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「AI」とフランス語 〜アフリカは中国語を選ぶ?〜


にんげんクラブの皆様、こんにちは。

一日のメーデーは、リヨンの地下鉄とバスが全面運休でした。

労働者の休日なので仕方ないのかもしれませんが、せめて祝日ダイヤで
運行して欲しかった・・。

半月続いたエールフランスのストライキは賃上げ交渉が決裂し、昨日
最高経営責任者が辞任しました。今日からストは一時休止。


リサ180510-1.jpg
(5月8日、エールフランスのストは一時休止に)


仏国鉄SNCFの方はストがまだまだ続きそうですが、マクロン大統領は
国鉄改革を最後までやり遂げるそうです。

国鉄は民営化すると思ったのですが、インタビューでマクロン大統領は
国鉄が「公的資本による国営会社」であると強調。
職員優遇撤廃と市場開放により470億ユーロの累積赤字解消を目指します。

改革と支持率

大統領就任から一年、公約を次から次へと「有言実行」しているマクロン
大統領には、全くしがらみが感じられません。

「私は自分が言ったことを実行しているだけだが、
今までこれがあたりまえのことになっていなかった」
(エマニュエル・マクロン)


リサ180510-2.jpg
(4月12日、TF1のテレビ番組で一時間のインタビューを受ける
 マクロン大統領。
 場所はパリから150キロほどのベルデュイ市(Berh-hui) の小学校)


改革の必要性を懇々と国民に説明しているにも関わらず、
マクロン大統領の支持率はどんどん下がっていきます。
皆、自分自身へのデメリットには抵抗がありますから。

マクロン大統領の年金改革のモデルはスウェーデンだそうです。

先日、テレビの取材がスウェーデンに赴き
「一見幸せそうに見えるスウェーデンの年金受給者は
本当に満足しているのか」というインタビューをしていました。

結論としては
「一見何不自由なくシニアライフを満喫しているようにみえる
スウェーデンの年金受給者たちも、
実際は年金だけでは満足できないのでバカンスの家を売却したり、
意欲的に仕事を続けている」そうです。

フランスでも、「裁縫教えます」とか「家庭教師します」など、
定年退職者向けのネット人材登録が注目を浴びつつあります。

マクロン大統領の改革は、思いつくだけでも

「労働改革」「国鉄改革」「新移民法」「年金改革」「大学改革」
「3歳からの義務教育」「グリフォサート規制」「住宅補助減額」
「住民税廃止」「郊外一般道の時速減(80K/h))「AI(人工知能)」
「自動車無人運転」「電気自動車」「フランス語人口拡大」等々。

数え切れないほど多くのプロジェクトが同時進行しています。


大学占拠

フランスでは、バカロレア(高校卒業=大学入学資格)があれば
好きな大学に入学することができます。
日本のように大学入試はありません。

国立大学は、入学時の登録料(2〜4万円)を除いて学費が無料です。
国籍を問わず入学資格(バカロレア)に相当する資格を持つ
全ての人に開かれています。

近年大学進学者が増え、定員オーバーの大学で入学待機者が続出したり、
入学者を抽選で決めたりしていました。

今回の大学改革により、入学できる生徒を抽選ではなく高校の成績等で
選ぶことができるようになります。学生の選別は「教育の平等」という
理念に反するということで、大学生たちが抗議のため大学を占拠し
警察が介入する騒ぎになりました。

フランスには大学以外に、グランゼコールと呼ばれる
将来のエリートたちが通う学校もあります。
こちらは学費も高く、ものすごい倍率の試験を通過しないと入れません。


新移民法

4月に国民議会で可決された新しい移民法には、移民の勾留期間延長と
難民手続きの申請期間の短縮が盛り込まれています。
難民申請が却下された場合は再申請を二週間以内にする必要があります。

フランスにやっとの思いでたどり着き、言葉もままならない状態で
短期間に申請できるものでしょうか。
速やかに強制送還となる移民が増えると見られ、人道的でないという
批判が噴出しています。


リサ180510-3.jpg
(新移民法案は賛成多数で可決されたが、マクロン大統領の
 「共和国前進(REM)」党内には亀裂が生じた)

AIとフランス語

「AI(人工知能)プロジェクト」と、「フランス語人口の拡大」は
深く結びついているようです。

ある記事では、アフリカのデジタル分野における中国の存在感に、

「フランスはアフリカのデジタル化とAI分野で中国に遅れをとってしまった。
このままでは、今までフランス語圏だったアフリカ地域が、
中国語を選択するかもしれない。」

「しかし努力次第では、現在2億人いるフランス語人口は、
35年以内に7億人に増やせる」

と書かれていました。

リサ180510-4.jpg
(「セドリック・ヴィラニ(先月のブログ「マクロン大統領の改革」
 を参照)はフランコフォニー(フランス語圏)を救える」
 〜このままデジタルの分野に我々が関与しなければ、
 アフリカは中国語を話すだろう。〜)

ここ数年、中国に留学するアフリカ人が増えています。

マクロン大統領はフランス語を英語、スペイン語に続く、
世界3番目の公用語にしようと意気込んでいます。
アメリカ訪問の際にも、ワシントンのフランス大使館にて
「アメリカにおいてフランス語はスペイン語に続く第二外国語である」
と述べました。

3歳からの義務教育導入も、教育格差をなくす目的だけではなく、
フランス語早期教育の必要性が大きく影響しているようです。

リサ180510-5.jpg
(同じ発音に様々な綴りが存在する(もしくは同じ綴りなのに発音が違う)
 フランス語は、習得が優しい言語とは言い難い。
 下の表で色が同じの綴りは全て発音が同じ)


リサ 5月8日 リヨンにて



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