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ひつく神道入門 日本人が知っておくべき本当の心の整え方


中矢 伸一・著
徳間文庫カレッジ 刊
定価 830円+税


入門編ですが、読み応えがありました。「日月神事」ではなく、なぜ「ひつく
神道」なのか。そこには、やはり深いわけがありました。

戦後、日本人は復興のために一丸となって働き、豊かで便利な暮らしがで
きるようになりましたが、何かがおかしい。このままでは自分は、世の中は
どうなってしまうのか。日本人がカネやモノの代わりに失ったのは、精神的
な支柱であり、民族としての誇りであり、将来に対する希望でした。

何を心の拠り所としてどう生きていけばいいのか。海外では宗教が重要な
位置を占めています。日本人が失ったものは、「神道」を知ることによって
明らかになってくると著者は言っています。

「神道」といっても、従来のものとはかなり違うそうです。すごく古い道であり、
同時にものすごく新しい道。日本人の潜在意識、DNAを通じて受け継いで
きた精神性、宗教観、人生を上手に生きる知恵。
著者はこれを主に「日月神事」から独自に学びました。

「日月」は「ひつく」とも読むそうです。なので「ひつく神道」なのです。

でも「神道」という言葉自体が外来語で、もともとあるわが国古来よりの道を
何と呼ぶべきか、先達の研究家も頭を悩ませていたそうです。
いつから始まったのか発祥もわからず、教祖もおらず、経典もないそうです。
太古の昔から日本人の、いえ、世界中の人々がその深層意識の奥、魂の奥に
持っている精神性と言った方がいいのかもしれないと著者は言います。

日本人とか外国人とかの区別はない。だからこそ世界一家となり、ミロクの世へ
と、つながっていけるのです。
神への道は、決して楽な道ではありません。自分の頭で考えて、マコトを持って
行動しなくてはなりません。

でも、神は厳しいだけではなく、畏れ多いほど優しいのだそうです。
祝詞の奏上を始めて、本当に神さまが目の前に現れると、有難さにひたすら
嗚咽あるのみ、「神さまはやさしいから......」とおっしゃる先生もいたそうです。

著者は25年以上この道に関わり、自信を持って言えるそうです。
誰でも努力次第で「揺るぎない人生」を享受できると。
ぜひ門をたたいてみてください。

(編集室 柴切純子)

にんげんクラブ会報誌 3月号より




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