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BONNE ANNEE 2016 ! 〜ガレット・デ・ロワ〜

にんげんクラブの皆様

あけましておめでとうございます。

昨日、1月6日は「Epiphanie(エピファニィー) 公現祭」
というキリスト教会の祝祭日でした。
東方の三賢人の幼子イエス訪問が起源とされているそうです。

フランスではエピファニーの期間「ガレット・デ・ロワ」と呼ばれるパイ菓子を
食べる習慣があります。
「ガレット・デ・ロワ」とは、「諸王(東方の三賢人)のガレット」という意味で、
お菓子屋さんで丸いガレットを買うと、一緒に紙の王冠をつけてくれます。


108-1.jpg
「ガレット・デ・ロワ」

ガレットの中には「フェーヴ」と呼ばれる、陶製の小さな人形が入っています。
家族でガレットを分けあって食べる際、このフェーヴ入りの部分が当たった
人は王冠を被り、皆から祝福を受けます。

本来「フェーヴ」は一つなのですが、昨日買った「ガレット・デ・ロワ」からは、
二つのフェーヴを発見。
そういえば、店のおじさんが「王冠、2つ入れておくからね。」と言っていました。

108-2.jpg
(昨日買った「ガレット・デ・ロワ」を切り分けると、王様と女王様の形をした
二つのフェーヴが出てきました。
紙の王冠をかぶることができたのは、夫と息子。)

「喜ばしい祝祭日を」
      
〜JOYEUSES FETES (ジョワイユーズ・フェット)〜

リヨンではクリスマス期間中、街のポスターに「Joyeux Noël (メリークリスマス)」
という言葉を目にすることがほとんどなく、「Joyeuses fêtes (喜ばしい祝祭日を)」
とか、「Bonne année (よいお年を)」と書かれたものが大多数でした。

「Laïcité(ライシテ・政教分離)」徹底するために、公の場で宗教的な意味合い
があるものを避ける傾向が強くなったようです。

私が子供の頃、クリスマスといえばプレゼントを持ってきてくれるサンタさん
でした。キリスト教のことをよく知っていたわけではないけれど、クリスマスは
イエス様がお生まれになった日であるというのは知っていて、とにかくおめで
たい日なのだと思っていました。

メリークリスマスという言葉をかけられて嬉しくない人もいるという認識は、
フランスで暮らすようになるまで全くありませんでした。

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の人々が共に暮らしている国では、宗教観
の違いに特に気を使わないといけないようです。ルーツを同じくしているから
こそ、その違いに対しては非常に敏感なのです。

「メリークリスマス」というメッセージには配慮したほうがいいようなのですが、
前述の、幼子イエスへの東方の三賢人の礼拝を記念する 「ガレット・デ・ロワ」
の方はお菓子だからでしょうか、スーパー、菓子屋、パン屋、街じゅうの店頭に
目立つようにずらっと並べられています。

長らくカトリックが国教であったフランスでは、クリスマスに「ジョワイユー・ノエル
(メリークリスマス)」というメッセージを送り、公現祭の日に「ガレット・デ・ロワ」を
食べることは、昔ながらの習慣であったのだと思います。

フランス革命を経て、政教分離の国となり、多民族国家で異なる宗教を持つ人々
が共に暮らすようになった今、周りの人が必ずしも自分と同じ習慣の元に育って
きたのではないという認識をしておく必要がありそうです。

私は、自分が仏教を信仰しているという自覚はなかったけれど、法事は祖父母
に連れられいつも参加していましたし、神社への新年のお参りも毎年行ってい
ました。

子供の頃、法事のたびに祖父母の横でうやむやに唱えていたのは真言宗の
般若心経でした。私にとってそれは信仰というよりも、家族の習慣を通して
祖父母から手渡された価値、といったほうが良いかもしれません。
祖母は、「家」や「ご先祖」という観念が非常に強い人でしたので、それにまつ
わる仏事をとても尊重していました。

海外にいる今、私が般若心経を唱える場はなくなりましたし、唱える必要性も
特に感じていませんが、子供の頃体験した経の響きやお線香の香りは、今でも
私のなかにあります。

様々な価値観を持つ人々が暮らしている地球。
すべてが平和に丸くおさまってほしいものです。


南仏旅行

年末年始に一家で1泊2日の旅行をしました。

リヨンからニースまで車で走り、行きは、ユネスコの世界遺産であるローマ
劇場(紀元後1世紀前後)があるオランジュという街に立ち寄りました。
帰り道には、香水の街グラースの旧市街でフラゴナール社の香水博物館と
工場を見学しました。


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(お正月のニースの気温は15度。特に暖かいわけでもなかったのに、
やせ我慢して泳いでいる人が3名ほど。)


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(夜のニース、旧市街近くにて。人型のライトがおもしろい。)


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(香水の街、グラースの街並み)


休暇中リヨンに来ていた大学生の長女は、学校が始まるので明日スウェーデン
のマルメに発ちます。飛行機はコペンハーゲンについて、そこからマルメまで
列車で30分程なのですが、ことしから列車がオーレスン橋を渡ったところの
国境駅で移民流入制限の目的から、乗客全員の身分証明証の確認が始まり
ます。
その為、今までより一時間近くも到着が遅くなってしまうそうです。

先ほどテレビのニュースで、パリの18区で警察署襲撃事件が発生したと
報じられました。犠牲者はなかったものの、「アラー・アクバル(神は偉大なり)
と叫び攻撃をしかけた犯人は警察官に射殺されたようです。

昨年の1月7日に起きたパリのシャルリエブド社襲撃事件から今日でちょうど
一年が経ちました。

どうか今年2016年は、いいニュースの方を多く聞けますように。
光に満ちた明るい年となりますように。


リサ 1月7日 リヨンにて




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