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著者をここまで惹きつける「カタカムナ」とは、一体何なのでしょう。
世界の懸け橋になることが小さいころからの夢だった著者は、国際線の
キャビンアテンダントになり、たくさんの国を巡り歩きました。
40年前の一般の日本人は、外国の優れた文化をもっと日本に取り入れ
なければと感じていたのです。
ところが、世界中を飛び回っているうちに気づきます。日本より優れてい
る国はないと。人間に対する考え方、住みやすくすばらしい文化を持って
いる国はほかに見つけることはできなかったのです。
「外国から学んで」がいつしか「日本のすばらしさを知らせることができる、
世界の懸け橋になりたい」という思いに変わっていきました。
なぜ、日本が格別なのか、これほど人間が優しくなれる発信源はなんな
のか、そればかり考えていたそうです。
航空会社を退職して、30年、普通の主婦をしていた著者が8年前にカタ
カムナに出会い、いっぺんでその不思議な魅力に取りつかれ、寝ても覚
めてもカタカムナのことが頭から離れない生活になりました。
歴史の中に埋もれていたカタカムナの図表が再発見されてから、まだ数
十年しか経っていません。わかっていないことがたくさんあります。
それでも多くの人が研究や普及に取り組んでいるのは、なぜかそこに
「宇宙の真理」があると直感するからなのだそうです。
その証拠に、著者の人生がものすごい勢いで変化しています。知れば知
るほど、物事の本質を見抜く力が冴えわたり、知らないことでも透けて見
えるように感じるそうです。ロンドンパラリンピックで通訳をしていた時の、
金メダルの奇跡の話は感動的です。
思い続けた夢が、ひらめきに変わり、探求を続け、経験により強い確信に
なる。そこからまた新たなひらめきを得て、さらに探求から確信へ。この熱
く広がり、螺旋階段を登り続けるような永遠のエネルギーがいっぱい詰まっ
ています。カタカムナのことを知りたい方、このエネルギーを感じたい方にも
ぜひ、読んでいただきたい本です。
(編集室 柴切純子)
にんげんクラブ会報誌2月号より