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2017年6月号おすすめ書籍(会報誌より)

      


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考え方~人生・仕事の結果が変わる


本書は、京セラ、第二電電(現・KDDI)の創業者であり、日本航空の
経営破綻をわずか二年でスピード再生させた稲盛和夫氏の書き下ろし
新著です。

大きな志を持つこと、常に前向きであること、努力を惜しまないこと、
誠実であること、創意を凝らすこと、挫折にへこたれないこと、心が
純粋であること、謙虚であること、世のため人のために行動すること、
これら9つの項目についてまとめられています。とてもわかりやすく
丁寧にまとめられているため、稲盛氏の著書を一度も読んだことがな
い方でも、深く心に響く内容だと思います。冒頭には、一度きりの人
生を、真に実り豊かで輝かしいものにするために、と書かれており、
稲盛氏の本書に込められた思いが伺えます。

困難な状況に置かれたとき、自らを正しい方向へと導く「考え方」を
持つことで、逆境に打ち勝つことができます。真面目に努力を惜しま
ずに働くことや、いつも自らに正直に生きることは、頭ではわかって
いても、継続し続けることはなかなか難しいものです。難しいとわかっ
た上で、ではいかに努力をし続けるのか、本書はその具体的な考え方を
教えてくれます。

また、困難なときだけでなく、輝かしい成功さえも試練であり、その
ときにどのように生きるかがとても大切だと稲盛氏は言います。
地位や名声を獲得し、物質的に豊かになったときに謙虚に道を誤ら
ずに生きていけるかを、神様は試しておられるのではないか。その
ように自分を省みることのできる強さを、持ち続けていたいものです。

一日一日を無駄に過ごすことなく、向上心を持ちながら、常に全力疾走
で経営を続けてきた稲盛氏の言葉の数々は、とても説得力がありました。
経営者だけでなく、すべての方々にお読みいただきたい本だと思います。

(編集室 兒玉裕子)


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「ありがとう」100万回の奇跡


本著は『遺伝子スイッチ・オンの奇跡』の続編です。
著者は、がんで「余命1カ月」と宣告されます。死ぬ覚悟をしていた
その病床に『生命の暗号』(村上和雄著)という1冊の本が届きます。
「人間の遺伝子のうち、実際に働いているのは全体のわずか5パーセ
ント程度で、その他の部分はまだよくわかっていない」これを読んで、
それなら眠っている残りの95パーセントの遺伝子が目を覚ましたら、
私だって少しは良くなるに違いない。すべての細胞に「これまで支え
てくれてありがとう」とお礼を言い続けます。

10カ月後、10万回唱えて、がんはすっかり消えていたのです。著者の
閃きと行動力は、やはりすごいです。

それ以来著者は「遺伝子が喜ぶ生き方」を選び、人にもモノにも何ごと
にも「ありがとう」と感謝し、遺伝子のスイッチをオンにしていきます。
「ありがとう」が100万回を超えた頃、不思議なことが続出しました。
妊婦さんのおなかの赤ちゃんが話しかけてきたり、見ず知らずの人から
「久しぶり、元気だった?」と声を掛けられたり。

村上和夫先生は、著者の素晴らしい進化に「深く敬意を表さざるを得ま
せん」とコメントしています。人々の現実の悩みや苦しみに寄り添いな
がら、その根源に想いを馳せ、苦しみを少しでも減らそうとしている。
「同志」と言ってくださった村上先生との初めての講演会が、熊本の大
震災と重なってしまうのですが、仲間が著者を東京に送り出し、心配で
たまらない著者も、講演に魂を込める決意をする、その信頼関係に感動
しました。

「ありがとう」を言えば言うほど心は穏やかになり、生きること自体が
祈りであり、幸せであることを実感する。本著には著者の喜びがあふれ
ています。愛と希望を受け取ってください。

(編集室 柴切純子)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


二代目になると、自分で決めて生まれてきました

本著は、折箱業界ではトップシェアと言われている、株式会社「ヤサカ」
の代表取締役である小澤勝也氏の著書です。

小澤氏は物心ついた頃から、父親が創業者である会社を継ぐものだと思っ
ていたそうです。父親は時間やお金にも独自のルールを持ち、厳しい人
だったそうです。父親が高校や大学は必要ないと言うので、自ら住み込
みで働く新聞配達の奨学金制度で学費を払いました。とにかく威圧的な
オーラがすごかったそうです。

いったん他社に就職をしたものの26歳で父親に呼び戻され、株式会社
「ヤサカ」の専務となりましたが、若さとプレッシャーから、そして、
なめられたりしないようにとの振る舞いをしました。

故に社内の雰囲気もピリピリとしていたら、伸びていた業績が、世の中
の景気が衰退するにつれ下降線をたどるようになり、ついに経営が傾い
てしまいました。

何をやっても空振りだったのが、ある日、経営者人生初めて、弱い部分
をさらけだし、社員のみんなに助けを求めたそうです。その日を境に売
り上げは下げ止まりました。そして、それが、「戦う経営」から「愛の
経営」へと大きく舵が切り替わったターニングポイントだったと冒頭
で述べられています。

役職で呼んでいた肩書をはずして、社員・パートの区別なく「さん」
づけにしたり、営業会議をなくしたりとユニークな会社経営をされて
います。

愛をベースとした経営を実践するために、会社の存在意識を「拡大」
から「継続」へと大きく転換し、売り上げの上下に一喜一憂しなくて
もいい経営をする挑戦を決断します。
まずは人ありきがベースになっているとのこと。人がやることに白黒
つければつけるほど、苦しくなる。人間関係も、商売も選択肢が多け
れば多いほどいいと言っています。

「愛の経営」は会社でも家庭でも役に立ちます。ぜひ、ご一読ください!

(編集室 江尻みゆき)




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