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内海 聡・真弓 定夫・共著
ヒカルランド 刊
定価 1,500円+税
生まれ育ち、受け継いできたもの、子どもたちのためにと信じて行動してきた
こと、そのすべてが意味のないどころか、逆に日本人をめちゃくちゃにするた
めに作られたことだったというのです。なんということでしょう。
マスコミの言うことを鵜呑みにしてはいけないとは思っていました。病気を治
すのは医者や薬ではなく自分自身であり、食べたもので自分の身体ができ
ているという、当たり前のことに気付くのに、私はどれだけ遠回りしたことか。
子どもの健康を取り戻すためにたくさんの病院、お医者さんを頼りました。良
くなったと思えば、さらに悪くなる繰り返し。元の原因がわからなければ、治る
わけはないのです。
なので、私はもう洗脳されていない、自分の頭で考えていると、思っていまし
た。それなのに本著を読めば読むほど、信じていたものがガラガラと崩れ、
打ちのめされていくような気持ちになりました。
戦後70年、日本人は日本人の良さを壊され続けてきたというのです。戦前
までの日本人がいかに優れていたか、心に染みました。もう、元には戻れ
ないのでしょうか。
牛乳から栄養を摂らないと生きていけない環境にいたヨーロッパの人種は、
何千年もかけて遺伝子が変わり、飲んでも大丈夫な体質になってきたのだ
そうです。日本人は海と山の自然に恵まれ、牛乳を飲む必要がありません
でした。それが70年前に突然、まったく違った生活習慣、医療の常識を押
付けられたのです。おかしくなるのは当たり前です。
でも逆に考えたら、たかが70年です。遺伝子が変わるのには何千年もかか
るのです。気づいた人から今できることから元に戻していけば、本来の日本
の優秀な遺伝子は目を覚ますはずです。
本著は親子以上に年が離れている二人の対談です。知り合ってすぐに意気
投合されたそうです。同じ疑問を抱き、自分で考え、常識に流されずに本当
の話を伝え続けていたのです。勇気を出して本当の話に耳を傾けてください。
そして絶望の間からずっと変わらずに差し込んでいたはずの、明るく輝く光
を見つけていきましょう。
(編集室 柴切純子)
にんげんクラブ会報誌1月号より