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「A la decouvert des professions」〜将来の夢〜

にんげんクラブの皆様、こんにちは。

息子は「化学実験」に興味があるようです。

フランスの小中学校では実験の授業はほとんどなく(教科書の内容を
頭に詰め込み)がっかりしていました。

高校では晴れて実験の授業があるということで白衣も揃えましたが、
白衣を着用しての最初の授業は生物のカエル解剖。

化学の時間はまだ実験の基礎を学んでいる段階で、彼のイメージして
いる化学実験のシーンはまだまだ先のようですが、進路は理系化学に
決めています。

そんな長男に先月、「将来就きたい職業に従事している知人に体験談
を聞いてきなさい」という宿題が出されました。

私は「化学の分野なら近所の薬局の調剤師さんに話を聞いてみれば」
と言ったのですが、「薬局の人は実験しないよ。研究を仕事にしてい
る人がいい」と息子。

白衣を着て化学実験している人。
我が家の身近にそのような人はいません。

「化学者なんて、ただ夢を見ているだけじゃないか。オルガンが得意
なんだから近所の音楽院に進んだ方が現実的じゃないのか」と夫。

「音楽院でオルガン」とはますます現実味に欠けていると思われるか
もしれませんが、フランスには教会が多数あるので、教会専属オルガン
奏者は職業として成り立っています。

「そういえば物理学者のアントニオがいるじゃないか。ちょっと分野
が違うけど研究職だぞ。でも香港だからインタビューするには時差が
あるな。」
イタリア人のアントニオさんはイタリアやフランスの研究者待遇に
満足していなかったので、今は香港で研究と指導に従事しています。

身近に化学者がいなくて困ったなと思っているところ、学校から
「A la decouvert des professions 職業を見出す」という案内が
配られました。
ロータリークラブによりリヨン第3大学で開催されたのですが、様々な
分野のプロたちが、自身の職業について語ってくれるという企画です。


リサ215-1.jpg
(リヨンの第3大学で開催された、
 職業について各分野のプロが紹介するイベント)

「芸術」「文化」「建築」「バイオロジー」「防衛と安全保障」
「サービス」「産業」「企業」「法律」など沢山の項目に分けられ、
さらに「舞台芸術」「医薬」「起業」「軍事」「金融」「福祉」
「飲食」etcと関連職業が並んでいます。

息子は研究職という項目が見当たらなかったので、「薬医療関係」と
「化学製品製造」に携わっている方の話を聞いてきたようです。

戻ってきた息子に感想を尋ねたら「うん、まあまあ」というそっけ
ない返事。
あとは、宿題そっちのけでオンラインゲームばかりしています。

そして思い出したように「あっ俺この前、給料出してくれるっていう
からパパの仕事手伝ったのに、まだ何にももらってないよ」と抗議し
始めました。

夫は普段ドイツ語からスウェーデン語に翻訳する仕事をしています。
時々イタリア語や英語、デンマーク語からも翻訳していますが、先日
珍しくフランス語の翻訳が舞い込んできたのです。

フランス語でのインタビューを聞いて、それをスウェーデン語に訳す
のですが、口ごもってボソボソ話している部分が夫にはどうしても
うまく聞き取れなかったようです。

インタビュー内容をフランス語のまま書き取る作業を息子に任せた
ところ、フランスで育った彼には、よく聞こえない部分も理解できて
いました。


リサ215-2.jpg
( 机の上を整頓する間もないほどオンラインゲームにはまっている長男。
 教科書はすでにマウス置きと化しています。)


リサ215-3.jpg
(長男の机の右上に貼られている絵は、長女(大学生)が
 ゲームにハマる長男を描いた風刺画。
 下の方に「勉強頑張ってね」と書かれている)

4歳の娘は最近先生ごっこに凝っていて、家族を生徒に見立てて絵本を
読んでくれます。

挿絵のあるところはそのページを聴衆の方に向けて見せる気配りも。
お話の途中に私語を挟むと「しぃーっ」と注意されます。
怒られるのはいつも長男で、彼女の絵本朗読の最中にビスケットを
つまんだため、反省(腕を掴んで別室に連れて行かれ壁に向かって
立たされる〜フランス式)をさせられていました。

お医者さんごっこにも凝っていて、彼女に捕まるとぬいぐるみたちと
ともに患者の役となりソファーに寝かされしばらく何もできないので、
家族は逃げ回っています(息子は1時間近く拘束されていました)。

レストランごっこも、テーブルをセットしてキャンドルをきれいに並べて
かなり本格的です。「はい、何にしますか」とメニューが手渡されます。
ただ、お客にメニュー選択権はないようで、「はい、サラダでございます」
と一方的。お皿に玉ねぎの皮やセロリの葉っぱなどが。
食べないとデザートが出てこないことになっています。


リサ215-4.jpg
(アイスクリーム屋さん開店準備に忙しい娘)


リサ215-5.jpg
(ソファーの側面をコンピューターに見立ててお仕事(パパの真似))


子供の頃には、やりたい職業が山ほどあるのです。

長男は幼稚園の頃お店やさんごっこが大好きで、いろんなものに値札を
貼って並べていました。

忙しいのであまり長男のお店に付き合ってやらないと、大声で「三つ
買ったらもう一つおまけだよ〜」。最後は「全部タダだよー、みんな
来てー」。他の用事で手が離せなくて放っておくと小さな声で
「タダなのにどうして誰も来ないの〜」

その翌日は「ママ、おにぎり屋さんやろうよ。僕が全部売るからママは
い〜っぱい作ってね(その頃は母親のおにぎりは絶対売れると思って
いたらしい)」

小学生の頃には「森の研究(木々の研究と森の教会でオルガンも弾くと
いう2足わらじ設定だった)」「コックさん」「顕微鏡の仕事」「混ぜる
実験」がしたいと言っていました。

高校生くらいになると、将来像を具体的に絞るようにプレッシャーを
かけられます。そして最終的にこれだ、と決めても実際には全く違う
職業に就く羽目になるかもしれません。

夫は考古学専攻でしたが成り行きで今は翻訳をしていますし、私は教育大
を卒業しましたが、教職についているわけではありません。

息子は近い将来何を選ぶのか、娘は遠い将来何をやっているのか、
全ては未知数です。


リサ 2月13日 リヨンにて



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