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スコーチド


 「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の開催がいよいよこの週末に
迫ってきました。長い間、関係しているすべての人たちにとって、こ
のイベントの成功がその年のツキのあるなしを決めるぐらいの大きな
インパクトを持っているものでした。

ただ、今年はいままでと違って、未来に向かっていくのではなく過去
を振り返るイベントにしたことで、すでに自ら前を向き、いまを生き
ているにんげんクラブの会員さまからはそっぽを向かれているなあと
感じています。

 それはそれで仕方がないような気もしますが、いまはとにかく、私
たちの責任としてきちんとピリオドを打つことに全力を傾けたいと
思っています。私が言うのも変ですが、舩井幸雄は本当に大きな役割
を背負っていました。2002年に出版した『断末魔の資本主義』(徳間
書店)
に象徴されるように、あのまま資本主義を無反省に進めていた
ら、私たちはもう少し早く大難を経験することになったのではないで
しょうか。しかし、にんげんクラブの会員さまをはじめとする「有意
の人」のおかげで、どうも大難はかなり先に延びたか、もしかしたら
中難か小難ぐらいにはなったのではないかと思っています。

 もちろん、まだまだ油断はできません。そして、中難か小難をでき
れば無難に、無難を無事にしていかなければいけません。

舩井幸雄の役割は、まだほとんどの人たちが気づいていなかった時に、
大きな警告を発することだったと思うのです。
しかし、いまそのフェーズは終わろうとしており、今度は実際に「有
意の人」に行動をしていただくステージが始まりつつあります。そし
て、すでに多くの「有意の人」はすでに先んじて行動を起こしてくだ
さっているので、そういう皆さまは良い意味で「舩井フォーラム 
ザ・ファイナル」
に来ていただく必要はないのだと思います。

 ただ、そんな中でも、ピリオドを打たなければならないと思ったの
は、新しい時代になったことで、これまで舩井幸雄が注力してきた警
告を発したり、時代が変わってきたことを知らせたりする啓蒙活動が、
今度は時代の変化・進化の邪魔になってしまう可能性があることに気
がついてしまったからです。

先駆者として変化を先導してきた人たちは、ステージの変化にとも
なってより大きく変化するか、それができないのであればより大きな
変化を遂げた人たちの邪魔をしないことが大事になると感じています。

極端に言えば、私たちも含めてそんな人たちと一度活動を見直して大
きな変化をするか、あるいは活動を休止するかを選択しなければなら
ないのだと思うのです。

 いままでの価値観にとらわれていると、いまの新しい活動を懸命に
やっている人のことを自分と価値観が違うことで、不信感をもって見
てしまうように思います。しかし、自分の価値観と違うことをしてい
る若い人たちの邪魔をしないことが、いま一番大事なのではないで
しょうか。そして、それを自分が理解できないことは仕方のないこと
ですが、そんな自分たちも自分たちなりに次へと進むために、いま
ここで集大成をしなければならないと感じているのです。

 例えば、父には「日本は次の時代を作っていく特別な存在である」
という価値観がありました。私もそうなる可能性はあると思っていま
すが、父と一緒に新しい流れを作ってきた方の多くは、日本人が選ば
れた民であるという一種の選民思想になってしまっているように感じ
ます。

しかし、その選民思想を残したままでは世界の人たちと一緒にうまく
やっていくことは困難です。もっとフラットに、役割の違いはあって
もいいが、日本人が偉いわけではないし、ましてや日本人だけが特別
に恵まれた立場になるわけでもないということを分かっている人たち
の邪魔をしないようにしなければならないのです。

 これからのリーダーは、みんなを引っ張っていくのではなく、みん
なを支えていくことが役割です。もし、日本が世界のリーダーになる
とすれば、日本は世界で一番苦労を買って出ることになるというのが
真実に近いと思いますし、それを積極的に受け入れていける人が、
日本を本当の意味でのリーダーにしていくことができる人だと思いま
す。

そういう視点から考える時、日本人はいまのように日本の優位性ばか
りに目を向けて、西洋人の選民思想の背景にある血塗られた歴史も知
らないで、能天気に考えていてはいけないのだということを痛感して
います。

 いまの世界をリードしているユダヤ人や、彼らが約2000年ぶりに
作ったイスラエルという国家の背景にはホロコーストの暗い歴史があ
ります。そして、そのユダヤ人に対して恐怖とも言える反発を感じて
きた西洋人たちにも、やはり私たちには想像もできないような凄惨な
戦争を繰り返してきた歴史があります。

幸いにも、いままでの日本人はそれに目を向ける必要はありませんで
した。しかし、もし世界の人たちを支えるようなリーダーに私たちの
子どもたちがなるのなら、そのことに目を背けているわけにはいかな
くなります。

 赤塚高仁さんと出してきた「聖なる約束」シリーズの最新刊を
「舩井フォーラム ザ・ファイナル」に合わせて出版させていただく
ことになりました。「アンネの日記」を読むのとはまったく次元の違
う、ホロコーストやイスラエルの現実が感じられる『聖なる約束5 
スコーチド(焦がされた世代)』(きれい・ねっと)
というホロコー
スト生存者による手記の翻訳本になります。

血塗られた歴史の本当の被害者は教科書に載っているような一部の英
雄ではなく、家族とともに日々の営みを続けている普通の人々なので
す。そして、その魂の叫びに触れなければ私たちの社会がどのような
歴史の上に作られたのかは分からないのです。

 「舩井フォーラム」をザ・ファイナルにするからこそ、私たちはこ
の暗黒の歴史を直視して次に進む準備ができるのだと思います。ぜひ、
ザ・ファイナルの会場で『聖なる約束5 スコーチド(焦がされた世代)』
をお買い求めください。ザ・ファイナルに来なくてもいいだけの準備
ができている方にも、日本だけではなく世界の平和を祈り目指すから
には、ぜひ本はお買い求めいただいて、この現実を直視する作業を
やっていただきたいと思います。

そして、それができれば、私たちの子どもたちが世界を救う準備が
またひとつできるのだと思います。そんな意味でも、今回の「ザ・
ファイナル」が新しい一歩を踏み出すためのステップになることを、
確信とともに祈っています。

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覚醒下手術


 少し前のことになりますが、3月21日に開催された「きれい・ねっと
感謝祭」でショートスピーチをさせていただきました。

一流の先生たちが最長30分、最短10分間で話すという忙しいものでした
が、どの先生もとてもすばらしいお話を、時間を守りながらされていた
のが印象に残っています。私も含めて、このような特殊な状況を作られ
ると、自我を抑制して周りの秩序を保つことを優先するようになるよう
です。長い間、セミナーの裏方をやってきて、伝えたいことが多い熱い
思いをお持ちの先生ほど、時間が伸びてしまう傾向があることを痛感し
ているのですが、平均20分という究極の環境がかえって先生方の協力を
得られやすくしたのではないかと思います。

 ただ、このようなイベントの主催者は神経がとても持たないだろうと
思うので、私は絶対にやりたくありません。講演の中身よりも、講演者
やスタッフ、ブース出展者、それに参加してくださったお客様の調和し
た一体感を創ることを何よりも大事にした結果だと思いますが、多分、
右脳型の女性ならではのイベントだったのではないかと思います。

父や私は基本的に論理的な左脳型の人間ですから、このイベントの成功
からみても、これからは右脳型、すなわち女性性が社会の変革の中心に
なることは明確であり、そういう側面から見ても「舩井フォーラム」を
「ザ・ファイナル」
にするという決断をしてよかったと改めて思ってい
ます。

 講演の順番などはよく覚えていないのですが、私がお話した後に脳神
経外科医の篠浦伸禎先生がご講演されたと思います。都立駒込病院の脳
神経外科部長で脳腫瘍等の手術を覚醒下で行う脳神経外科医の第一人者
です。

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篠浦先生のことは、中矢伸一先生の発行されている「玉響(たまゆら)」
で連載していらっしゃいますので存じあげていたのですが、お話を聞く
のは初めてでした。残念ながら当日ご挨拶をする機会を逃してしまった
のですが、思っていたよりもユニークな先生でした。

 篠浦先生は「私以外は右脳型の人ばかりで、皆さんのような(温かい、
もしくはいい加減な)話はできませんが......」という前置きで、たくさ
んのスライドを駆使しながら弾丸トークを繰り広げられていきました。
少し、びっくりしたのは、ほとんど300頁近い本1冊分の内容を全部話さ
れたにも関わらず、短い講演時間を余らせて終わってしまわれたことで
す。自分では典型的な左脳人間だと思っている私でも先生に比べたら右
脳型になるのですが、その篠浦先生にそこまでさせる山内尚子さんのす
ごさを感じずにはいられません。

 覚醒下手術というのは、術後のQOL(クオリティオブライフ:生活の
質)を考えた、欧米などでは数多く実践されている手法です。従来の手
術に比べて、格段に成績がいいことや、例えば難聴の患者さんが普通の
脳腫瘍の手術を受けた場合は手術後に聴力を失ってしまう可能性が高い
のだそうですが、覚醒下手術では聴力を失わずに済んだ事例などが報告
されています。

極めて、最先端の西洋的な手術だと思ったのですが、先生のお話や先生
の著書『現場から始まる医療革命 統合医療の真実』(きれい・ねっと)
を読ませていただくと、篠浦先生にとっては統合医療のひとつであり、
食事療法などとも密接に関わっているということでした。

 篠浦先生は病気になった瞬間から統合医療を取り入れることを提唱さ
れているのですが、その背景を以下のように同書の「はじめに」で述べ
ておられます。

 
(引用開始)

 病気がよくなるためであれば、あらゆる方法を使うという発想の原点
は、米国に留学した30代半ばの経験にあります。

 それまでは、脳外科医として手術ばかりしてきたので、できるだけ数
多くの手術をして上達したいといった発想が当たり前だと思っていまし
た。ところが、研究者として米国に留学し、脳外科から一時的に離れて
みると、どんどん手術をすることが本当に人のためになっているのか、
本心では患者さんは手術を受けたくないのではないかという、世間から
見ればしごく当然と言ってもいいような気持ちが芽生えはじめたのです。

 いま思えば、職業人が陥りがちな罠にはまっていたのでしょう。自分
の仕事のことだけを考えていて、それが世間でどういう意味を持つのか
というところまで考えが至っていなかったのです。その時から、手術は
どうしても必要な時には最高の技術をもってするが、極力手術をしない
で患者さんを治すやり方がいいのではないかという気持ちに、少しずつ
変わっていきました。

(引用終了)

 この部分を読んで私は、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の 4月
21日(土)にご来場の皆さま全員に矢山利彦先生からプレゼントしてい
ただけることになっている矢山先生の新刊『舩井幸雄の魂が今語りかけ
てきたこと』(ヒカルランド)
に書かれていたことを思い出しました。

手術しても手術してもガンは完治しないことに気づいてしまい、東洋医
療を中心とした統合医療を行う「Y.H.C.矢山クリニック」を開業された
という矢山先生の話と、篠浦先生の話がダブって感じられたのです。

超一流の外科医の先生は切る技術が完成した時に、それだけでは本当の
意味では治らないということに気がつかれて、意識を大きく転換し、そ
れを行動に移されるようですが、このことは私たちにも大きな示唆を与
えてくれているように感じます。

目に見えない世界があることを気づきつつある「有意の人」も、奇跡や
超能力を目の当たりにしてただ驚くばかりではなく、社会を変革するた
めの意識の変革をし、それを具体的な行動に移していかなければならな
い時が来ているということを気づかせてくれる、お二人の先生のとても
大事な共通のエピソードのように思えたのです。


 小さなお知らせですが、「舩井フォーラム ザ・ファイナル」の今年
の会場はパシフィコ横浜の会議センターになります。フォーラム当日に、
その会議センター6Fの「ベイブリッジ カフェテリア」でランチを頼ま
れるとき「舩井フォーラム ザ・ファイナル」のチケットを提示してい
ただくと、熱海の舩井幸雄記念館で限定販売している「ツキを呼ぶしあ
わせ温泉まんじゅう」をプレゼント
させていただくという企画を考えて
います。

数に限りがあると思いますが、「勉強好き」、「素直」、「プラス発想」
の文字が入った美味しい温泉まんじゅうを、ぜひ楽しんでいただければ
と思います。

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ゆる猫Qちゃんが教えてくれた しあわせに生きる22のエッセンス(CD付) ([バラエティ])

ゆる猫Qちゃんが教えてくれた しあわせに生きる22のエッセンス(CD付) ([バラエティ])


近藤陽子 著
エー・アール・シー株式会社 刊
1,400円+税


まずは、Qちゃんの写真を見てほしいです。
まちがいなく、メロメロに癒されます。
言葉はいりません。
何度見ても、どこから見ても、
かわいくてたまりません。

22笑顔.jpg


でも本著は、それだけの写真集ではありません。

著者は、トータルヘルスデザインの会長、近藤陽子氏です。

父、近藤洋一氏が創業した会社を継ぐことになり、
右も左もわからずに、がむしゃらに頑張り続けていた時、

やってきたのが、Qちゃんでした。


ガチガチのゴリゴリのどん底を這っていた著者に、
「ゆるむ」ことを教えてくれた、宇宙猫Qちゃん。

見た目はカッコイイQちゃんが、
トンマな姿でガンガンメッセージを送ってくれたおかげで、

世間の常識やこれまでの経験といった
「自分でつくったワク」にはまり過ぎていることに気づき、

「ワクから出たい。
 新しい自分に挑戦したい。
 ワクワクしたい」

そして、
「素のままの自分でいればいるほど愛される」
ことに気がついていくのです。


どんなにガチガチなワクでも、
Qちゃんの写真を見れば、きっとゆるんでしまいますよ!


Qちゃんのゴロゴロ音を実際に収録したCD付です!!
猫にまつわるクラシック楽曲3曲のヒーリングアレンジも入っています。
癒されます!!!

しあわせに生きる22表紙.jpg


あなたのお金はどこに消えた?


 5月に行く「遥かなるイスラエルへの旅」には本田健さんも同行くだ
さいます。1948年5月14日にイスラエルが独立宣言をしてから、今年は
70周年あたります。その翌年の1949年に中華人民共和国が建国されて
おり、第二次世界大戦から終戦後のこの時期に、世界の行く末を決める
大きな出来事が続けざまに起こっていたことがよく分かります。

 健さんも一緒にイスラエルに行くきっかけになったのは、旅の団長
を私と一緒に務めてくださる赤塚高仁さんが「本田健さんが、「私は
『ユダヤ人大富豪の教え』がベストセラーになって世の中に出たので
すが、まだイスラエルに行ったことがないので、赤塚さん一度連れて
いってください」と言っていたよ」と、教えてくれたことでした。
11日間もの時間を拘束するのは、売れっ子の健さんには難しいだろう
と思いつつも頼んでみると、あっさりとOKをいただきました。すごい
ですね。

 ついでというわけではありませんが、4月21日、22日の「舩井フォー
ラム ザ・ファイナル」の講演もお願いしてみると、こちらもあっさり
とOKをくださいました。よく伺ってみると2003年に出版された『ユダ
ヤ人大富豪の教え』がベストセラーになった一因として、2004年の
「船井幸雄オープンワールド」で講演したことがあるという思いがあり、
父に恩義を感じていただいているということでした。

 健さんといえば、メンターを持つことの大切さをいつも教えてくださ
るのですが、健さん自身も大勢のすばらしいメンターを持っておられる
ようです。舩井幸雄もその一人だし、健さんの専門の分野とも言えるお
金の面では、故・竹田和平さんをメンターにされていました。私が健さ
んと親しくなったのは、父のこともありますが、和平さんが亡くなった
後のイベントでご一緒する機会が多くあったことが大きな原因で、『ザ・
フナイ』ではちょうど今出ている5月号を含めて2回も対談に登場してく
ださっています。


 先日、そんな本田健さんから最新刊『大富豪からの手紙』(ダイヤモ
ンド社)
を送っていただきました。


大富豪のお孫さんが、亡くなったお祖父さんから不思議な手紙をもらう
ことからストーリーは始まります。お祖父さんは財産を孫に残すことな
く全額寄付してしまうのですが、その代わりに手紙をきちんと弁護士を
通じて渡されるのです。そして、その手紙を読むうちに、偶然(シンク
ロニシティ)と直感に従う旅が始まっていくという展開になっていくの
です。

 『ユダヤ人大富豪の教え』の現代バージョンとも言える本ですが、さ
すがに大幅にバージョンアップされています。この15年間に健さんが学
ばれた大切なことが見事に分かりやすく加えられているのです。本田健
さんを知らない若い人にももちろん楽しく読んでいただけると思います
が、『ユダヤ人大富豪の教え』に多大な影響を受けた私たちの世代とっ
ても、本質的なことが分かりやすくつかめるような工夫が随所になされ
ています。これを読んでいて、健さんを生き方の分野のメンターにして
いきたいと改めて思っています。


 本田健さんが父に似ているところがあるとすれば、本質的なことを分
かりやすく説明してくれるところだと思います。ただ、あまりにも分か
りやすいので、受け取る人によっていろいろな捉え方ができるのです。
それが、健さんの人気の秘密でもあり、真剣になって健さんの世界に
入っていくと、ドンドン世の中の本質に近づいていくことができる仕掛
けになっています。

 前述のザ・フナイの対談で私があまりにもお金のことを聞くので、
健さんが参考にしてくださいとくださったのが、2012年に出版された
『あなたのお金はどこに消えた?』(PHP新書)という本でした。

 昔、炭鉱で栄えたカネー村。
 村のゾウたちは、
 静かに幸せに暮らしていた。
 そこに降って湧いた投資話。
 最初は懐疑的だったゾウたちが
 次々に巻き込まれていく。
 ヘッジホントが引き起こす
 バブルの熱狂。
 子どもの一言がきっかとなって、
 平和だった村は大混乱に・・・。


 こんな本ですが、お金の本質を小学生でも分かるように、でもしっか
りと大事なことを伝えてくれています。解説で健さんは以下のように書
かれています。


(引用開始)

 今あなたが持っているお金をどう使うかで、あなたの人生は、まっ
たく違ったものになります。これからは、自分やまわりの幸せのため
にお金を使える人と、とにかくお金を使うのが怖くてひきこもる人の
2極化が進む気がします。

 現在、資産を持っている人の90%以上が高齢者です。収入源のない
老人が、いざというときのために、手元のお金を使わずにもっておこ
うと考えるのは当然です。そして、現役世代の若者は、給料が下がり
つづけているので、お金を使う意欲がありません。これでは経済がよ
くならないはずです。

 将来の不安のために、お金を貯めようとする気持ちはわかりますが、
これからは、貯金自体もどうなるかわかりません。それよりも、新し
い時代に持ち越すことができるようにお金を使ってみてはいかがでしょ
うか。

 たとえば、今の通貨システムは大きく変わってしまうかもしれません
が、今いる人間がみんないなくなるわけではありません。新しい時代に
なっても、今と同じようなお金の流れが発生するでしょうし、あなたの
友人や知人もそのままいるはずです。だから、なくなるかもしれない
お金を貯めるのではなく、ひとひねりして上手に使うのです。

 たとえば、今のうちに、あなたの友人や知人100人に、お昼ご飯をご
ちそうしてあげればいいのです。そして、新しい経済システムになって
から、その100人におごってもらえれば、あなたのお金は、うまく時代
を乗り越えたことになります。

 そうやって考えると、あなたの一番の資産は、あなたのことを大切に
考えてくれる友人や家族であることがわかります。彼らは感情的にも大
切でしょうが、経済的にもいざというときに頼りになる存在なのです。

 これから時代は大きく変わり、経済でも大変化が起きるでしょうが、
人生で大切なものは変わらないのでしょう。あなたにとって一番大事な
こと、大切な人を優先させていきてください。


(引用終了)


 舩井幸雄をメンターとして学んだことを、いったいどんな風に伝えて
くれるのか。本田健さんの「舩井フォーラム ザ・ファイナル」での
ご講演がますます楽しみになってきました。


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百円の男


 少し前のことになりますが、大創産業の矢野博丈(ひろたけ)会長に
会いに東広島市の本社を訪ねました。船井総研の大先輩であり、一昨年
の12月まで静岡県湖西市の市長をされていた三上元さんが矢野会長と懇
意にされていて、三上さんと一緒に呉まで行く用があるのに合わせてア
ポイントを取ってくださったので、面会が叶ったのです。

 大創産業というのは、言わずと知れた100円ショップダイソーを展開
している会社です。昨年の3月現在で売上高は4200億円、店舗数は国内
に3150店、海外には26の国と地域に約1800店の合計4950店。それから
すでに1年経っていますから、現在では5000店を超える店を展開されて
いるのではないでしょうか。平成2年(1990年)に最初の直営店を高松
に出店されたことが、大下英治著『百円の男 ダイソー矢野博丈』
(さくら舎)
で紹介されていますが、その時からこのような急成長が
始まった事になります。


 矢野会長と三上さんは船井総研時代からお付き合いがあるのだそうで
す。当時の船井総研は毎年、熱海と宝塚で大規模な小売店セミナーを開
いていました。一番大勢集まっていただいた時は、熱海の後楽園ホテル
に全国から800名以上の小売店の経営者が集まってくださったこともあ
るそうです。矢野会長とのご縁は、コンサルティングをしていたという
よりもフランチャイズを募集するためにそのセミナーに出店いただいて
いたことがきっかけだったということです。

船井総研と三上さんが立ち上げた協同組合企業福祉共済会で大創産業の
株を持たせてもらっていたのですが、上場を目指されるという話もあり、
また、新しい資本政策を考えられたとのことで、何年か前に取得した時
とは比べものにならないぐらいの高値で買い戻していただきました。
今回の面談は、その御礼を言うのが主な目的でした。

 同社はこの規模になってもまだ上場をされていないのですが、今年の
3月1日にご次男の矢野靖二(せいじ)氏に社長を交代されたばかりで、
次世代のことを考えると上場しなければならなくなったということが大
下先生の本に書かれていました。そんなことも株を買い戻していただい
た背景にあるようですが、デフレの世の中を代表するような同社の躍進
は、正直言って、三上さんをはじめとする当時の船井総研の幹部の皆さ
まや舩井幸雄にも全く予想できなかったのだと思います。

 ダイソーが躍進した背景には、インフレ時代とはまったく逆のデフレ
の時代に見事に対応したという背景があります。というよりも、同社や
ニトリ、ユニクロ等の新しい形態の小売業がデフレを作ったと言ったほ
うが正しいのかもしれません。「百円の男」を読むと、それに対応する
ために並大抵ではないご苦労と、100円で売るのだという覚悟が必要だっ
たようです。先に100円で売るということが決まっていて、それまでは
300円~500円、もしかすると1000円近い値段で売られていたものを、
信じられないような努力で100円で売れるようにしていったのです。
この物語を読むことで、インフレの時代を再現させるという政府や日銀
の方針が、そんなに簡単に実現することはできないことがよく分かりま
した。

 矢野博丈さんという人とその仲間たち、さらには流通業界の大先達や
銀行など、それを支えてきた人たちの力によって、世の中はまったく変
わってしまったのかもしれません。そして同様に、いまの資本主義社会
も確実に変わっていきます。NPO法人テラ・ルネッサンスの理事で創設
者の鬼丸昌也さんの著書『平和をつくるを仕事にする』(ちくまプリマ―
新書)
を鬼丸さんからお送りいただき読ませていただきました。やはり、
「一人の力は微力だけど、無力ではない」という鬼丸さんが社会を変革
するためのスローガンを、いろいろな逸話を読ませていただき、涙しな
がらしっかりと肚に落とさせていただいたように思います。

 世界にはカンボジアの地雷やウガンダやコンゴの子ども兵の問題など、
信じられないような悲惨な実話がたくさんあります。遠く離れた場所で
起こっている悲惨な出来事は、一見私たちには何の関係もないように思
えます。でも、実は私たちが豊かさを享受させていただいている大元で
ある資本主義のシステムが、彼らの悲惨な現状を生み出していることを
鬼丸さんは淡々と教えてくれます。この本は主に高校生をターゲットに
書かれており、これを読んだ子どもたちが新しい未来を作っていってく
れることが意図されています。

 東日本大震災の時、ウガンダのスタッフが彼の国ではエリートである
公務員の平均給与が7000円という水準の中で、日本のために彼らが5万
円の寄付を送ってくれたことに接して、鬼丸さんは被災地を支援すると
いう覚悟を決めたという話が書かれています。誰かの覚悟が新しい世の
中を作っていくし、私たちも無力ではなく、覚悟を決めることでそれぞ
れがそれに対してできることを持っているのだということがよく分かる
本でした。

 鬼丸さんを紹介してくれたのは、テラ・ルネッサンスの理事でもある
岡田多母さんです。岡田多母さんは、目に見えない世界は目に見える世
界よりも大事だということを伝えてきた舩井幸雄の同士であり、メンター
でもありました。私たちは、父が覚悟して伝えようとしてきたことが伝
わるべき人には伝わったという確信と、それを私たちよりもうまく伝え
る活動をしてくれている多くの仲間たちの存在を見て、「舩井フォーラ
ム」
をザ・ファイナルにする覚悟をしました。

 多母さんは、本当は自分たちの講演会があったのに、しかもその日は
お誕生日なのに、私たちの講演をしてくださいという返事に即答でYes
の返事を返してくださいました。舩井幸雄が伝えてきたことがなんで
あったのか、多母さんや鬼丸さんがこれから伝えていくべきことは何な
のかを思う存分語っていただけると楽しみにしています。

10年ぐらい前の「にんげんクラブ東京大会」でお話してくださった時、
多母さんは控室で、興奮を抑えることができない様子で椅子に座ること
もせずに、私たちに父のしてきたことを熱く語ってくださいました。
ザ・ファイナルの舞台では一体どんなことをシェアしてくださるので
しょうか? とても楽しみです。

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