サイトマップ

最新トピックス

« 前の記事を読む | BLOGトップ | 次の記事を読む »

バカロレア


にんげんクラブの皆様、こんにちは。

今週のフランスは猛暑「Canicule(カニキュール)」に見舞われています。
35度を超える暑さがまだまだ続きそうです。

リサ621-1.jpg

外出は涼しい午前中か、夜8時以降が無難です。
フランスの一般家庭でクーラーを設置しているところはあまりありません。

窓から日差しさえ入ってこなければ石造りの家は割と涼しく、
特に教会の中はひんやりとして気持ちよく過ごせます。

18日の日曜日は父の日でした。

夫が娘の幼稚園で、クラスの子供達が各自描いたお父さんの似顔絵を見た
のですが、うちの夫の似顔絵だけ口が「への字」だったのを気にしています。

娘にとって「への字口」はパパのチャームポイントだったようで、
自身の力作に満足そうです。

リサ621-2.jpg
(パパの似顔絵(表情似てます))


高一の息子は、金曜に全ての授業が終了して夏休み。
友達と遊びに行く以外は、家でゲームばかりしています。

高校最終学年(テルミナル)では、バカロレアBaccalauréat(通称バック)
と呼ばれる、高校卒業資格(大学入学資格)全国統一試験が始まりました。

今年は13歳(飛び級した子供)から74歳までの約72万人が挑戦。

バカロレアの語源は、ラテン語の「Bacca Laurea 」からきていて、
ローリエ(月桂樹)の冠を意味しています。

中世のフランスでは、騎士を目指す若者を「Baccalarius」と呼び、
それが後に大学の学位を指すようになり、1927年からバカロレアは
高校卒業の国家資格の名称として現在に至っているそうです。

バカロレアの合格率は90パーセント近くなので真面目に勉強していれば
大丈夫。でも問題回答は記述式で、論理立てて説明できる力が必要です。
1日につき4時間の試験を7科目、全部終了するのに一週間ほどかかります。


リサ621-3.jpg

バカロレア試験の初日は哲学。

理系生徒は、次の3つの問いから一つを選んで答えました。

Sujet 1
Défendre ses droits, est-ce défendre ses intérêts ?
権利を守るということは利益を守ることか。

Sujet 2
Peut-on se libérer de sa culture ?
自らの文化から解放されることは可能か。

Sujet 3
Expliquer le texte suivant :
FOUCAULT, Dits et Ecrits(1978).
フーコーの著作抜粋を解説。

長男も2年後にバカロレアを受けることになるわけですが、
哲学で全然興味のないテーマが出されたら4時間ずっと苦しみそうです。


オディロンくん

カトリック教会では、15日が今年の聖体の祝日あたるそうで、
日曜日はこの祝日にちなみ、聖体の行列が行われていました。
真夏の太陽が降り注ぐ中、祭服をまとっての行進は暑そうです。

リサ621-4.jpg
(Fête-Dieu の聖体行列)


5月、6月は、教会にリヨン国立音楽院古楽科の学生さんが毎週のように
グレゴリオ聖歌の献歌にきていました。6月の試験でグレゴリオ聖歌を歌う
ための準備も兼ねているようです。

一般信者の方々が歌うシンプルな聖歌ではなく、なんだか"こぶし"が効いていて、
まるで詩吟のよう。
昔テレビのコマーシャルで聞いた「タカスギ〜、タカスギー、タカスギ〜イィィ、
タカスギー」っていう歌(歳がバレる)を連想してしまいました。


ネウマ譜にミミズのようにニョロっと書かれた線、これが声の抑揚を
示しているようです。
https://www.youtube.com/watch?v=eqjGy9w6JYE

単旋律で合唱のように大勢でハモらないのですが、声のニュアンスが
とても繊細。声と教会が一体となった空間のハーモニーが聞こえます。

相変わらず細々と続いている聖ジョルジョ教会日曜ミサの聖歌隊
「スコラ・ヴェスプリ(メンバー約6名)」。
5月に指揮のマリーさんに赤ちゃんが誕生しました。
名前はオディロンくん。

あまり聞きなれない珍しい名前なのですが、
中世フランスの聖人オディロンのことだそうです。

3歳になるサラちゃんは昨年やっと卒乳しましたが、
オディロンくんの誕生で、マリーの「赤ちゃんに授乳しながら指揮」の
スタイルが日曜日のミサに復活しました。

オディロンくんは抱っこ紐でしっかりお母さんの胸に抱かれ
おとなしくお乳を吸っています。マリーさんは空いている片手で指揮。


さて、日曜日に行われた第2回目のフランス議会総選挙、
投票率が50パーセント以下、過去最低だったようです。
暑かったので皆海にでも行っていたのでしょうか。

リサ621-5.jpg
(投票率は最悪にもかかわらず結果はマクロン氏に有利
 オレンジ色の部分がマクロン大統領の率いる
 「共和国全身(REM)」の議席)


マクロン大統領の率いる新党「共和国前進」が議席の過半数を獲得。
新政権は安泰で、ホッと一安心といったところでしょうか。
でも、国民の半分は選挙に来なかったので、
選挙結果は国民の意思とは言えないといった批判も出ています。

6月19日 リサ リヨンにて



カテゴリー

月別アーカイブ

  • にんげんクラブ入会キャンペーン
  • メルマガ登録(無料)
  • にんげんクラブ・ストア
  • 舩井フォーラム2016 CD・DVD販売
  • 黎明
  • やさしい ホツマツタヱ
  • 舩井幸雄記念館
  • 秋山峰男の世界
  • 船井セミナールーム
  • 船井幸雄.com
  • ザ・フナイ
  • 大きな保障と確かな安心ビジネス共済の協同組合 企業福祉共済会
  • Facebookページはこちら
  • スタッフブログはこちら