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「On Lâche Rien」 〜あきらめない〜

にんげんクラブの皆様、こんにちは。

室戸での144,000人の平和の祈りの日が近づいてきました。

我が家も「平和の祈願木」に各自メッセージを書き、日本の母に託しました。
スウェーデン語で書かれた夫の祈願木に読み方と訳文を添えておけば良
かったかな、と今になって思っているところです。


リヨンは秋晴れの良いお天気が続いています。

新学期から一ヶ月、我が家の子供達は先週からゲホゲホ咳をしています。
集団生活が始まると、なにがしかの病気にかかるのは避けられないよう
です。


娘は、熱もなく元気に走り回るのですが、とにかく咳き込みがひどいので2、
3日幼稚園を休ませました。幼稚園は「流行り目、発疹、伝染病、高熱、下痢
は休ませること」となっていますが、咳の規定は特にありません。でも、子供が
咳き込んだりすると、何となく登園させるのが後ろめたいのです。


ただ、そういつも子供を休ませられないご家庭も多いわけで、
「先生、うちの子まだ熱あったけど、ドリプラン(熱冷ましのシロップ)飲ませて
頑張ってこさせたから」と言いつつ子供を置いていくお父さんを前に、先生の
表情は複雑でした。


息子の方もかなりの咳で、高校の連絡帳に「咳がひどいので、体育の徒競走
は休ませてください」と書いたのですが、「欠席は医者の証明書が必要だ。頑
張って走ってこい」と言われ、結局全力疾走させられたようです。


先日、息子の学校から近々テロに備えての避難訓練があるという連絡があり
ました。どこの学校もセキュリティーに気を配っています。娘の幼稚園も開門
の時間が限られていますが、今年からは遅刻の場合は入れてもらえなくなり
ました。


リサ1011-1.jpg
(学校セキュリティーの強化)


フランスの教育相、ナジャット・ヴァロー=ベルカセム氏が、ツイッターで「次期
の5年で義務教育期間を3歳から18歳までに拡大したい(フランスの義務教
育は現在6歳から16歳)」とつぶやきました。高校の他に職業訓練学校等も
対象とされるそうです。

リサ1011-2.jpg

(ナジャット・ヴァロー=ベルカセム氏(写真中央)のツイッター)


「スコラ en panne (故障)!」


先週、日曜夜のミサ合唱を指揮するマリーさんから、こんなメールが届きま
した。

「スコラ故障中! : このところ、毎回ミサに参加してくれて、かつ、練習熱心な
方々が不足しています。これでは続けられそうにありません。」


マリーは、聖歌隊「スコラ・ヴェスプリ」の指揮をしており、旦那様のピエールが
ミサの内容にあった14世紀の合唱曲を選定しています。
(私が聖歌隊に参加することとなった経緯は2015年5月のブログ参照)


ちなみに何故14世紀の曲かというと、中世の曲が最も謙虚で美しく神様への
祈りを歌っている、というピエールさんの主観から。

メンバーは6、7人しかいないのですが、譜読みのできる音楽留学生がドイツ
に行ってしまうなど、さらに手薄になりました。

確かに、先週の日曜日のミサはひどかったかもしれません。


ピエールが腹痛で欠席。残った2人のバス声部担当はいつも彼を当てにして
いるので全然練習できていなかったのです。他の人たちも色々な事情で事前
の練習に参加できておらず、当日飛び入りメンバー(私もそう)となった人が
数人。

14世紀のポリフォニーは音の運びが独特なのと、選曲がミサの内容によって
変わる(つまり毎週歌う曲が違う)ので、皆四苦八苦しているわけです。


マリーは、そんな状況にもめげず、今まで娘さんたちを連れて頑張ってきました。
以前はミサ中に末っ子のサラがぐずると、団員がさっと椅子を用意、マリーは
椅子に左足を乗せ子供を抱え、授乳しながら(聖歌隊は一般の参拝者から見え
ないところで歌っています)もう一方の手で指揮していました。

彼女のメールから数時間後、メンバーからいろんな返信が回ってきました。

「僕は練習にいつも参加できなくて済まなく思っているけど、日曜にスコラで歌う
のを楽しみにしているんだ。メンバーが足りないなら勧誘しよう。」

「先週のミサはちゃんと歌えなくてごめん。こんな僕でも続けていいかな。」

「団員募集のポスターを作ったよ。どうかな。」


神父様からも、

「親愛なるレベッカさんと聖歌隊の皆様。日曜夜のミサから歌声がなくなって
しまうのは残念です。教会のホームページに合唱団員募集を載せてみては
どうでしょうか。熱心な人が来てくれるよう、私はこれまで以上に神に祈りま
しょう。政治闘争の合言葉のようになってしまいますが、私は言いたい、
"On ne lâche rien (あきらめない)!!!" 」

カトリックの方たちのメールは「神に祈りましょう」とか「神様のお力添えがあり
ますように」と締めくくられています。

マリーの末っ子サラは2歳になってやっと卒乳しました。
フランスでは生後二ヶ月くらいで哺乳瓶に切り替えるお母さんが多いのですが、
そういう点ではマリーの育児スタイルはフランス的ではないようです。

そして、マリーとピエールご夫妻にもう一人赤ちゃんが生まれるということが
わかりました。この春からマリーの「片足を椅子にかけ左腕に子ども、右手で
指揮」のスタイルが復活しそうです。


ちなみに神父さんの「政治闘争の合言葉みたいですが、"On ne lâche rien
(あきらめない)!!!" と言いたい」という一文は、HK&Les Saltimbanksという
グループの歌のタイトル、"On lâche rien オン ラシュ リアン (あきらめない)"
から来ています。この歌は以前、フランスのサルコジ政権への反対デモなどで
盛んに歌われました。 今やフランスだけではなく世界中がこのような状況にあ
るように思えます。

日本語の字幕が入っているものがユーチューブにありましたので、聞いてみて
ください。
https://www.youtube.com/watch?v=miY5ZuB1lZM


リサ 10月7日 リヨンにて




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