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アイデンティティー

にんげんクラブの皆様、こんにちは。

スウェーデンに行っている夫から庭のぶどうの写真が送られてきました。

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(酸味が強くもっぱら観賞用です)


今年の夏は一家揃って日本だったのでマルメの家に行っておらず、
自治体から10月1日までに庭の手入れをするようお達しがきてしま
いました。

草ボーボーの庭だけではなく、垣根からはみ出ている木の枝や、家の
道側に生えている雑草もチェックの対象になります。子供達の学校が
始まったので夫が一人でマルメに行き、4日間ほど家と庭の手入れに
励んでいます。

スウェーデンは9月になると天候も不安定になり寒くなるらしいので
すが、幸にもいい天気に恵まれています。
7、8月と冷夏だったスウェーデンに、遅ればせながら小さな夏が
訪れたようです。

リヨンでも先週は真夏日となりました。

24日の日曜日には、降り注ぐ太陽の光のもと「リヨンカヤック2017」
が開催され、約2千人がカヤックに乗って川下りを楽しみました。


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(約2千人がカヌーでソーヌ川を下る)

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(バイキングに仮装してカヌーを漕ぐ人も)

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(橋の上からカヌーに声援を送る)


長男の高校では保護者へのクラス説明会がありました。
高校2年生は、6月にフランス語のバアカロレア(国家試験)があるため、
フランス語の先生は新学期早々試験に向けての準備に熱が入っています。

イヨネスコの「犀」、ボードレールの「悪の華」とラディゲの「肉体の
悪魔」が課題図書。ちなみに今年のフランス語のバカロレア試験の結果が
悪くても、来年のバカロレア全教科(高校卒業資格試験)にはあまり影響
しない(息子談)そうです。


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(6月のバカロレア(高校卒業資格国家試験)の成績が
 Très Bien (とても良い)だった卒業生(リヨンでは6600人)に、
 500ユーロ(約6万6千円)の小切手が授与されました)

息子は今年でとにかくフランス文学から解放されるのが嬉しい
(読まされる本が多いので)と言っていますが、その代わり来年は
哲学が入ってくるので、結局フランス語書籍から逃れられない運命の
ようです。

彼は日本人とスウェーデン人の血を引いていますが、顔立ちに東洋人の
特徴がよく出ています。学校で他のクラスの人にすれ違いざまに
「ニーハオ」と言われたり、クラスメートに「黄色くん」と呼ばれたり
したこともあるそうです。

当人は、「黄色くん」と呼ばれたことはさほど気にしていないのですが、
すれ違いざまの「ニーハオ」にはうんざりしています。
「僕は、外見を東洋人として見てもらえることはうれしいけど、
 中国人じゃないんだけどな。」

今息子が通っている高校は東洋人が少なく、物珍しいのかもしれません。

私の場合は、ベトナム語を習っているフランス人に話しかけられたり、
フィリピン人に同郷と思われていたりしていたことがあります。

リヨンは中国の友好都市で政治的結びつきも強く、在リヨン中国人は
多い方だと思うのですが、息子と同年代のフランス人が親しみを感じる
のは、むしろ韓国のようです。

多くの高校生がサムスンのスマートフォンを持っていてK-Popを楽しん
でいます。日本にもJ-Popがあるじゃないと思うのですが、K-Popは英語
が上手なのだそうです。

日本の文化はフランスにも浸透していて、柔道、合気道が人気ですし、
ラーメン屋も出店され、日本のアニメ祭りなどもあります。金曜日には
待ちにまったユニクロ・リヨン店がオープンしました。

それでもフランスの今時の高校生たちは、スマートフォンのサムスンと
K-Popのある韓国の文化を新鮮に感じているのです。


17102-6リサ.jpg
(リヨンのユニクロオープン初日の行列。
 並んでいる人たちに朝食のパンとコーヒーがふるまわれました)


娘の通っている幼稚園のクラスの子どもたちは、オリジン(ルーツ)に
よって肌の色もそれぞれ違います。娘が仲良くしているアーシャはインド
系の顔立ち、アファルはアラブ系といった具合で、多民族多国籍国家と
なったフランス社会を映しています。

オリジンの違う人たちが集まるフランス国家を成り立たせているもの、
それは「フランス語」という言語かもしれません。

幼児のフランス語教育がますます重要視されています。

娘の幼稚園でも、クラスメートの名前を覚えるのと一緒にアルファベット
の練習もしています。外国の名前をもつ子も多いので、例えばフランス語
ではあまり使わないKやHも覚えられます。

明日の日曜は、スペインのカタルーニャ州独立是非を問う住民投票が実施
されます。どうなるのでしょうか。


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(カタルーニャ州の独立是非をめぐる住民投票は、スペイン政府が
 違法行為だと主張するにもかかわらず、明日、日曜日に実施されます)

カタルーニャ地方では、スペイン語の他にカタラン語が話されています。
以前バルセロナから指揮の勉強に来ていた人と話したことがありますが、
イタリア語がわかる私には、スペイン語よりはカタラン語の方がわかり
やすい、という印象を受けました。

言語とアイデンティティーは深く結びついているようです。

夫が以前、イタリアで閉まりかけのレストランに入ろうとして「もう
閉店なのだけど」と言われました。「どこのレストランも閉まって
やっとここに辿りついたんです。」とイタリア語で言った途端、
店の対応が激変。
「心配いらない。ゆっくりしていって」と席に案内され、ワインが
振舞われ、夫一人のためにメニューをじっくり説明してくれました。

ちなみに2、3秒後に入ってきた別の旅行客は英語で話したため、
あっさり「閉店で無理」と断られ、席に通されている夫を尻目に
為す術もなく出て行ったそう。

「同じ言葉を話す=仲間意識」という構造はわかっても、語学習得は
一筋縄にはいきません。フランスに移民としてきた人たちも、子供達は
国の教育機関で幼稚園からフランス語をマスターさせられますが、
大人の方は仕事や子育てしながらのフランス語習得はままならず、
親子の溝を生むこともあるようです。

先週舩井フォーラムに行っていた母が、「Kan. さんの話では、キリスト
も空海も宇宙のあちこちで活躍しているそうよ」と言っていましたが、
言語を超えた世界に行ってしまえば、語学習得に苦労したことも、ただ
懐かしい思い出になるのかもしれません。

リサ 9月30日 リヨンにて



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