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2017年10月号おすすめ書籍(会報誌より)

      


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



三途の川の七不思議

志賀 貢(著)
三五館 刊
定価1,200円+税


本書は、医師として50年以上、数千の臨終に立ち合ってきた著者が、
亡くなる前に必ず渡ると言われている「三途の川」について解き明か
しています。

臨死体験をした人から話を聞くと、多くの場合とても綺麗なお花畑に
行って、さらにそこをしばらく歩くと三途の川があり、対岸では亡く
なったはずの懐かしい人たちが待っていた......という話をするそうで
す。しかもそれは日本人だけでなく、海外の人も同じようにお花畑の
ビジョンを見る人が多いのだとか。三途の川には、三種類の渡り方が
あったり、女性は一人では渡れないと言われていたり、地獄や閻魔様
のお話や、賽の河原で子供たちが石を積んでいるお話など、いろいろ
と興味深く読みました。

本書は、現役医師の方が書かれているため、臨終の際や、認知症に
なったときなどに体にどんな兆候が表れるのか。また、本人や家族は
どんなことに気をつければいいか、非常に詳しく書かれています。
個人的には三途の川の話よりも、そちらの話の方がリアリティがあり、
面白く感じました。

60年ぶりに再会した兄と妹の看取りの話や、認知症で身元がわからな
くなってしまっていた女性が奇跡的に一時記憶が戻った話など、実際
に医師として寄り添いながら接した患者さんのお話は、とても印象に
残りました。

どんな人にも臨終はやって来ます。臨終を迎えるときはできるだけ
怖がらずに、またできれば周りの人に迷惑をかけずに、しっかりと
自分らしい臨終の道を歩んでいきたいと思いました。
また、自分らしい臨終を迎えられるように、生きている間に、多くの
人と心と心の深い交流をしていきたいとも思いました。

本書は、そんなことを考えさせてくれるような、どこかホッと温かみ
のある内容でした。

(編集室 兒玉裕子)

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やさしいホツマツタヱ

いときょう(著)
ホツマ出版株式会社 刊
定価2,000円+税


「ホツマツタヱ」は、縄文時代の文字「ヲシテ」で書かれた、古事記、
日本書紀の元になったといわれる歴史書です。昭和41年に、現代用語の
基礎知識の初代編集長であった松本善之助氏が、偶然、神田の古書店で
入手した冊子がきっかけで、極めて重大と思われる古代文字文献が、
各地から発見されました。

ヲシテ文献の全貌が明らかになるにつれ、これまでの縄文時代のイメー
ジが大きく変わってしまいました。縄文という世界が、実は日本人の
精神の極めて奥深い所に関わっていたことが、わかってきたのです。

著者は、2005年、福井県にある若狭彦・若狭姫神社を訪れたとき、
神社のご祭神が「ホツマツタヱ」と深く結びついていることに感動し、
それ以来、日本各地を旅し、「ホツマツタヱ」に関する研究と執筆、
講演活動を続けています。

本著は、数ある著書の中でも、初めて「ホツマツタヱ」に出会う方に
も、わかりやすく楽しんでいただけるように書かれた、いわば「入門書」
です。

何かとても難しいことが書いてあるのではと思っているかもしれません
が、まずは朗読してみてください、と著者は言います。ホツマを声に
すると、なぜか遠い昔に帰ったかのような思いになる。これこそが
ホツマなのだそうです。

なぜなら、「ヲシテ」は宇宙を構成する五元素で成り立っています。
目で見るということは、縄文を感じ、宇宙の五元素を自分の中に取り
込むこと。そして声にすることは、宇宙に語りかけ、宇宙と一体に
なることに通じているのです。

さらに、縄文の世界を体験するためには、ホツマゆかりの地を旅する
こと。感性と一致する神社、風景がきっと見つかります。その神社を
大切にしていくと、DNAに必ず何かを語りかけてくれるそうです。
調和を目指した縄文の世界に、ぜひ、浸ってみてください。

(編集室 柴切純子)

※にんげんクラブセミナーに初登場です!
いときょう先生『ヲシテ文献 ホツマツタヱを学ぶ』

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「神の学問」入門 [新装版]先代旧事本紀大成経 サキツ ミヨノ フルキミワザノ モトツフミ オオイナル オシエ
後藤 隆(著)
株式会社ヒカルランド 刊
定価2,222円+税


本著の著者である後藤隆氏は神皇家(カンスメラギケ)初代当主神主
であり、先代旧事本紀大成経刊行普及会、先代旧事本紀大成経研修道場、
神代皇代成経刊普及会の代表を務め、(有)天隠山専務取締役などを
歴任し、現在は当虚医学治療センター院長と『旧事本紀』の研究に集中
されています。

『先代旧事本紀』と言うと中世の神道家・吉田兼倶によって『古事記』
『日本書紀』と共に「三部の本書」として尊重された書物という認識
がされているが、この『先代旧事本紀』は後藤氏が言うものとは違う
そうです。後藤氏の言う『先代旧事本紀』はひとつの書物ではなく、
「十巻本」「三十一巻本」「七十二巻本」と三種類が存在しているの
だそうです。

序文によると編纂は推古二十八年、聖徳太子の進言により始まってい
ます。学校では『古事記』が日本最古の文書と習いましたが、それよ
りも九十年も早く成立していたとのことです。

太子は清廉潔白の政治を目指したそうですが、理想はあくまで高く、
権力の恩恵にどっぷりつかっていた皇族から孤立してしまったのです
が、太子の志を認め、自らの財力と知力を提供しようと申し出たのが
秦河勝(はたのかわかつ)だったと考えられるそうです。

太子のスポンサーとなった秦氏の意志によって進められたとも言われ
ています。後藤氏は秦河勝のルーツは秦一族にあり、「ヒッタイト・
ハッタイト」帝国にあったのではないかと説いています。

故に、儒教も仏教も神道も易学も網羅されていた内容となっていると
のことです。清らかな心だけでは肉体を維持することはできないし、
肉体に基づく欲だけでは精神を維持することはできないそうです。

矛盾の間を生きるための学問が「旧事本紀」なのだそうです。
森羅万象の発生の理論である「天隠山(アメノカグヤマ)理論」から
この世のすべてのサイクルから宇宙の奥義まで学べます。
ぜひ、ご一読ください。


(編集室 江尻みゆき)



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