超えたのではないかというのが、
ピリオドを打たせていただく一番大きな理由です。


今回のザ・ファイナルでは、それぞれの役割を果たしつつある皆さまが、
舩井幸雄のもう一つの大きな特徴でもあった「包み込み」という概念で、
お互いに自由意志を持ち、お互いをリスペクトしあいながらも、大きな
ベクトルは共通していることを確認しながら進んでいくことに焦点を当
てたいと思っています。

 包み込みの精神で新しい取り組みを進めていくに当たって大事なことは、
直感力と想造力を使いこなすことになります。そのためには、超意識を使
いこなすことが大事になるようです。リーダーになってみんなを引っ張っ
てくださっている皆様は、意識しているかいないはともかくとして、それ
を使いこなしているのは間違いないように思います。

いまの時代は、カリスマ性を持ったリーダーが「俺についてこい!」という
感じで引っ張っていくのではなく、みんなの自由な意見を引き出して、
その叡智を結集することができるリーダーが求められているようにも思い
ます。

 理屈で引っ張っていくリーダーもいれば、超意識からのメッセージを素直
に受け止めて行動するタイプのリーダーもいれば、ファシリテーターとして
の能力に優れているリーダーもいます。にんげんクラブのメンバーは、行動
派が多く、また超意識に素直につながる素養を持っている人が多いので直感
型が多いように感じますが、カリスマに寄りかかるのではなく、自分で考え
て、自分の肚に落とし込んで、自己責任で行動できることが、いまからの
リーダーの一番大事なポイントになるのです。


 まったく理屈が関係ないタイプの筆頭は「世界144,000人平和の祈り」を
進めている小川雅弘さんかもしれません。

小川さんの目的は世界平和を実現すること。原発のない社会、核兵器のない
社会を実現することです。政治にいくら訴えても原発がなくならないことが
よく分かったという小川さんは、祈りの力で世界平和を実現することにしま
した。小川さんは目的が明確になれば、目標がなくても動ける強さを持って
いる人です。

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 二度目の土佐経済同友会の代表幹事を務めるという大社長にも関わらず、
日本中を自分で車を運転して講演して回っています。しかも、会場で申し
込みをして、受付をして、本を販売して、講師をして、サインをして、
最後は後片付けをして、さらには懇親会では宴会部長として場を盛り上げる
ということをたった一人でやるというすごい行動力です。

そして、何よりもステキなのは、本人が一番楽しそうにしていることです。
いきいきとしている小川さんを見ていると、世界平和が実現するのは簡単な
ことではないかとすら思えてきます。

 イスラエルに行き、赤塚高仁さんから聖書のことを教えてもらうと、ユダ
ヤ教、キリスト教、そしてイスラム教という一神教に共通する大事なポイン
トは黙示録に代表される崩壊現象だということがよく分かります。イスラエ
ルに関わりホロコーストのことを学ぶと、まさにホロコーストは黙示録の世
界が顕現してしまったものであることが分かります。

小川さんは、いま一生懸命、なるべく黙示録の世界を祈りの力でソフトラン
ディングさせることに注力しているのだと感じます。「時の終わり」をきち
んと始末して、「時の始まり」にしっかり備えるための活動をしているので
す。

 そして、それを有意の人の祈りの力で乗り切った時、今度は理想的な千年
紀がやってくるというのが小川さんのビジョンです。理想郷を作るのが小川
さんの夢ですが、その前に人類が戦争の歴史を通じて貯めてきてしまった負
の思いを、きれいに洗い流してしまうことを一生懸命にやっているのです。
そして、村中愛さんを通じてメッセージを頻繁に送ってくれるメシアメジャー
に確認しながら、ものすごい行動力で世の中を変えていっているのです。


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 小川さんの中では、メシアの再来は時間の問題で、もうすぐ実現する決定
事項になっています。正直に言えば、理屈王の私には理解できないこともあ
るのですが、日曜日の福岡での小川さんの講演を聞いて、理屈を横に置いて
素直についていくのも楽しいのかなと感じました。


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宇宙の真理が変わるとき


 日曜日に大阪の舩井セミナールームできれい・ねっとの山内尚子さん
と講演させていただきました。

実は大阪のセミナールームは、3月いっぱいでいまの場所をクローズする
ことになっています。移転先を探しているのですが、いまのところ未定
なので、しっかりと決まったところで皆さまにもご報告したいと思いま
す。

そんな大阪のセミナールームでの最初のイベントは、山内さんと私が
中心になって開催した大寄合でした。そこで、関西のにんげんクラブ
の有志が原点を確認するという意味で二人の講演会を企画してくれた
のです。

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 参加してくださった方のほとんどが、講演会を企画してくれたにん
げんクラブの大阪支部代表である小原正年さんが集めてくださった、
いつも参加してくださる心やすいメンバーだったので、安心して自分
でもまだよく分かっていない新ネタを披露させていただきました。

アメリカの大学でMBAのコースにいた時、まだ自分の中で消化不良の
不確定性原理についてプレゼンをしたことがあります。教授のコメント
は辛辣で、「自分が理解できていないことをプレゼンしてはいけない」
と言われてしまいました。

 まったくその通りなのですが、にんげんクラブというのはありがたい
ところで、自分が理解できていないことを話しても、受け止めてくれる
人がいて、話した後から自分が言いたかったことの趣旨が明確になるこ
とがあります。ホームグラウンドで何でも受け入れてくれるメンバーと
一緒だったので、思いっきり冒険をさせていただきました。

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 合理的なことが大事なアメリカ人の考え方でいくと許されないこと
ですが、いい意味でいい加減なところが日本の良さだと思っています。
1冊の本を書くために日本人は100冊の本を読むのに対して、アメリカ
の一流のジャーナリストは最低1万冊は読み込んでから書くという話を
聞いたことがあります。

「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に出演してくださる本田健さん
はいま英語の本を執筆しているそうですが、日本語の本のマーケット
は1億人しかないが、英語の本は最低でも20億人がターゲットになる
ので、ベストセラーを書いた著者に入ってくる原稿料の桁が違うとい
う話を教えてくれました。

 例えば、いま大流行のマインドフルネスという考え方は東洋思想を
元にしているもので、本質的な生き方論や組織論も原点は東洋にある
ものが多く、日本の思想は舩井幸雄のものをはじめコンテンツの力と
しては決してアメリカのものに負けていません。しかし、英語になっ
ていないために発信力が20分の1になってしまっており、その現状を
打破するのが自分の役割だというのが健さんの思いなのです。

 話を戻すと、翻訳されたものを含めてアメリカ人著者の書いた本は
完成度が日本人の書いたものと比べて格段に高くなります。でも、
理屈が多くて、私たちの感覚では読みにくいものが多いという見方も
できるのです。

日本人は私のような理屈ばかり述べている奴でも、いい意味で加減な
ところがあり、その代わりなるべく分かりやすく伝えるという技術は、
日本語の読者を相手にした場合はある程度の暗黙知を共有しているこ
とも期待できるので、高いのだと感じています。

 完成度としてはダーウィンの進化論に負けずとも劣らない独自の
今西進化論を創りあげ、京都大学の霊長類研究所の基礎を作られた
今西錦司先生は、英語での論文の出版を勧められてもいつも断って
いたそうです。私の勝手な推測ですが、日本人が共有する暗黙知なし
に、合理的であるということだけでは伝わらない世界があることを
分かっておられたのではないでしょうか。

でも、AI(人工知能)が進化していけば、そんな日本人だけが共有し
ている知識についても、アメリカ人にも理解してもらえるような翻訳
力ができてくるのではないかと期待できるようにも思い始めています。

 ただ、アメリカ人が理解できるようになる前に、日本独自の叡智で
ある今西進化論のエッセンスを知っておくのは悪い事ではないと思い
ます。比較的、読みやすい今西先生の『進化とはなにか』(講談社
学術文庫)
をぜひお読みください。


 ところで、当日の山内さんの講演のタイトルは、「いま、宇宙の真理
が変わるとき」でした。大胆な演題ですが、にんげんクラブの女性陣は、
まだにんげんクラブに関与してくださる皆さまの暗黙知のレベルですが、
それほど大きな変化の真理を獲得しているように思います。

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近代のテーゼは「合理的であること」です。この一点においては、アメ
リカ人を差し置いて間違いなく世界一であると私が考えているイスラエル
(5月に本田健さんも一緒に行く、「遥かなるイスラエルの旅」を企画し
ています)を学ぶことが大事だと思いますが、それが感覚知で理解でき
たら、宇宙の真理がますます明確になると思います。

 何年か前、にんげんクラブ愛知の中山恵美賀さんが、「宇宙外生命体」
というワードを叫ばれていたことがあります。UFOは地球外生命体です
が、どうもいまの大きな変化は宇宙外生命体の存在まで感じる必要がある
のかもしれません。そんな恵美賀さんが主宰する3月3日の「地球への祈り
の集い」
や山内さんが主宰する3月21日の「きれい・ねっと感謝祭2018」
そして「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に来ていただけると、新しい
宇宙の真理が感じていただけると思います。それぞれの会場でお会いでき
るのを楽しみにしています。

10億回


 今日はバレンタインデーです。
私が甘いものが好きではないということが周知されただけかもしれませ
んが、義理チョコというものをもらうことがあまりなくなってきました。
今年の特徴は、だいぶフライングで早めにもらうことが多くなったこと
かもしれません。上記のような理由でいただいたチョコは家に持って
帰って家族に食べてもらうのですが、そんな傾向からか、家内からも
今年は早めにチョコをもらいました。

 日本のバレンタインデーやそれにお返しするホワイトデーの習慣は、
商業的に作られたものです。特に、ホワイトデーは昔の取引先の社長が
仕掛け人であることが分かっていて、いまでも船井総研のコンサルティ
ングではそのようなトレンドを作り出しているのではないかと思います。

たしか20年ほど前の話ですが、いまの船井総研ホールディングスの高嶋
社長が中心になってやったトレンドに「お詫びチラシ」というものがあ
りました。なるべく安いわら半紙のような用紙を使い、モノクロで社長
さんか店長さんが謝っているイラストを描いて、「ごめんなさい、私の
ミスで仕入れすぎてしまいました。このままでは、会社(店)の存続に
影響する事態なので、思いっきり安くするから買ってください」という
チラシが大流行したのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょ
うか。有効期限は1年かせいぜい2年でしたが、トレンドというのはこの
ように作るのだということを実感しました。

 そう言えば、父がファッションのコンサルタントをしていた頃なので、
それこそ50年前のノウハウかもしれませんが、ネクタイの幅を細くした
り厚くしたり、ワイシャツの襟の形も定期的に流行を変えることがマー
ケティングだった時代があります。いまでも、一番のトレンドはテレビ
のニュースを読むアナウンサーで、最近では青系統のワイシャツとネク
タイを付けるのが流行っているのではないかと感じていますが、これも
マーケティングの一種だろうと思います。

 ただ、船井総研のような会社は大変だと思いますが、どうも最近は
このような流行を作るのがだんだん難しくなってきているように思い
ます。私はTPOを考えるとどのような場面でも無難な背広を着ること
が多いのですが、東京の朝の通勤電車を見ていると、背広にネクタイ
をしている男性は少数派になってきています。自由なファッションを
楽しんでいる若い人たちのことを見ていると、流行を作るのも難しい
だろうなあと感じるのです。どうも、そんな流行よりも本質に気がつ
いている人の数が増えているようですね。


AI(人工知能)の時代の幕開けとともに、理屈でいろいろ考えたとこ
ろで人間の力ではとても太刀打ちできないことばかりになってきてい
ます。

日経新聞にいまの株式市場のAIの取引は1秒間に10億回の売買ができる
と書かれていました。10年ほど前に朝倉慶先生が1秒間に千回も取引す
るロボットトレーディングの脅威について講演されていたのを懐かし
く思い出しますし、たしか2、3年前に1秒間に百万回の取引と言われて
時代の変化を感じたものですが、いまや10億回だというのですから、
1年もすれば1兆回になっているかもしれません。


 今年になってからの相場の乱高下の大きな原因は、コンピュータ
トレーディングがアルゴリズム取引を行うようになっていて、方向性
が定まったらその動きが止まらないことにあると言われています。
でも、10億回から1兆回が標準になってきたら極めてなめらかな動き
が、人知を経ることなく実現するのかもしれないなあとも思っていま
す。

マーケティング戦略ではありませんが、流行のようなものは人間が
作っているものですが、AIによって1秒間に10億回や1兆回というレ
ベルで行われるものになると、自然のリズムと同じようになるのかも
しれないとかえって感じてしまうのです。


 自然はデジタルなのかアナログなのかという話があります。人間の
目からみればアナログに見えますが、理論物理学の究極の世界でみる
と間違いなくデジタルのように感じます。人間が関与する中途半端な
世界はアナログで、そこでは人為的なトレンドを作り出すことができ
るのですが、それがどんどん進んで神の世界に行くと、自然はゆらぎ
というリズムを持つデジタルな世界になっていくのかもしれません。

 そして、それをも超越する創造主(サムシンググレートや絶対神)
の世界になってくると、数字ではないというか数字では表せない本質
的なアナログ(絶対)の世界が初めて見えてくるのかもしれないと思
います。

いまは、AIの世界でも乱高下が楽しめますが、それが昔話になってし
まう時代がもうすぐやってくるのかもしれません。そんな近未来を
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」では語りたいと思っています。
だんだん、イメージが膨らんできています。
楽しくなってきました。


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2030年


 東京は寒い日が続いています。
これだけ寒いのは久しぶりのように思います。いまの地球は温暖化が
進んでいるのではなく、本当はミニ氷河期のような寒冷化が進むのだ
という話を聞いたことがありますが、そんなことも頭の隅に置いて生
きていくのが大切なのかもしれません。

2週間前にお伝えした船井総研の小山元社長の気候予測でも熱塩循環
という現象を考えると、北半球では気温が下がっていくと予想される
という分析がありました。常識やマスコミが伝えていることだけを
信じないことが大切なようです。


 先週の金曜日にアメリカの平均株価が665ドル下落し、それをうけ
て月曜日の日経平均も592円(2.6%安)値下がりしました。昨年来
続いていた適温相場が崩れていく予兆が見えるようになってきたよう
です。

主な原因はアメリカの長期金利が上がっていることで、相対的に見て
株価が割高になってきているという観測なのですが、不思議なことに
金利が上がっているということは債権の価格が下がっているというこ
とになり、株価も債券価格も両方同時に下がっているということは
理屈に合わないことになります。

 背景には、相場の乱高下を起こすことで儲けたいと考えている人た
ちの存在を感じますが、日本では日銀の介入の影も見えるので、長期
金利は0.1%を上回らない程度で推移していて、これはそれほど本格的
な暴落相場にはつながらないのではないかと思います。株価で22,000
円程度、為替で109円程度で結果的には収まり、大騒ぎした割には
たいしたことはなかったということに今回はなるのではないでしょう
か。

そして、夏の終わりごろから秋口にかけて、いまよりも大きな変動が
来ることが予想されると思われます。

 アメリカは5月頃をめどに中東で紛争を起こそうとしているという
観測を耳にするようになりました。北朝鮮に関しては、副島隆彦先生
の意見と違って実はすでに北朝鮮に対する軍事オプションを行使でき
る段階は過ぎており、北朝鮮は核保有国としての立場を築き上げてし
まったのではないかという見方が優勢になってきたという声が主流に
なってきたように感じます。

そのような、地政学的な懸念に相場も揺さぶられる可能性が高いので
すが、大きな流れでみれば、秋口から来年に来るとみられる相場の変
動にもなんとか耐えて、少なくとも2020年に向かっては経済はいい
状態を続けてくれればいいなと思っています。

 その後の2021年には、大きな相場の調整は避けられないのではない
かという声が大勢ですが、未来は私たちの意識が作っていることはも
ちろんですが、それ以前に2021年に大恐慌が来るのが確実ならば、
それに対処する方法を考えられないのはおかしいのではないかという
思いもあります。

経済は循環させなければならず、循環の過程で増えていくエントロピー
をシステムの外に捨てていく必要がある。資本主義システムの場合は
恐慌がその役割をしていてバランスを取っていたが、近年は異次元の
量的緩和策や財政出動など、恐慌を避けるための技術が発展してきた
ので、溜まったエントロピーを捨てることができていないことが問題
だという論評を読みました。

とても納得感があったのですが、エントロピーを逃がすことが必要だ
とまで分かっているのなら、それをやる方法を考えるのが人間の責任
ではないかと思います。幸い、3年ぐらいの時間があるのですから、
真剣に考えてみたいと思います。


「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に出演してくださる本田健さん
ザ・フナイの巻頭対談をさせていただくためにお会いしてきました。


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対談前に健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』(だいわ文庫)を久し
ぶりに読んでいきましたので、お金のことを中心にお話を聞こうと
思っていたのですが、健さんはすでにお金をしっかり稼ぐというこ
とは当たり前のことで、それよりもいかにみんながハッピーに暮ら
せる社会を作るかを考えていらっしゃるようでした。

ちなみに『ユダヤ人大富豪の教え』はついに100万部を超えてミリオ
ンセラーになったようですし、『ユダヤ人大富豪の教えⅡ』『ユダヤ
人大富豪教えⅢ』
も合わせて読んだのですが、ⅡやⅢのほうが内容が
ドンドン濃く面白くなっていき、ちょっと失礼な言い方になってしま
いますが、健さんが日々成長されていることが本を読ませていただい
ていても分かるのがすごいなと思いました。


      

 確実に日本を変えていき、それによって世界を変えていく第一人者
になられるのは間違いないと改めて確信しました。インタビューの内
容は『ザ・フナイ』5月号に掲載予定ですので、楽しみにお待ちいた
だければと思いますが、4月の「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
でのお話も聞き逃すわけにはいかないと思います。

そして、贅沢にも10日間も健さんと一緒に過ごせる「本田健・久米小
百合(元久保田早紀)と行く遥かなるイスラエルへの旅」
は、本当に
ぜひご参加いただきたいなと思います。

 今回のインタビューも含めて、本当に多くの教えをいただける機会
が満載で、本当に恵まれた日々を送れることを楽しくありがたく思っ
ています。

健さんは2030年には誰もが幸せで豊かに暮らせるパラレルワールドが
確実に実現しているビジョンを、明確に見ているそうです。みんなが
ハッピーな2030年のビジョンをしっかりと作り上げると、2021年以降
の経済危機も何とかなる、何かそんな思いを起こさせてくれる健さん
との楽しい時間に感謝しています。

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大雪で思い出したこと


 先週の月曜日、東京は4年ぶりの大雪になりました。
4年前は実は父の社葬(船井総研と船井本社の合同社葬でした)を2月
14日に執り行わせていただいたのですが、その日が今回よりももっと
すごい大雪だったことを思い出しています。今回はあれから4年ぶり
の大雪だったのですね。

その時も、どこかに書いたような記憶がありますが、社葬に出席いた
だいた台湾の大企業のトップにお礼に伺ったところ、あれだけの大雪
が降ったのだから、舩井さんのところは大金持ちになるよと言われて
びっくりしました。中国ではお金は水のようなエネルギーだと考えら
れていて、東京のようにあまり雪が降らない所で大雪になると、経済
的にいいことがあるというふうに解釈するのだと教えてくれたのです。

ということは、今回の雪も東京が祝福されているのかなと考えてしま
います。景気がいいのは東京をはじめとする都市の一部だけかもしれ
ませんが、やっぱりこの好景気は東京では2020年のオリンピックまで
は続くような気がします。


 そんなことを考えていた矢先、何回か予告しました故・竹田和平さ
んの神戸での「竹田和平生誕85周年 ありがとうまろUP! 出版し
たよ記念 開運! 花咲祭」
というイベントに参加させていただいた
のですが、積もるほどではありませんでしたがなんと神戸でも雪が降
りました。
これはきっと、イベントに参加してくださった方がお金との良縁に恵
まれますようにという和平さんからのプレゼントに違いないと思い、
ご挨拶させていただいた機会にそんな話をさせていただきました。

 「花咲祭」は東京と愛知でも開催されます。東京はすでに満席です
が、2月11日に愛知県の「お菓子の城」という和平さんの本拠地で開
催されるイベントは、さすがに和平さんの本拠地だけあって600人収
容のホールということで、お席にはまだまだ余裕があるようです。

和平さんの真骨頂は、ただ単にお金儲けの方法を教えてくれるのでは
なく、徳を積むことによってお金との良縁を得られるようにするコツ
を教えてくれることです。また、たとえば、お金は何にでも変わると
いう意味で「まぼろし」だといったすごい真理もさらりと教えてくだ
さいます。

残念ながら、私は別件があってお菓子の城には行けないのですが、お
時間の都合がつく方はぜひご参加ください。きっとステキなイベント
になると思います。


 いま、京都から博多に向かう新幹線に乗っているのですが、そんな
ことを書いていると、さきほど徳山駅を過ぎたところから車窓が雪景
色になってきました。やっぱり今年の日本は、お金と良縁に恵まれる
のではないかと思います。そして、それをただ金儲けで終わらせるの
ではなく、「まろUP!」(エゴをなくして真心で生きるようになるこ
と)して、徳を身に付けていくことで、2020年以降に起こる確率が
高いと言われている経済危機を乗り越える力に変えていきたいと私は
考えているのです。

 世の中は、私たちの集合意識によって作られています。だから、多
くの人が「まろUP!」して生きることができるようになれば、経済危
機そのものの規模を小さくすることも可能なのではないかと思います。

「ミロクの世」が来るのは間違いないが、その前にくる大混乱を小さ
くしたいというのが、父が「にんげんクラブ」を作った大きな目的で
す。そして、その方法論は有意の人に集まってもらい、その集合意識
の力を使うというものなのです。それによって大難が小難に、小難が
無難に、無難が無事になっていけばこんな素晴らしいことはないと父
は考えていました。

 和平さんと父は同じ昭和8年(1933年)生まれです。二人とも昭和
21年の預金封鎖の大混乱を経験しています。
父は農家の長男だったので食べるのには困らず、その点においては少
しは幸せだったかもしれませんが、受験勉強をするのに、電気をつけ
て勉強するともったいないと怒られたので、6キロ先にある最寄り駅
の電灯の下で勉強したという苦労をしています。和平さんは、水道も
電気もない開拓農民生活を4年も経験したという話をされていますが、
二人が共通して言っていたのは、「貧乏はそれほど怖くはないが、い
まの若い人たちが耐えられるとはとても思えない」ということでした。

 人間は追い込まれるとたくましい生き物ですので、私たちも文句を
言いながらも、どんな環境になっても生きていくのだろうと思います
が、そんな近未来が容易に見えているのですから、できればそれを避
けるぐらいの叡智は働かせたいものだと思います。にんげんクラブの
みなさんで、ワイワイガヤガヤとどうしたらそんな叡智が出てくるか
考えていきたいものですね。

なぜいまイスラエルなのか


 今日(1月22日)の東京は雪模様になっています。
今木曜日配信の舩井メールクラブは、元船井総研社長の小山政彦先生に
よる今年の予測を私がインタビューしてまとめたものなのですが、小山
先生の予測の一番の売りは、実は気候予測です。このインタビューは
12月中旬に行ったのですが、この冬は東京でも2~3回積雪があるだろう
と予測されていて、まさにどんぴしゃりと当たっています。

舩井メールクラブは、おそらく日本で一番高いメルマガですが、かなり
レアな情報をお届けしている自負があります。有効な情報はきちんと
お金を払って得ることが大切なのは、にんげんクラブの会員の皆さまは
ご承知のことだと思いますが、多くの情報があふれているいま、無料の
情報に振り回されないように、ぜひ自分なりの情報の取り方を考えてみ
ていただければと思います。


 さて、昨日(1月21日)、5月12日から予定されている、船井本社か
ら言うと孫会社になる(株)51コラボレーションズが企画する「本田
健・久米小百合(元・久保田早紀)と行く 遥かなるイスラエルへの
旅」
の説明会が開かれて、私も「なぜいまイスラエルなのか」
というテーマでお話しさせていただきました。旅の共同団長を務めて
くださる赤塚高仁さんは、ハワイで「やまとこころのキャンドルサー
ビス」をされていて来られなかったのですが、久米小百合さんにお越
しいただいて説明会でお話しいただきました。


イスラエル1.jpg


 特に女性には久米さんのお話が好評でした。51コラボも旅行会社も
男性スタッフ中心で、なかなか女性の気持ちが分からないところがあ
りますが、「あれだけの大ヒットを飛ばした大スターだった方が細や
かな心配りをされることに感動しました」というお声をいただきまし
た。

久米小百合さんは、いまはアメリカなどでは結構メジャーな「音楽
宣教師」をされています。牧師や神父は説教でキリストを説くのです
が、音楽でそれを伝える仕事をされているのです。今回の旅行にも
音楽宣教師としてのミッションを果たすためにご参加くださることに
なっています。

 もちろん、大ヒット曲の『異邦人』も現地でのミニコンサートで
歌っていただけることになると思いますが、昨年出された『7carats+1』
というCDでは、讃美歌のイメージを変えるような斬新な歌を歌って
おられるそうなので、早速Amazonで注文させていただきました。
クリスチャンであるなしに関わらず、キリストを感じるということが、
今回のツアーの大きな目標でもあるのです。

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(久米小百合さん)


 2014年に赤塚高仁さんと最初にイスラエルに行った時のことを
まとめた『聖なる約束』(きれい・ねっと)の中に書きましたが、
そのときに、赤塚さんが私たち日本から来た異邦人に説教している
様子を見ていて、2000年後の人たちが同じ場所で同じように説教し
ている姿がイメージできたことが、この本を出版した大きな動機で
した。厚かましいにもほどがありますが、新しい聖書を創っていく
第一歩を担うような気持ちになったのです。

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エルサレム旧市街の西壁(嘆きの壁)


 実は、2011年に最初に小川雅弘さんとイスラエルに行った時(この
辺りの経緯は小川さんの処女作『たった今、宇宙銀行の財布の口が開き
ました』(ヒカルランド)
に詳しく書かれています)に、死海やマサダ
に向かうバスの中で、「約束を果たせ!」という声を聞いたような気が
したこともあります。イスラエルの地や大和の地を舞台に新しい聖書の
物語を展開する必要性を感じたのは、その記憶があったからだと自分で
は確信しているのです。

イスラエル4.jpg
マサダ(要塞)


 もちろん、赤塚さんがダマスカスのホテルの部屋で聖パウロから聞か
された「これから、お前を私のようにキリストを伝えるために使う!」
というメッセージほど明確だったわけではありませんが、聖なる場所が
山ほどあるイスラエルの地に出向くと、そんな不思議な感性が開かれ
やすくなるのかもしれません、

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(イスラエル旧市街・聖墳墓教会)


説明会には、イスラエルでガイドをしてくれるバラさんこと榊原茂さん
も参加して、ご挨拶をしてくださいました。バラさんは銀座の教会での
「お前の未来はイスラエルにある」という啓示を信じて、46年前に横浜
から貨物船に乗ってイスラエルに向かいました。

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(榊原茂さん)


 私のような理屈人間はいろいろ考えてしまいますが、赤塚さんや
バラさんのように、神さまからのメッセージを感じるということは
試されごとを受けたということなので、とにかく「はい」か「イエ
ス」で行動を起こせる人が、これからは強いのかもしれません。

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(ラモンクレーターにあるホテル「べレシート」)


 今回のツアーに参加していただくと、そんなメッセージがあなたに
も伝わってくるかもしれません。いつも赤塚さんが言っているように、
イスラエルに行くと日本が見えるようになります。日本ほど、霊性が
高いパワースポットがあふれている国は他にはありません。伊勢神宮
のように、現在でも生きている宮は世界中どこを探しても他国にはな
いのです。日本ほど、素晴らしくて恵まれた国はないということを、
肚から理解することが「なぜいまイスラエルなのか」の結論なのかも
しれません。


 イスラエル旅行の説明会は2月4日(日)にもう一度あります。
今度は、我らが赤塚高仁さんもお話しくださることになっているので、
何か感じるところがありましたら、私が言うのもおかしいかもしれま
せんが理屈で考えずに、まずはご参加いただければと思います。

日本のために儲けてみませんか


 この週末に、名古屋から竹田本社(株)の真田英里さんが来社され、
小川雅弘さんと一緒に竹田和平さんについて語り合いました。

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7月にビジネス社から出版予定の、和平さんが始められ、その意思を継い
で小川さんが販売している純金メダル「百尊家宝」の本の取材でした。

「百尊家宝」については和平さんの『人生を拓く「百尊」の教え』
(講談社)
という著書がありますし、和平さん、小川さん、それに私の
3人で対談した『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』
(ヒカルランド)
という本の中で1章を使って語っています。
みなさんもぜひ「百尊家宝」を持って幸せになってください。

   


 ところで、「まろUP!」の本は2015年7月に3人で話したことをまとめ
た本なのですが、この本の中で和平さんは2020年に日経平均が4万円ぐ
らいになると断言しています。和平さんの言うことだから、「そんな
はずはありません」とは言えず黙って聞いていましたが、心の中では
「そんなことはあり得ない」と思っていました。私も含めて当時の経
済評論家は日本の未来に対して否定的な人が多く、当時すでにアベノ
ミクスで株価がボトムから2.5倍になっていたので、これがピークだろ
うと思っていたのです。

 実際にその時は2万円になっていた株価はだんだん下がっていき、
2万円に回復したのは昨年の6月でした。それから半年で26年ぶりに
23,000円を超えて、いまでは24,000円をうかがうところまで回復して
きています。年内に25,000円~27,000円ぐらいを予想する声も多く、
株価収益率(PER)という、和平さんも投資の判断をする時に一番
大事にしていた指標でみても割高ではなく、それだけ日本の企業の
収益が高まっていることを背景にしていることになるので、この株高
は本物のように思えます。


 1990年にバブルが崩壊してから、そろそろ30年になろうとしていま
すが、相対的に見れば日本は貧乏になってしまいました。さっき聞い
た話では、ロンドンの最高級のマンションは日本円にすると数十億円
するそうです。億ションは東京でも珍しくなくなりましたが桁が違う
ので、海外の投資家からみれば日本の不動産価格はまだまだ割安に見
えるようです。

 どうも、日本人はバブル崩壊の痛手があまりにも生々しく、その負
の思い出がトラウマとして刻み込まれてしまっているようです。この
30年の年月の間に世界は格段に豊かになっているのに、日本だけ時間
が止まってしまっているのです。そろそろ、その時間を動かしはじめ
てもいいのではないでしょうか。株や不動産などの金融商品に投資を
するのもいいのですが、それよりも知恵を出してそれで儲けることに
もう少し貪欲になるべきなのではないかと感じます。


経済成長は悪でお金儲けなどは時代遅れだという空気が蔓延していま
すが、どうも少なくとも東京オリンピックが開催される2020年までの
景気はいいようです。ただ、このまま放っておいて、株式や不動産な
どといった投機的なものばかりの価格しか上がらなかったら、またバ
ブルが崩壊してもっと大きなトラウマを背負うことになりかねません。
今度はそうではなく、新しい未来を切り開くような技術やアイデアを
形にして、新しい利益を生むような世の中がやってこなければならな
いのだと思います。


 和平さんが心配していたのは、2020年に株価が4万円になった後、
大恐慌がやってきてすべてがなくなってしまうことです。実際に日本
は、1946年に預金封鎖と新円切り替えが行われ、全てを失うという
経験をしています。

当時ティーンエイジャーだった和平さんはその辛さを体験しています。
だから、和平さんは晩年に全精力を注いで、それを避けるには、みん
ながバブルを怖がるのではなく、バブルではない新たな革新を起こし
て世の中を変えていけばいい、そして、それを金儲けだけではなく
明治の先人がそうであったように「論語と算盤」の精神でやっていけ
ばいいのだということを、私たちに教えてくれようとしていたのです。


「竹田和平生誕85周年 ありがとうまろUP! 出版したよ記念 開運!
 花咲祭」
というイベントが開催されます。東京の会場はすでに満席
だそうですが、私が出演させていただく1月28日(日)の神戸の会場
はまだ席に余裕があるようです。いまの私は和平さんの予言通り、
日経平均は4万円になる可能性が高くなってきたと感じています。
ただし、そのためにはみんなが前向きにならなければいけません。

自分のためにお金儲けをするのはカッコ悪いと感じられるかもしれま
せんが、みんながお金儲けをすることが日本の成長につながり、明る
くて豊かでみんなが幸せに暮らせる社会への第一歩となることは間違
いありません。平等な社会を作ってみんなで一緒に貧乏を楽しむのも
いいかもしれませんが、共に豊かな社会を築いて、その豊かさを弱い
人のために使える社会をつくった方がよほど楽しいに違いないという、
和平さんの教えが最近になって分かるようになってきました。

みんながつくる豊かな社会を話し合うために、よかったら神戸まで
お越しください。よろしくお願いいたします。

シラス


 船井本社グループは4日までお休みをいただいて、5日が仕事始めで
した。1日出勤すると、すぐに3連休なので不思議な感覚ですが、のん
びりとしたお正月を迎えています。

休みの間は存分に読書を楽しみました。近いうちにインタビューさせ
ていただくことになっている、矢作直樹先生の『自分を休ませる練習
 しなやかに生きるためのマインドフルネス』(文響社)
を読んで、
こんなゆっくりした日々もありだなあと感じています。


 本当の読書好きの人は紙の本の良さを尊ばれますし、私も同感では
あるのですが、最近はPCで電子書籍をダウンロードして読むことが多
くなりました。『自分を休ませる練習』は絶対に肌触りを感じながら
読むべきだと思いましたが、やっぱり電子書籍で読ませていただきま
した。

でも、あまり気張らずにゆっくりとやることや、何も考えない何もし
ない時間を作ることの大切さを伝えられている内容などを考えると、
これはこれでいいのだと思っています。


 最近は、時々アマゾンからお勧めの本の紹介がメールで送られてき
ます。数年前は頓珍漢なお勧めが多かったのですが、人工知能(AI)
はドンドン進歩しているのでしょう。最近は的確に私のニーズを把握
しているようで、思わず衝動買いをしてしまいます。

ただ、本の価格は、得られる情報量に比べれば信じられないぐらい安
いものだと思っていますし、本との出会いは一期一会であり、欲しい
という機会を逃すと再度巡り合えないことも多いので、喜んで衝動買
いというか大人買いを楽しんでいます。


 最近、そんなアマゾンのマーケティング戦略に乗せられて買った一冊
が竹田恒泰著『天皇は本当にただの象徴に落ちたのか 変わらぬ皇統の
重み』(PHP新書)
です。竹田先生のご講演をお聞きしたのは一度だけ
ですが、赤塚高仁さんがいつも竹田先生のお話をしてくれます。


本書を読んで分かったのは、赤塚さんのお話のバックグラウンドの多く
の部分に竹田先生の影響があるということです。そう言えば、古事記を
学ぶ時にも、赤塚さんの勧めで竹田先生の『現代語 古事記』(学研)
を読みました。私も気がつかないうちに、たくさんの教えをいただいて
いるようです。


 本書を読むまでの竹田先生のイメージは、難しい話を簡単に面白く聞
かせてくれるというものでした。しかし、本書は今年中にも発議がなさ
れるかもしれない憲法改正に臨んで、しっかりと国民が知るべき大事な
ことを学術的に述べられたもので、学者としての竹田先生の一面が出て
おり、なかなか読み進めない重厚な内容になっていました。

本書を読んで、憲法のことを何も知らない自分に唖然としてしまいま
した。本書の冒頭「まえがきにかえて」で竹田先生と対談されている
先生の恩師、慶応大学名誉教授の小林節先生の本などで勉強しなけれ
ばと感じています。

 全然知らなかったのですが、憲法学の定説は終戦の年に日本がポツ
ダム宣言を受諾したことで憲法学的には革命が起こっている。だから、
大日本帝国憲法と日本国憲法の間には断絶があり、日本の皇統は今上
陛下が125代目の天皇なのではなく、日本国憲法の発布と共に、新たな
建国がおこっていて今上陛下は昭和天皇に続く2代目なのだという解釈
になる「八月革命説」が主流になっているとのことです。

 竹田先生は本書で、そうではなく帝国憲法が改正されたものが日本国
憲法であり、帝国憲法は明治以前にあった不文憲法を明文化したもので、
日本の統治のあり方は古代から連綿と続いているものだという話を学術
的に論考されていました。

いつも赤塚さんが教えてくれる日本独自の統治のあり方である「シラス」
についても、詳しく論じられています。今時の新書にしてはかなり読み
応えのある本ですが、ぜひお読みになっていただければと思います。

 本書を読んでいるうちに、「シラス」統治のことを私たちが理解でき
るようになるには、戦後70年の年月が必要だったのだということが分か
りました。「八学革命説」は、確かにかなりの暴論だと思いますが、戦
後の荒んだ空気の中で左翼思想が蔓延する中では、両憲法の断絶を主張
する「八学革命説」が必要だったのだろうと思います。


 私の通った公立中学はかなり日教組の影響が強い学校でした。担任を
持たない組合専従の先生がいて、たまたま週に数時間だけのその先生の
授業を受けることになったのですが、その時の思い出は強烈です。授業
はとてもおもしろかったのですが、教科書を全く使わずにその先生の独
自のプリントで授業を進められていました。受験が大事だった当時では
かなり異例だったと思います。

そして、大学生になって、選挙権を持つようになったら、とても慕って
いた別の中学の時の先生から電話をいただいて、社会党に投票するよう
に頼まれてびっくりしたこともよく覚えています。

 あの時代までは、多くの日本人は教育勅語的な戦前の日本を全否定
することで、精神のバランスをとっていたのだろうと思います。赤塚
用語を借りると、とりあえず詮索せずに括弧にいれておいておくため
に、戦前をすべて全否定する必要があり、憲法、つまり国体ですらも
左翼思想と相いれるように、革命が起こったことにしておかなければ
ならなかったのかもしれないと感じています。

 そして、天皇陛下の統治方法である「シラス」は、そんなとんでも
ない皇統に対する誤解すら受け入れて括弧に入れておくことができる
ほど大きな度量があるのだなあと改めて感激しています。


これからのにんげんクラブの在り方は「包み込み」だと思っているの
ですが、究極の包み込みが「シラス」なのかもしれないと感じてきま
した。日本という奇跡の国に、しかも歴史をもう一度見つめ直せる準
備ができたこの時期に生まれてきたことに、改めて感謝したいと思っ
ています。


東京のお正月


 あけましておめでとうございます。

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 年末には恒例のにんげんクラブ愛知の望年会に行ってきました。毎年、
大体仕事納めの翌日に集まって1泊して、翌日軽い登山をして解散にな
るのですが、今回は私の講演の時間をとっていただいたので、今年がど
んな年になるのか、またこれからのにんげんクラブをどのようにしてい
きたいと思っているのかを話させていただきました。

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 今年は始まりの年だと思っています。そして、そのために必要な整理
をしなければならない年だとも思っています。

4月21日(土)、22日(日)に「舩井フォーラム ザ・ファイナル」
開催させていただくことになりました。1994年から続けてきたオープン
ワールド形式のイベントはその役割を果たし終えたと私は考えています。
最後の総括として、この流れを作った舩井幸雄的な考え方とは一体何で
あるのかということを、皆さんと一緒に徹底的に考えられるようなイベ
ントにしたいと思っています。

 早いもので、父が亡くなって4年になります。当初は、父の名前をな
るべく出さずに、いろいろなことをいままでと同じように進めていこう
と思ってやってきました。しかし、そろそろ方向性が決まってきたので、
父がやってきたことの中で役割が終えたものを、順に手じまいしていこ
うと思っています。

そして、役割が終わっているものだと思いながらも影響力が大きくてな
かなかやめられなかった舩井フォーラムも、いよいよ最後にするという
決断ができました。

 舩井幸雄の役割は、目に見えない世界があって、それが実は、目に見
える世界よりも大事なのかもしれないということを啓蒙することでした。
もっと言えば、それを宗教やイデオロギーにせずに、なるべく自由で安
全で、来る者拒まず去る者追わずの形でやってきたことだと思っていま
す。

その結果として、自分で考え、自分で決めて、自らの意志で行動できる
「有意の人」という仲間がたくさん現れてくださいました。そして、伝
えるべき人にはほぼ皆さまに伝わり、啓蒙の段階を過ぎて、それぞれの
有意の人がそれぞれのやり方でミロクの世を体現していただいていくス
テージが、いよいよやってきているように感じるのです。

 ただ、にんげんクラブは、まだまだこれからも続けて行かなくてはい
けないだろうと思っています。その理由については、講演などの機会に
は「舩井幸雄が夢枕に立って......」というお話をよくさせていただくの
ですが、本当は「包み込み」というもうひとつの大事な役割が残ってい
ると思うからです。

にんげんクラブは緩い集まりです。主義主張は何でも認めて、言いたい
ことを言い尽くしてもらうのが、にんげんクラブの方法論です。

 父の特徴のひとつに、いろいろな主義主張の方と誰とでもお付き合い
ができたということがあります。多くの先生方が、舩井先生とは、少し
考え方が違うがお互いに分かり合えると思っていただいてお付き合いが
できていたのですが、実はそれぞれの先生方同士はまったく違う考え方
をしているというケースがよくありました。

『ザ・フナイ』などでは、まったく意見が正反対の論考が続けて紹介さ
れていることもありました。両方読んで皆さんで判断してくださいねと
いうのが、父のいわゆる「包み込み」のスタンスだったのです。

 この「包み込み」の役割は、にんげんクラブの役目としてまだ残って
いると思っています。ある意味、アセンションと呼ばれる次元上昇は、
少なくとも意識の世界ではすでに確実に起こったと私は感じています。

しかし、ミロクの世を作るというゴールに向かっては、まだそれぞれ山
を登っている途中で、しかもそのやり方は様々です。にんげんクラブは
無理をしない範囲で、それぞれが他を認め合いながら進んでいくための
触媒になれるかもしれないと感じているのです。

 まだ、具体的な方法は試行錯誤の段階ですが、できればにんげんクラ
ブ自身はあまり自己主張することなく、みなさんのご意見、やり方、在
り方を尊重しながら互いを結びつける触媒になりたいと思っています。


 元日には近くの産土神社に初詣に行ってきました。結構大きな神社な
がら、あまり有名ではないので普段はお参りする人はまばらなのですが、
初詣には行列ができていて30分ほど並んでお参りさせていただきました。

穏やかな元日で、普段ならビジネスマンたちが忙しく歩き回っている都
心にも、静かな時間が流れていました。飲食店もほとんどオープンして
いなくて、子どもの頃は三が日はほとんどの商店が閉まっていたことが
思い出されます。

 それでも、コンビニやカフェは開いていて、何も困らないのがいまの
日本ですが、静かな都心でにんげんクラブの在り方をじっくり考える贅
沢なお正月を満喫しています。これから世の中がどうなっていくのか、
普段はなかなか読めない本に挑戦することができるのも、楽しいことで
す。

 北朝鮮の問題はありますが、今年は比較的穏やかな年になるのではな
いかと感じています。都会の景気の良さが地方にも伝わっていく、そん
な年になればいいですね。

ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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