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マクロン大統領の改革 〜Trop de réformes_?〜


にんげんクラブの皆様、こんにちは。

今年の復活祭(イースター)は4月1日。エイプリルフートと同じ日。


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(我が家でもイースターの卵に色を塗りました)


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(エープリルフールのことをフランスでは
「Poisson D'Avril4月の魚」といいます)


イースターの連休明け早々、フランスは連続ストライキです。

フランス国鉄SNCF が4月2,3,4, 8,9,13,14,19,23,etc....(6月末まで)
エールフランスが4月7,10,11 ,17 18, 23 ,24と計7日間のスト。

ストライキによるエールフランスの損失が一億7百万ユーロ、
仏国鉄SNCFの現時点での損失が一億ユーロだそうです。


数少ない運行列車にすし詰めの乗客。
列車がなくなり旅程をバスに変更する人々。
テレビのインタビューにも半ば諦めた様子で
「通勤に普段の3倍かかります」と力なく笑っています。

累計赤字470億ユーロの国鉄改革はマクロン大統領の重要政策の一つ。
国鉄職員の特権廃止、民営化、鉄道市場開放等が盛り込まれています。

これまでフランスの国鉄改革は、歴代の大統領が試みながらも
激しいストライキに見舞われ断念されてきました。


リサ180411-3.jpg
(国鉄職員総給与平均が月額3090ユーロなのに対し、
 フランスの一般サラリーマンの総給与平均は月額2266ユーロ)


今、高校生の長男が春休みで二週間日本に行っています。

滞在先は奈良の祖母の家で、初めてのひとり旅なのですが、
直後にフランスから彼の友人も来ることに。

級友のジョアネスくんが是が非でも日本に行きたくて、親に頼み込んで
(お父さんの仕事の関係で安く切符を購入できるらしい)切符を買って
もらい、ルンルンして息子の後を追って日本へ飛んで行きました。

ジョアネスくんの旅程は、6日にリヨンから早朝列車SNCFにてパリに
行き、同日の午後の飛行機(エールフランス)でパリ発、翌日に
大阪関西空港着。

出発日がストライキのない日で運がよかったのですが、
予約した日があと数日ずれていたら大変なことになっていました。


息子とジョアネスくんは奈良の実家でエンジョイしていますが、
孫プラスその友人(フランス人)までやってきて、
母はてんてこ舞いかもしれません。

ちなみに帰りの飛行機はオランダ航空で東京発、リヨン到着なので、
ストライキの心配はなさそうです。


リサ180411-4.jpg
(エマニュエル・マクロンの改革は多すぎる?)


マクロン大統領が推進する改革「Réformes レフォルム」は
優に20項目を超えています。

教育制度の改革として、一部の小学校で一クラス12人の少人数学級が
導入されました。さらに、2019年からは幼稚園が義務教育化されます。

フランスの幼稚園は基礎教育の場。

5歳の娘が通う公立幼稚園では、定規を使って三角形を描く練習や
筆記体の習得も教育プログラムに入っているようです。

現在パリでは93パーセントの3歳児が幼稚園に通っているそうです。
マクロン大統領にとって残りの数パーセントが幼稚園に通っていないのは
受け入れがたい格差であり、3歳からの義務教育によりフランス全土の
教育機会均等を図ります。


リサ180411-5.jpg
(数学者で議員のセドリック・ヴィラニ氏(44)。
 いつもスカーフと蜘蛛のブローチをつけている。
 2010年にフィールズ賞を受賞)

数学者で国民議会議員のセドリック・ヴィラニから人工知能「IA」
(Intelligence Artificielle)戦略報告を受け、マクロン大統領はIA発展と
その分野でフランスがリーダーシップをとるために
15億ユーロの投資をすると発表。

こちらのフランスのプロモーションビデオにヴィラニ氏が出ています。
日本語字幕付きです。
http://creative.businessfrance.jp/videos/cedric-villani-an-unrivalled-mathematician/

マクロン大統領は自動車の自動運転の実用化も図っていますが、
メディアの報道では交通法がネックになるので即というわけにはいかなさそう、
ということでした。


リサ180411-6.jpg
(4月9日のカトリック教会司祭のコンファランスにおける
 マクロン氏の演説は方々から非難を浴びることに)

昨日、カトリック教会司教のコンファランス
(Conference des évêques de France)で400人を前に演説した
マクロン大統領ですが「政治と教会の傷んだ関係を修復したい」
という発言に、「修復って何を? 」 と疑問の声が続出しています。


「教会は時事問題に触れないでいては彼らの天職を全うできないし、
大統領が教会やカトリックに無関心でいると
大統領としての義務の遂行は失敗に終わる。
両者の対話は不可欠である
(マクロン氏)」


皆がマクロン氏の発言の真意を測りかねています。

左派からは、マクロン大統領の発言は1905年の政教分離(laïcité) 法に
反していて、重大な過ちだと非難轟々です。

「政治と教会の傷んだ関係を修復といっても、
両者の関係は傷んでいるのではなく壊れている(断絶している)はずだ
(左派のメランション氏)」。

「フランスには違う宗教も多数存在する。
カトリック教会との関係だけに言及するのはおかしい。
彼はシナゴーグやモスクや他の寺院も巡る予定なのか」

全力疾走で改革を進め、あちらこちらで波紋を呼び起こしている
マクロン大統領。
一体どこまで走っていくのでしょうか、終着地点はまだ見えません。


リサ180411-7.jpg
(マクロン大統領の発言は早速テレビ番組でパロディーにされています)


4月10日 リサ リヨンにて



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