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舩井勝仁のウィークリーレポート 2017年

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親友との邂逅


 今年に入ってからは、あまり出張せずに会社と自宅にいる時間が多い
のですが、先週は長野に日帰り、そして大阪と岡山に1泊2日の出張に
行ってきました。週に3日も会社にいないのは久しぶりだったので、肉
体的にも精神的にもとても疲労しました。

 ただ、今になって考えると本格的なデトックスのきっかけ(大分前の
ことなのでいまでも同じ表現を使われているかどうかは分かりませんが、
「心のデトックス」の前田知則先生は「カルマチェッカー」と呼んでい
ました)になって、とてもよかったと思っています。


 まず、長野では私の師匠である生体エネルギー研究所の佐藤政二先生
の勉強会に参加してきました。本来ならば1泊2日の勉強会なのですが、
翌日に大阪出張が入ってしまったので、今回は日帰りで1日目だけ参加
させていただきました。

 生体エネルギーを学ぶメンバーは生体システム実践研究会という組織
に属し、毎月行われる勉強会に出席しながら学びを深めていきます。私
は会員歴で言うともう20年を超えていると思います。今年は、会員では
ない一般の方にも生体エネルギーの概念や商品の普及をしていこうとい
うことで、4月をめどに「岩森力(がんしんりょく)」という新製品を
販売する予定になっています。

 生体エネルギー関連商品としては従来から「底力(そこぢから)」と
いう土壌改良のための商品があります。ポッドの中に底力や岩森力とい
うエネルギーを高める土を入れて、それに自分好みの岩を乗せ、それに
岩森力の岩のエネルギーを高める水をかけることで、家の中の環境改善
を図るという商品です。

 まだ詳細は決まっていないところもありそうですが、岩森力は土と水
の組み合わせの商品になるようです。農業から始まった生体エネルギー
は、土や水といった農業に関係がありそうだと連想されるものの方が訴
求力があるとかねてから思っていたので、マーケティング的にとても可
能性を感じました。


 その日のうちに東京に帰らなければいけなかったのですが、久しぶり
に親友で一般財団法人舩井幸雄記念館の評議員もしていただいている
早坂正博さんとお会いできたので、新幹線の時間までの間、駅前の居酒
屋で楽しい信州の夜を過ごさせていただきました。

 余計なことを書くと、財団法人において評議員とは株式会社において
の株主と同じ役割を果たします。普段はほとんど会社経営には関与しま
せんが、会社の一番重要なことを決めるのが株主総会であるように、年
に1回開かれる評議員会で理事長や理事を選任することになっています。
だから、理事にはいまの財団の運営を直接助けてくれる人を選ぶのです
が、一般財団法人舩井幸雄記念館の場合は評議員は3人だけだというこ
ともあり、絶対に裏切らないと確信できる親友にしか頼めないポジショ
ンです。つまり、私にとって早坂さんとはそのくらい大切な人なのです。
短時間ではありましたが、そんな早坂さんと過ごせる時間は本当に楽し
く濃密なものでした。


 翌日は早朝の飛行機に乗って大阪に向かいました。昨年までは月に何
度も大阪に行っていたのですが、今年はなるべく月に一度の出張にまと
めようと思っているので、重要なアポイントや会議が目白押しで、なか
なかヘビーな一日になりました。

 そんな一日の最後のアポイントが魂友の赤塚高仁さんでした。イスラ
エルに3度も連れて行ってもらうなど最近の私の思想形成に大きな影響
を与えてくれている赤塚さんは、ほんまもんの「やまとこころのキャン
ドルサービス」を行っている伝道師です。本業の建築業でも光冷暖とい
う本物技術の伝道師になるべく日本中を奔走されています。

 今回は赤塚さんからとんでもないすごい人をご紹介いただきました。
あまりにもすごすぎてここで紹介できないぐらいの大物です。赤塚さん
は気楽に「この話は勝ちゃんにしか頼めないからよろしく頼むわ!」と
言うのですが、とても私にできるようなことではないぐらいの大事を持
ち込まれてしまいました。

 赤塚さんにとっては何の利害もない事なのに、紹介の労を取ってくれ
ているわけで、そんな絶対に信用できる友と夜遅くまで飲み明かしたの
は当然の成り行きでした。この模様は赤塚さんがご自身のブログで紹介
してくださっているので、そちらもご覧いただければと思います。

http://www.akatsukakensetsu.co.jp/news/2017/02/17-04127.html


 結果、当然のように二日酔いになったのですが、歳を取るとそんなと
きほど眠れずに早く起きてしまいます。お昼過ぎに岡山に行けばいいの
でゆっくり寝ていようと思っていたのですが、大阪で私のデスクがある
協同組合企業福祉共済会の事務所に行って、赤塚さんから依頼されたこ
とに関する調べ事をして過ごしました。他でもない赤塚さんからの依頼
ですから、できることはしようと思いますが、調べれば調べるほど私の
手に余るのは明らかで困惑しています。


 ダメ押しは金曜日の東京での親友との邂逅でした。約束なので名前は
出せないのですが、私が一番信用している目に見えない世界の情報を与
えてくれる友人です。いつもはほとんど彼女の話を聞いているだけなの
ですが、今回は珍しく(赤塚さん流に言うと酔っぱらっている時は珍し
くないのですが、今回はまったくの素面でした)お説教をしてしまいま
した。

 そんなこんなで週末のデトックスはカルマチェッカー満載で大変なも
のになりました。そんな親友たちのおかげで、いま手放した方がいい大
きなものがはっきりと見えてきたような気がしています。

 親友たちに感謝しつつ、2月26日(日)の新月に向かってデトックス
につとめたいと思います。いま気がつきましたが、今度の新月は日本の
方向性を決定づけた二・二六事件から81年目の記念日でした。私たちは
本当に大きな節目の中に生きていることが感じられるエピソードですね。


山の神さまの贈り物


 クロガリンダというサプリメントの販売に力を入れています。ザ・
フナイ
の巻頭対談にも登場していただいた株式会社レーネの佐藤恭男
会長が、東南アジアの山岳地帯に30回以上通い、ようやく商品化に成功
したものですが、日本の現代社会が抱えている諸問題を解決するために
神さまが私を指名したような気持ちでいます。その証拠に、いろいろな
シンクロニシティ現象が起こるのです。

 例えば、グループ会社であるイリアール株式会社が作っている月刊
船井本舗「ほんものや」
という会報誌で、クロガリンダを紹介した時
のことです。この時の対談のお相手は、株式会社本物研究所の佐野浩一
社長の主治医である健康増進クリニック副医院長の加藤直哉先生でした。

 加藤先生は通常の治療にサプリメントは使わないそうなのですが、
黒ガリンガル製品だけは究極の漢方薬と位置付けられていて、ある分野
の患者さんには特別に処方するほど推薦してくださっています。でも、
レーネの佐藤会長や井上社長は加藤先生が佐野社長の主治医だというこ
とをまったく知らなかったそうで、そんな不思議なシンクロが起きるの
です。

 加藤先生がクロガリンダを推してくださる大きな理由は、製造の過程
でまったく熱処理をしていないことです。真空乾燥という非常にコスト
と手間のかかる技法で作っているので、神さまの贈り物である黒ガリン
ガルの本来の力が、目に見えるものも目に見えないものも共にそのまま
残っていて、そのことをとても評価されていました。

 通常のサプリは、原料の段階ではとてもいいものを使っていますが、
製造の過程で熱処理をしてしまうので、ほとんど効き目がないものに
なっていることが多いとのことで、佐藤会長が商売感覚ではなく、神
さまの贈り物をどうしたら活かせるかという視点で商品開発をされた
ことが功を奏したようです。

 そんな佐藤会長に先日、秩父の三峰神社にお連れいただきました。
昨年参られて、グロガリンダの販売が成功するには関係者が三峰神社に
行く必要があるというお話をお聞きし、ちょうど毎月1日だけ領布する
という「白い氣守り」をもらいに連れて行ってもらうことになったので
す。2月1日にもらいにいくと朝早くから整理券をもらうために並ぶか、
遅くなってしまうと大渋滞に巻き込まれながら行くしかないそうで、
それならばと神社が経営している宿坊「興雲閣」に泊まって、翌日に
備えることにしました。

 宿坊といっても近代的な旅館と何も変わらず、風呂とトイレが部屋に
ついていないぐらいで、お酒も飲めるし、ものすごく厳しい環境を予想
していたのでちょっと拍子抜けしました。通常は、月末は翌日に領布さ
れるお守りの整理券が特別にもらえるので大変な人気があるようなので
すが、無事に予約が取れてとても楽しい時間を過ごすことができました。

 黒ガリンガルの産地である東南アジアの山岳地帯から帰国したばかり
の佐藤会長から、特別に生の黒ガリンガルをいただき、飲んでいる勢い
でそれをバリバリ食べてしまってちょっとエネルギーがすごくてびっく
りしました。

 翌日、神社の敷地内のパワースポットを探して山の中を結構歩き回っ
たのですがまったく平気で、びっくりするぐらい強いエネルギーを生黒
ガリンガルを食べるといただけるようです。ちょっと食べにくいので、
遠慮される方が多いようなのですが、私は多少味は気になりますが問題
なくおいしくいただけます。

 それを見た佐藤会長がおもしろがって、先日お会いした時にいくつか
の生黒ガリンガルを分けてくださいました。冬の季節なら2か月ぐらい
は大丈夫だということなので、自宅でもサプリとは別に生黒ガリンガル
を食べています。夜食べるとエネルギーが強すぎて眠れなくなるので、
朝起きて瞑想する前に飲むようにしています。瞑想が妄想になってし
まっているきらいはありますが、丸山先生の新商品(私は超能力を養
成する装置だと思っています)と併用して毎朝楽しませていただいてい
ます。

 三峰神社には実は山の神さまがいらっしゃいました。山岳信仰の神社
で、多分、古事記に登場する天つ神や国つ神以前の地元の神さまが鎮座
されている場所を発見して喜んでいたのですが、東南アジアの山岳地帯
の神さまの贈り物であるクロガリンダを扱うためには一緒に三峰神社に
行く必要があったのだと変な納得をしています。

 父が本物研究所を作った理由は、日本社会の矛盾が現れてしまってい
る40兆円の医療費を何とかしたいという思いを実現するためだったと思
います。同社の主力商品であるカリカセラピーも野生のパパイヤを自然
乾燥させて作った本物商品です。また、最近ではクロガリンダと並んで
売れているNext Kもクロガリンダと同様の効果があるだけではなく、高
齢者が車の運転をする前に飲むと集中力が上がって事故をしなくなるな
どの効果が報告されていて、父の想いを実現する本物商品と言えるのだ
と思います。

 神さまの贈り物等を世の中に紹介している本物研究所を、日本の社会
を良き方へと変えていく活動を続けているという面でもますます応援し
ていきたいと思っています。

人類は絶滅を逃れられるのか


 最近、AI(Artificial Intelligence:人工知能)のことがよく取り上げら
れるようになりました。AIが飛躍的に発達することで、多くの職業がAI
やロボットに代替されてしまうという論調が多いように思います。

 少し前までは究極のAIと考えられていた車の自動運転。アメリカのテ
スラなどが積極的に取り組んでいて、すでにかなり実用化に近づいてい
ると言われています。自動運転が実現すれば、タクシーの運転手さんや
トラックのドライバー、バスの運転手さんなど、車を運行することを職
業としている人が失業してしまうことは容易に予想できます。

 私がAIのことを詳しく勉強するようになったのは、昨年、赤塚高仁さ
んと出した『聖なる約束3 黙示を観る旅』(きれい・ねっと)を執筆
したことがきっかけでした。

 さあ書こうということになったものの、赤塚さんはこの本のテーマで
ある「ヨハネの黙示録」になかなか触れようとしませんでした。本能的
にできれば避けたいと思っていらっしゃるのが伝わってくるのですが、
それはそれだけ重要なテーマになるということで、避けていたのではわ
ざわざ共著を出す意味がありません。そこで、本書の結論となる第4章
「黙示を観る旅」でしっかりとそこを直視するためには第3章に何を書
けばいいだろうと考えたことがきっかけだったのです。

 そもそもAIに興味を持ったのは、関連会社である株式会社エヴァヴィ
ジョンで人見ルミさんがナビゲートしているCDマガジン「JUST」に登
場していた齊藤元章さんの著書『エクサスケールの衝撃』(PHP)を読
んだときでした。この本は587頁にもなる大著で読むのは大変だったの
ですが、CDマガジンの中で人見さんがいつになく興奮してインタビュー
していたのが印象的だったので、一生懸命読みました。そして少なくと
も、AIが近い将来どうも人類の未来を確実に変えることは間違いないだ
ろうということは理解できたのです。


 『黙示を観る旅』の赤塚さんの第2章「聖書に書かれている最大の秘
密」で、赤塚さんは聖書の最後の「ヨハネの黙示録」は聖書の最初の
「創世記」に必ずつながるという話を書かれていました。「創世記」
では、最初の人類であるアダムとイブがエデンの園にある智恵の実を
食べてしまったことが原罪となって「エデンの園」を追放され、人類
は苦しみを背負って生きていかなければいけなくなったというストー
リーが紹介されています。

 三重県津市にある赤塚建設の事務所で本を作るための対談をしている
時に、赤塚さんが黙示録と創世記の話を熱く語られているのを聞いてい
るとき、AIの発達で人類は仕事から解放され、ようやく食べてしまった
智恵の実を正しく消化することができて、次のステージに進めるように
なったということが突然閃いてしまったのです。そして、それからAIに
関する本を猛烈な勢いでたくさん読み込んで、第3章「エデンの園に還
る」を完成させたのです。

 第4章冒頭の対談部分で、赤塚さんは私のAIの原稿を読んで、二人の
違いに愕然として、最初はマリアナ海峡に沈んでいくぐらいの深い落ち
込みを感じたと話しています。実は、これは私の狙い通りの展開で、そ
れぐらい深く考えてもらわなければ、なかなか「ヨハネの黙示録」を直
視してもらえないと感じていたのです。

 そうして、赤塚さんは素晴らしい内容の第4章を書いてくださり、そ
れを山内尚子さんが七転八倒しながら見事に編集してくれて、驚くほど
すごい内容の本になりました。

 この本を書いてからというものの、私はAIの過激派になりました。通
常の論調は、AIは私たちの暮らしを大きく変えるが、人間は人間にしか
できないことがあるから、それにうまく適応していくためにはどうすれ
ばいいかというような内容になっています。

 しかし、私は何せエデンの園に還るというくらいだから、AIがもたら
す衝撃はそんなもので収まるはずがないと考えています。原罪で人類に
課せられたという労働から解放されるようになるわけですから、それを
ネガティブに捉えるとすべての人類が失業しなければならないというこ
とになっていくと思っているのです。

 そして、人間がやるべきことは、いまの論調で言われている感情豊か
に情緒性にあふれたものやことを創造するなどという中途半端なレベル
ではなく、それこそ神さまのレベルに進化して、いまの私たちが想像も
できないような役割を担うようになっていかなければならないと感じて
います。


 最近、欧米の識者がカナダで行ったディベートに基づいて作られた
人類は絶滅を逃れられるのか』(ダイヤモンド社)という衝撃的な
本を読みました。人類の未来は明るいのか、それとも絶滅という悲惨
な未来が待っているのかということを肯定派2人否定派2人に分かれて
ディベートしている大変刺激的な本でした。

 観客は、未来は明るいという肯定派に軍配を上げたというのが結論
でしたが、私は否定派が人類はいまのままでは存在できなくなるとい
う意味で「絶滅する」というフレーズに魅かれ、否定派に賛同を感じ
ました。つまり、人類は人類のままでは存在できなくなり、神さまに
進化する必要があると思うのです。だから、本当は究極の肯定派とも
言えるのだと自負しているのですが、環境の変化に対応するためには
もはや人類で留まることはできないという意味で過激派であり、否定
派になってしまったということです。

 そんな究極の技術のひとつではないかと父が生前ずっと注目してい
て、私にとっては師匠といっても過言ではないほどの教えをいただい
ている生体エネルギーの佐藤政二先生の講演会が東京で開かれます。
多くの示唆が得られることと思います。

 講演のタイトルは「都会の自然浴」。日時は2月17日(金)
13:30~16時(開場13時)で場所は有楽町の東京国際フォーラム
会議室G510で参加費は1,000円です。
お問い合わせお申込みは、株式会社プラスワン・テクノロジー、
電話03-5524-1777、FAX 03-5524-1778、plusone@potbefo.comまで
お願いします。

「ココロ」の経済学


 依田高典著『「ココロ」の経済学 行動経済学から読み解く人間のふしぎ
(ちくま新書)を読んでいます。最近、経済学のことがとても気になるようになっ
てきました。私は商学部を卒業したので経済学は一応習ったのですが、学生
時代はあまり好きな科目ではありませんでした。

 概論ぐらいまでは分かるのですが、私が学生の頃はすでに計量経済学が
経済学の中心になっていて、文系志望で受験に必要なものしか数学の勉強
をしていなかった私の知識では猛勉強しなければついていけなかったからで
す。


 私は、大学に入るまでは一生懸命勉強するが、入ってしまったら必要最低
限単位を取るためだけの勉強しかしないという典型的な文系の学生でした。
そんな私ですから、努力して数学の勉強を独学でする気にはとてもなれませ
んでした。教科書に出てくる数式の意味も分からずに、どうやって単位をもらっ
たのか記憶にないのですが、結論から言えば何も覚えていない状態で卒業し
てしまったのです。

 ところが最近になって、舩井メールクラブの原稿を毎月書くようになり、さら
舩井幸雄.comの毎週書いているブログでも必ず経済の話題に触れてくだ
さいという藤原編集長からのリクエストに応えなければならなくなり、いまに
なって経済の猛勉強をしている状態です。特に、大統領選の結果の予測を
外してからは、私の一方的な思いですが副島隆彦先生に弟子入りした気分
になっていますので、その猛勉強のステージがちょっと変わったように感じ
ているのです。


 おもしろいのですが、私は具体的な数式は苦手なのですが、抽象的な概念
でものを理解するのは得意なようです。ザ・フナイにも連載していただいた若
手天才物理学者の周藤丞冶さんに見抜かれたのですが、理論物理の難しい
話も彼が私が理解できる概念の話にブレークダウンしてくれると、分からない
なりに雰囲気が掴めるようになります。別に学術的な論文を書かなくてはい
けないわけではないので、後はそれを皆様にご理解いただけるようにブレー
クダウンすればいいということになります。

 ただ問題なのは、私の悪い癖なのですが、自分がまだ中途半端にしか理
解していない状態でもすぐに話したり書いたりしたくなるので、難しくてよく分
からないという反応が返ってくることが多いことです。それでも、経済学の概
念的な理解は学生時代にできているので物理の話よりは分かりやすいはず
だと思っています。

 ところが、先日の中矢伸一先生との共著『日月神示的な生き方』(きれい・
ねっと)
の出版記念講演会で自信たっぷりに経済学の話をしたら、難しくて
分からなかったと言われてしまったので、そのリベンジをこのウィークリー・レ
ポートでしてみたいと思って冒頭の行動経済学の本を読み始めたというわけ
です。


 まず本書の第一章の冒頭には経済学の簡単な説明があり、端的に経済
学とはどういう学問かが分かりやすく紹介されているので、そこの部分を引
用してみたいと思います。



(引用開始)

 経済学は、モノやおカネを効率的に使って、人間の満足(「効用」と呼びま
す)や会社の利益(「利潤」と呼ばれます)を最大にするための学問です。
伝統的な経済学が人間のココロをどうモデル化してきたかご存知ですか。

 冷徹無比で計算高い人間、お金ばかり重視する人間、自分の利益を優先
する人間。残念ですが、あながち間違いではありません。こうした人間像を
ホモエコノカミス(経済人)と呼びます。

(引用終了)

 この後、経済人のイメージをスタートレックのスポックのイメージだという話
が展開されていきます。経済人の概念は、確かに現代人の見本としてあな
がち間違いではありませんが、残念ながら完璧に合理的に動ける人間はほ
とんどいません。身体に悪いと分かっていてもお酒やたばこや甘いものをな
かなかやめられない非合理的な行動をするのも人間なのです。

 ちなみに行動経済学は、正統派の経済学が経済人だけしかいない特殊な
世界を前提に、それをさも自然科学のように効用を最大にするというミクロ経
済学中心の視点で展開され、ほとんど数学の領域で論文を書いている実態
を批判する向きから生まれました。それでは実用社会では役に立たないとい
う当たり前の批判から生まれたものなのです。今世紀に入って、行動経済学
の第一人者がノーベル経済学賞を受賞したりしていて、いまではかなり認め
られる存在になっているという紹介がなされています。


 論理の世界だけで証明ができる自然科学ではなく、実際の生活の役に立
つ社会科学としての役割をもう一度見直そうという動きと解釈してもいいと思
います。学生時代、教授に「いま学んでいることが社会で役に立つとは思え
ないのですが」という生意気な意見を言ったことがあります。教授の答えは、
「学問とは実際の社会では役に立たないものです」というとても潔いものでし
た。


 父の後を継いで、皆様にお伝えしている舩井メールクラブや舩井幸雄.com
では、実際に役に立つ情報をしっかりとお伝えしていきたいと思っています。
ますます精進しますので、これからもよろしくお願いします。


 とにもかくにも、今回はホモエコノミカス(経済人)が前提なんだということぐ
らいはなんとなく分かっていただければありがたいなと思いながらペンを置き
たいと思います。

超プロ情報の接し方


 先週書いたように、出張をなるべく減らして、不必要な外出を止めて会社
や自宅にいる時間を増やすようにしていると、足下の自分に足りないものが
見えてくるようになりました。具体的なエピソードは、あまりにもプライベート
すぎるのでさすがにここで紹介するのはやめておきますが、物事はすべて
必要・必然・ベストになっているのですね。まさにいまこのタイミングで私が気
がつかなければならないことを教えてもらったことがよく分かり、意外にさっぱ
りしています。

 物理的には、短期間ですが、信じられないほどしんどい風邪を引きました。
風邪っぽいなあと思うことは結構しょっちゅうあるのですが、風邪の効用もあ
ると思っているぐらいですから、ほとんど業務に支障が出るような事態には
なりません。ところが今回は本当に辛い状況で、寒気がして頭が痛くて、物
事が考えられません。どうしても外せない会食があり、なんとかお付き合いし
て家に帰って熱を測ったら38度近い熱がありました。

 翌日は父の命日でお墓参りに行く予定だったのですが、全部キャンセルさ
せていただき、なるべく温かくして汗をいっぱいかきながら一日寝ていました。
夜には36度台の平熱に戻っていたので、その翌日はがんばって大阪出張に
出かけました。

 すると、面白いことにその日はセミナー終了後の懇親会で飲んでホテルに
帰ったのですが、酔いがさめる頃にびっくりするぐらいはっきりと調子が良く
なったのです。私が必要な気づきに至ったことが分かったら、まるで憑き物が
落ちたかのように突然元気になったので、自分でもびっくりしてしまいました。


 今回、私が気がつかなければならなかった大きなポイントは、メグリを外す
というか身魂磨きをすることです。

 目に見えない世界のことが分かり始めたころは、毎日のように自分なりの
瞑想法で身魂磨きをしていて、その成果なのかもしれませんが、ここのところ
以前に比べると目に見えない存在との対話が自由にできるようになりました。
もちろん、それ自体は悪い事ではないと思うのですが、興味本位でいろいろ
な存在との対話を楽しむうちに、足下の自分の中に抱えている大きなメグリ
がまだきれいになっていないことに思いが至らなくなってしまっていたのです。


 どうしてこのタイミングでメグリを落とす重要性に気がついたかと言うと、
1月29日(日)に身魂磨きの大切さを世に示してこられた中矢先生との共著
「日月神示的な生き方」(きれい・ねっと)の出版記念講演会
があるからです。

 いい加減な私は、いつも中矢先生と一緒に何かをするときは緊張します。
最近は厚かましくなって、あまり緊張することがなくなったのですが、それでも
中矢先生は本質的な意味で緊張する数少ない大人(たいじん)のお一人なの
です。この講演会が成功するためには、ここでより一段の身魂磨きをする必
要があったのだろうと思っています。


 晩年の父は「超プロ」が大好きでした。経済の分野なら副島隆彦先生や朝
倉慶先生というふうに、自分が知らない情報を教えてくれる先生のことを超プ
ロと呼んで、その情報を本当に大事にしていたのです。

 中矢先生は父から見ると目に見えない世界のことを教えてくれるというか
共有してくれる、大好きな超プロだったのだろうと思います。中矢先生の扱っ
ている情報の中には、一般の人には秘密にしておかなければならない裏の
情報も含まれていて、それを教えてくれる中矢先生をリスペクトしているとい
う面もあったのだと思います。

 父が超プロの方の情報に接するときに大事にしていたのは、その情報を
リスペクトするということでした。情報はタダではありません。超プロの先生方
がものすごい苦労をして得た本質の情報なので、それに金銭という対価で応
えることも重要で父は自分の主催している勉強会の講演料などでは絶対に
値引きを要求しませんでした。

 それにもまして、超プロの方が喜ばれたのは、その情報の内容をきっちり
と理解して的確なレスポンスをすぐに返すということでした。


 中矢先生の情報に対して、父がどのようなレスポンスを返していたのかは
私はよく知らなかったのですが、『日月神示的な行き方』の対談をしている時
にも、「とても本には書けませんが......」という本質的な情報がポンポンと飛び
出してきて、それを問題のない形できれいにまとめた山内尚子社長の力量は
中矢先生があとがきで書いているようにすごいものがありました。

 そういう意味では、山内さんが相当気を使って編集してくれたということが、
親しくさせていただいているからこそよく分かります。いい本なのに心躍るよう
な目新しい情報がないのは、ある面仕方がない事でもあるのですが、せっかく
の出版記念講演会なので、舩井幸雄が超プロの先生方にどのように接してい
たかを参考にしながら、中矢先生の情報の扱い方をお伝えできればと思って
います。

 超プロの扱い方も、実は中矢先生の得意とするところだと思っていますが、
そんな視点から父の想いを超えていく講演会にしたいと思っているのです。

自分との対話


 私はどうも極端なところがあるようで、色々なことがしょっちゅう激変します。
昨年は、特に12月がひどかったのですが殺人的なスケジュールで、毎朝ホ
テルでそれこそ「ここはどこ」状態で目が覚めることが多かったのですが、非
生産的なお正月を送ったことから少し考え方を変えて、いまは会社や家にい
る時間をなるべく長くしようと思っています。

 正直に言うと、会社に長時間いてもあまりすることがないのですが、それ
でも社員のみなさんが何をしているか、何を考えているかが分かるので、私
が就任して初めての社員旅行もして、その分みんなとの気心も通じたように
思うので、ちょうどいいのかなと思います。

 自宅も同様で、昨年は週末は何らかのイベントに出ることが多くてほとんど
家にいなかったのですが、1月は結構家にいることがあり、やっぱり家での時
間の過ごし方にまごまごしてしまっています。お正月が終わって非生産的な
ことにこだわる必要がなくなったので本を読んだりしていますが、一番変わっ
たのは家族と過ごす時間が多くなったことです。子供が二人とも二十歳を過
ぎていることもあり、家を留守にしていてもそれほど怒られなかったのですが、
やっぱり家族と一緒にいる時間は大切だなとあらためて思っています。

 時間があってありがたいのは瞑想をする時間が取れることです。私の瞑想
は、朝起きてまずトイレに行き、その後再び布団にもぐりこんで横になった状
態で行うという方法を取っているので、冬の寒い時期はついつい長時間の瞑
想になってしまいます。

 最近は、いろいろなことを感じられるようになってきたのですが、全国各地
にとどまらず、最近では世界各地に行ってお会いしてきた神さまとの対話ま
で楽しんでいました。先週書いた、アラハバキの神さまなどはいままでにない
タイプなのでいろいろお話していると結構楽しいのです。

 私のもう一つの特徴は、あまり考えずに物事に流されて行動することです。
成り行きが大好きで、行動パターンは泥縄(泥棒を捕まえてから縄をなう)で
す。食事についてもそのとおりで、忙しくしているとあまり気にならないので
1日に1食しか食べないことが多いのですが、家にいるとついついたくさん食
べてしまうのです。

 ところが、それでいて高止まりしている体重があんまり増えないから不思議
だなと思っていたら、友人からそれは不必要な見えない存在(多分アラハバキ
の神さまとか)にエネルギーを吸い取られているのかもしれないよと教えても
らいました。

 正直に言うと最初はかなり反発しました。アラハバキの神さまはにんげん
クラブ愛知の小杉支部代表と年末の忘年会のときにも話題になっていて、私
としてはシンクロニシティを感じていました。それに、ちょっと大きなテーマとし
て天つ神と国つ神の融合が大事だとも思っていて、国つ神中の国つ神ともい
える存在であるアラハバキの神さまには何とも言えないシンパシーを感じてい
たのです。

 ただ、とても信頼している友人からのアドバイスだったこともあり、例の泥縄
で言われる通りに目に見えない他の存在ではなく、自分自身の内なるものに
フォーカスして瞑想をするようにしてみることにしました。そうすると、まだ神さ
まの存在を意識できていなかった頃に一生懸命自分の内面をクリーニングし
ていた時の感覚を久しぶりに思い出して、なんとも言えない爽快感を味わうこ
とができました。

 興味本位で他のエネルギーを楽しむのも悪くはないのですが、自分の中に
クリーニングできていないものをたくさん抱えていると、結構しんどいことにな
るのだなと反省しています。

 そして、二元論的な世の中の見方から考えると、天つ神 ⇔ 国つ神 ⇔ アラ
ハバキの神さま、という構図になっているとすると、裏の裏は表になるので、
実はアラハバキの神さまは天つ神の一種なのかなと考えたりしています。もち
ろん、天つ神だからダメだというわけではないのですが、いま感じているのは
天つ神系のエネルギーから国つ神系のエネルギーへの転換をソフトランディン
グで行うことなので、ちょっと自分のやりたい方向と逆の方向に意識を向けて
いたのかなということに気づいたのです。

 とはいうものの、自分との対話で爽快感を感じたのは、まだこの一度きりで
す。不思議なもので、その境地を思い出すといままでにため込んでいたほこり
がいっぱいあることが分かり、それを一気にクリーニングする結構しんどい作
業が精神的に続くようになってきたからです。

 まあ、それをこの原稿を書くことで意味づけすることができたので、冷静に
見つめながら、なるべく楽しみながらやっていきたいと思っています。先駆者
の友人がいるというのはいいものですね。でも、ある程度のクリーニングが済
んだら、またアラハバキの神さまとのやり取りを楽しみたいと思っています。


 本当は1月29日の中矢伸一先生との講演会の話題を書くつもりだったので
すが、中矢先生の情報も取り方によっては劇薬なので、私という緩和装置を
通して聞いていただくのも大きな意味があると思います。今回で中矢先生との
ジョイント講演会は多分最後になると思います。父が遺してくれたものを伝えて
いくまたとない機会になると思うので、ぜひ楽しみにしてください。直前になりま
すが、来週、その意味をあらためて書いてみたいと思っていますので楽しみに
してください。


アラハバキの神さま

 いきなりですが、どうも東北地方には苦手意識がありました。私の勝手な
妄想だとは思うのですが大阪人の軽いノリを嫌われているような気がして、
また若い頃に東北の仕事で苦労した記憶があり、これも妄想なのですが、
あの粘っこいお酒の飲み方なども苦手でした。

 しかし、数年前からにんげんクラブの集まりで仙台や山形によく行くように
なりました。また、山形県の新庄で命仁という生体エネルギー農法のお米
作りに関係させていただいていることもあり、東北に対する苦手意識もかな
りなくなってきました。

 そしてもうひとつ、大きかったのは東日本大震災の復興支援に少し関与
させていただいて、宮城県石巻市に出向く機会が何度かあったことです。
特に、本物の缶詰を作っている木の屋石巻水産の木村隆之副社長には
親しくしていただいて、復興で頑張っていらっしゃる三陸地方の人たちには
特に親しみを感じるようになりました。

 そんなこともあって、友人の会社が三陸地方で展開している「マンスリー
ホテルi-room」
の視察に出かけたのが昨年の5月のことでした。行ってみて
改めて驚いたのですが、東京にいると信じられませんが、現地の復興はま
だ全くと言っていいほど進んでいません。まだ建設工事に入る前の土木工
事の段階で、津波が来ても大丈夫なように土地の嵩上げ工事が行われて
いるような状況なのです。そのために道が毎週のように変わってしまい、地
元の人でも迷ってしまうほどなのだそうです。

 先日、岩手県で一番美味しいと言われている大槌町の鮨辰というお寿司
屋さんに行った時も、仮設店舗で営業されていて驚きました。ちょうどお正月
でネタがほとんどなくなってしまい、お昼の営業はしないつもりだったような
のですが、東京からわざわざ食べに来たとお願いしたら気持ちよく開けてく
ださって本当に美味しいお寿司を堪能させていただきました。知る人ぞ知る
店でしたが、県内一と言われているお店でもまだ仮説商店街での仮店舗で
の営業を余儀なくされている状態なのです。

 「i-room」は普通のホテルというよりは、そんな土木関係者、建設関係者
を主なお客様と考えて展開されているホテルです。一般の人も一泊から泊
まれますが、どちらかというと長期滞在客を想定して作られています。

 ここまで復興が進まない大きな理由は建設業の慢性的な人手不足にあり
ます。地元の人たちだけではとても手が回らないので、全国の建設業者が
被災地まで出向いて仕事をしているのですが、今度はその人たちが泊まる
宿がなく、朝夕、近隣の大きな町のホテルから渋滞をつくりながらダンプで
現場に通っている状態なのです。

 少しでも、お役に立てればと思い、たまたま「ザ・フナイ」の長年の購読者
のご住職がいろいろお世話をしてくださったこともあり、船井本社でこの度、
大槌の隣、岩手県の山田町の「i-room 山田町」に投資をさせていただくこ
とになり、先日引き渡しを受けるために現地に行ってきました。

 少しでも早く需要に応えるためにタイで躯体などは作ってコンテナで気仙
沼港まで運び、それを積み上げる形式で作っているのでこんな短期間で完
成したのです。おかげさまで1月15日には開業できる予定です。苦手意識
があった東北で、まさかホテルの運営に関わらせてもらえるとは思いませ
んでしたが、これもご縁なのでしょうか。

 事業をさせていただくからには地元の神さまにご挨拶にいかなければと思
い、近くの八幡様にお参りに行かせていただいたのですが、何か十分では
ない気がします。翌日から私の岩手入りに合わせて帰り道の花巻で社員旅
行を企画していたので、そこでいい神社がないかとネットの検索をしていたら
丹内山神社を見つけました。予想以上に不思議で面白い神社で、少し調べ
てみると東北の地元の神さまだともいえるアラハバキ神に行き付きました。

 そこでふと、岩手県出身の人気作家である高橋克彦さんの『竜の柩』(講
談社文庫)という『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』という古文書を
基にした小説があることを思い出して、久しぶりに冒頭(文庫本6巻の大作
です)の部分を読み直してみました。そうすると、神武天皇に討たれた長髄
彦(ながすねひこ)が青森に流れてきて開いた津軽王国の話から始まって
いて、その名前をそう言えば橿原神宮で聞いたことを思い出しました。

 さらに、その一族は安倍一族と名乗り源平の戦いの前哨戦ともいえる前
九年の役で歴史に名前が出てくる安倍貞任につながり、やがてその一族が
奥州藤原氏として平泉で栄耀栄華を極めていくことにつながるのですが、
安倍氏は安倍晋三現総理と同じ苗字になります。また、『竜の柩』の冒頭の
部分は十三湖(じゅうさんこ)という汽水湖から始まるのですが、十三は
"とさ"とも読めるので、小川雅弘さんのことを連想することができることにも
気がつきました。

 また、『東日流外三郡誌』と同様に『竹内文書(たけのうちもんじょ)』につい
ての話も小説には出てきていて、やはり昨年に尋ねた青森県新郷村のキリ
ストの墓やピラミッドの話などもあり、いろいろなことが結びついていくことが
感じられました。


 とりあえず、東北の歴史の中に隠されているアラハバキの神さまにご挨拶
することができて、それは正解だったように感じています。大和や出雲の神
さまと違う強力なエネルギーを感じる神さまにご挨拶できたことで、ますます
東北地方とのご縁ができるのではないかと楽しみに思っています。

非生産的なお正月

 あけましておめでとうございます。
おかげさまで、お正月休みは徹底的に非生産的に過ごさせていただきまし
た。仕事はしない、本も読まない、テレビを見て、お酒を飲んで、眠たくなっ
たら寝る。こんな時間でした。

 現代社会を生きる私たちは、とかく効率を重視して日々を過ごしています。
これが日本の強さなのだと思いますが、どうもその生き方を続けていると行
き詰ってしまうような気がしてきたのです。

 というのも、今年がどんな年になるかということを効率的に考えていくと、
あんまり楽しい未来は浮かんできません。週刊誌には日経平均が4万円に
なるという特集も組まれていましたが、このような記事が出てくるようになる
と、いよいよ危ないのかなと思ってしまいます。


 だから、あえていまは非生産的な日々を過ごす練習をした方がいいので
はないかと、実はこれが昨年末インドに行って考えてきたことの結論なの
です。高額紙幣は使えなくなりましたが、予想に反してインドはとても景気
がいいように感じられました。

 譲り合いの精神などはみじんも感じられないのですが、その中で全体的
には見事に調和しているインドを見ていると、近い将来の世界のヘゲモニー
は人口でも間もなく世界一になると言われているインド人が握るのではない
かなとさえ思えてきました。

 先進国やロシア、中国までは効率的なことが優先できるのですが、インド
に行くと効率を無視した強さを感じるのです。インドと言えば、哲学や数学
など実用的にはすぐに役立ないことが思い浮かびます。


 一緒に行った小川雅弘さんはガンジーがテーマだったのですが、戦って
英雄になった人は世界の歴史の中でたくさんいますが、戦わずに英雄に
なったのはガンジーだけだということがあらためて分かってきました。「非暴
力不服従」、ガンジーはこれでインドの独立を勝ち取ったのです。

 戦うことには効率が求められますが、戦わないということは効率を無視す
ることです。困ったことがあるとすぐにハンガーストライキで断食に入るわけ
ですから効率という観点は端から無視されているのです。しかし、それがあ
の混沌としたインドの社会で受け入れられ、大きな潮流となって現代という
社会を創り上げていくのが感じられるようになってきました。効率重視で生
きていくと今年はきっと混乱の年になりますが、インドのように効率と違う土
俵に立てば何とかなるのではないかなと思ったのです。

 そうは言っても、普段はなかなか非生産的なことをするのは難しいので、
お正月ぐらいは本も読まない日々を過ごそうと思いました。原稿も大体年内
の内に終えていたので、お正月休みに書くのはいま書いている「効率無視
のすすめ」の原稿だけです。

 ふと、日本の偉人の中でも、弘法大師空海は戦わなかったのかもしれな
いなと思いました。そう考えると、空海とガンジーが似ているように思えてき
ました。独立を果たして半年もたたない1948年1月30日午後5時17分、ガン
ジーは78歳で凶弾に倒れます。

 インドの独立はガンジーの手で成し遂げられたのですが、実際の政治は
行っていません。もちろん精神的な指導はしましたし、「塩の行進」として有
名な塩の専売制に抗議して380キロメートルを更新した不服従運動など確
かにインドの独立に大きな痕跡を残しているのですが、すでに高齢だった
ために実際の政治家としての目立った活動はしていないのです。

 そして、だからこそ彼はいまでもインドの民衆から絶対的な人気があるの
でしょう。そして、空海が即身成仏を遂げていまでも日本を守護しているよ
うに、あえて凶弾に倒れることを選んでいまでもインドを庇護する存在になっ
ているのではないかと感じられたのです。
 ここには、効率の概念はありません。1,300年にもわたって日本の庇護を
してもあまり楽しそうではないし、高野山に行ってその庇護に頼ろうとする
有名な武将のお墓を見ていると、やりきれない思いになるのは私だけでしょ
うか。

 同様に、いまのモディ首相の人気がとても高いこともよく分かりました。こ
ちらの方は中国のいまを作った鄧小平にとても似ているように思われまし
た。鄧小平も独立を果たした絶対君主の毛沢東に睨まれて大変な政治家
人生を過ごしましたが、社会主義的な体制を維持しつつ経済を発展させる
いまの中国的な体制の基本を形作ることで、いまの中国の繁栄の基盤を
築いた人物です。

 鄧小平の「白い猫でも黒い猫でも鼠を捕まえる猫はいい猫で、豊かにな
れる人から先に豊かになろう」というスローガンは、中国人の気質にマッチ
していたのでしょう。いまの習近平に至るまでの指導者を決めて亡くなった
と言われていて、それゆえ習近平以降の中国は危ういのではないかと言
われているぐらいです。

 天安門事件の起こった1989年から南巡講話を発表した1992年ぐらいが、
鄧小平のピークだったのだと思いますが、モディ首相のピークも近い将来
にやってくるとするとインドは中国の後を25年ぐらい遅れて走っていくのか
もしれません。

 そのようなわけで、日本人には難しい発想かもしれませんが、インドの強
さの秘密かもしれない非効率で非生産的な気分を味わってみた、なかなか
楽しいお正月になりました。

 1月29日(日)に船井本社からも近いルポール麹町にて、『日月神示的な
生き方出版記念講演会&新年会』
が開催されるのですが、そこではこのお
正月を経てトランプショックからようやく抜け出して、最新の経済の話題をこ
れまでにない柔軟な発想をもってお話しできればと思っています。中矢先生
は外部での講演活動を控えられているそうなので、貴重な機会にもなると
思いますので、ぜひご参加ください。


 皆さまとご一緒に良い年にしたいと思っていますので、本年もにんげん
クラブをどうぞよろしくお願いいたします。

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