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秋色すっかり深くなってきました。
山形では、近くの里山でも紅葉は真っ盛りです。
先日、にんげんクラブ山形支部特別講演会がありました。
(生体システム実践研究会山形支部共催)
「次世代へ繋げる世の中を自らが造り出すために。」と題して勝仁社長と山形
県新庄市で命仁の生産に携わっております有限会社 帰耕の代表取締役
早坂正博さんにご講演をしていただきました。
過去を振り返れば、明治維新や第二次世界大戦前後も世の中は大変革期の
時代。
今もまさに、時代の変革期なのですが、今現在、明治維新の激動の時代に生
きた人は、この世の中にはすでに存在しておりません。また、第二次世界大戦
の前後の混乱期を経験した人の数も少なくなり、圧倒的に戦後、豊かになった
高度成長期の世代です。
時代の混乱期を経験した人が、少なくなる一方で変革期を迎えている状態です。
そんな時代なのですが、ちょっと気になるところがあります。それは、昔と比べる
と、人と人の繋がりが薄くなっていることです。人の間と書いて人間なので、人と
人の間、人の人の関わり合いが人間なのかもしれません。これからは、意識的
に人との繋がりを密にしていかなければならない時代だと思います。
前置きが少し長くなりました。さて、講演会では、約40名の方々に参加して頂き
ありがとうございました。お陰様で盛況な講演会となりました。
今回のテーマは、「生態系生体システムプログラム農法の未来」と「資本主義
経済の行方はいかに?これからの指針」です。
「生態系生体システムプログラム農法の未来」では、生体システムで生産された
お米、必須アミノ酸が通常のお米より20%も多く含まれている命仁の「一穂300
粒プロジェクト」のお話がありました。
通常ですと、一穂にはお米の粒は100~200粒ということですので、約2倍の収
穫量になります。
「一穂300粒プロジェクト」これから楽しみです。講演会で今年の試験農場の稲
穂の映像を見ました。収穫の時期、稲穂が元気で、太いのにびっくりしました。
これだけ、稲が丈夫な訳は、土のエネルギーが高いからにほかなりません。
私は、農業は素人ですが、初めて、生態系生体システムプログラム農法を聞い
たときには、世間一般で言う農業の域を超えていると思いました。
農業は耕す文化です。古代の文明では、農業は天体の運行まで考慮して種ま
きの時期を選んでいたと言われていますが、生態系生体システムプログラム農
法も宇宙まで意識を向けないと理解できないくらい奥が深いです。
TPPで、日本の農業は衰退するという意見もありますが、社会に求められてい
るものを造り、人を幸せにすればなんの影響もないと思います。
生体エネルギーはあらゆる産業に応用できるところが魅力です。
「資本主義経済の行方はいかに?これからの指針」と題して勝仁社長に講演し
ていただきました。経済状況は、今、生きている私たちに直接かかわってきます
ので大事なテーマです。
先進国では、従来型の成長に陰りが見えてきていますが、お金の必要の無い
社会。必要な物を、必要な時に、必要なだけ得られる理想社会は、まだまだ先
に思えてなりません。
先ず所有と言う概念がまだまだあります。所有と言う概念がなくなる頃には、
人の意識も今とはかなり異なり、自他の区別もあまりなく、利他に生きる人が
ほとんどになるのではないでしょうか?
勝仁社長の講演のなかで、転ばぬ先の杖として、資産運用のお話もありました。
現金 50%
株、不動産 30%
金(硬貨) 10%
残り10%は人の為、世の為。
お金に拘束されない為には、お金に対して肯定的な想いを持つことです。
戦後、経済は競争原理で高度に成長しましたが、失ったものは真心だという話
もありました。
普段何事もなく生活していますが、これもある意味では奇跡です。激動の時代
なので尚更です。
子供のころ職業という概念がない頃、アメリカンインディアンをテレビで見た時、
カッコよく想い、正直、アメリカンインディアンになろうと思っておりました。
アメリカンインディアンは、意思決定をする時、7th Generation つまり、7世代
前の先祖、7世代後の子孫まで考えるといいます。
同じような話を、地元、山形の三大霊山である出羽三山の山岳信仰(山伏)で
も聞いたことがあります。
今では,2nd Generationくらいが関の山ですが、本当にいい世の中を創ろうと
すれば、7ht Generationを頭の片隅に置いていたほうがいいかと思います。
では、長くなりましたので今回はこれまでです。
講演会に参加して頂いた方々、そして、講演していただきました勝仁社長、
そして早坂社長 ほんとうにありがとうございました。