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新学期

にんげんクラブの皆様こんにちは。

いよいよ新学期が始まりました。
ヨーロッパでは9月に新学年がスタートします。

中学生の息子は「今年のクラスはどうだろう、先生は誰かな」と少し緊張して
登校しました。結局、今年のクラス替えはなかったようで、仲良くなった友達と
また一緒のクラスでホッとしたようです。

教科書は貸与で学年末に返却します。汚さないように各自にカバーをして使
います。息子は近所の図書館の新学期ブックラッピング講座(無料)に参加し、
教科書に透明ラッピングをしてきました。


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(教科書カバーをつけるコツは、洗濯バサミを上手に利用することだそう)

娘の方は、初めての幼稚園。3歳児と5歳児合同クラスに入りました。一クラス
25人です。担任の先生がとても優しくチャーミングな方だったので、娘は大泣き
することもなくクラス入りしました。集団生活に慣れるまでは、午前中だけ通う
予定です。

フランスでは9月の新学期から各学校にモラル指導の教師を配属しました。
一月のシャルリ社襲撃テロを踏まえ「ライシテ(政教分離)と共和国の価値」
教育に力を入れています。


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(9月2日のメトロ新聞「20 minutes」より
「学校でモラル教育を」)

シリア難民


新学期早々、シリアの難民が多数ヨーロッパに押し寄せ、対応が麻痺している
というニュースが新聞の一面を占めました。

移民急増への懸念からか、迅速な対応ができずにいたEU諸国 。
宗教、言語の違う人々が一斉に押しかけてくれば、警戒するのも無理ないの
ですが、そもそもシリアの騒乱が日々悪化している時点でこの事態は想定で
きたのではないでしょうか。

シリア難民は命からがら自国を脱出してきており、即時の救済が必要でした。
家族と乗ったゴムボートが沈み、トルコの浜辺にうち上げられた小さな男の子の
亡骸。その写真は全世界に衝撃を与えました。そしてやっとEU諸国は難民の
受け入れに重い腰をあげました。

ドイツは積極的受け入れを表明しています。
EUの理念に基づけば、EU諸国全てによる難民受け入れが必須です。
ですが、ハンガリーは国境にフェンスをして、難民が入ってこないよう軍まで
投入しようとしています。

近隣のアラブ諸国の対応もまちまちで、ヨルダンやレバノンは難民を受け入れ
ているのに対し、サウジアラビアは豊かな国にもかかわらず受けいれ難民数は
ゼロだと報道されました。

フランスはシリアのISへの空爆で難民問題を解決しようとしているようですが、
空爆で解決できるとは到底思えません。

オランド大統領は、2年間で24000人の難民を受け入れると表明しています。

対して、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン氏は、
「政治難民はごく一部に過ぎない。テレビで報道されているシリア難民は圧倒的
に男性が多く、やはり彼らは労働目的でやってきているとしか思えない。私たち
国民戦線は難民を受け入れない」と発言。

2週間ほど前の世論調査では、2017年の大統領選で現オランド大統領は落選し、
反EUと厳しい移民政策を掲げる国民戦線のマリーヌ・ルペン氏が選ばれるだろう
という予想でした。実際にこの政党が政権を握ることはないとは思いますが、
フランスの世論は移民受け入れに寛容ではなくなってきています。


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(9月2日のメトロ新聞「Direct Matin」より
「かつてない危機になすすべもない欧州。頭の痛い移民問題」)


夫は日頃から「移民は負担という発想ではなく、人は資源と考えて人材の活躍を
促せば良い」と言っていますが、現実には移民問題は複雑です。
夫の出身地スウェーデンのマルメ郊外には移民住宅街があり、治安問題が多発
しています。

夫は「移民をある特定の地域にだけ住まわせるからこうなるのだ、移民街という
発想がいけない。もとからいるスウェーデン人と混在して住んでいればこんなこと
にはならないよ。」と言います。

ちなみに、大学生の長女はマルメで比較的移民の多い住宅街に住んでいます。
郊外なので賃貸料があまり高くないのが魅力のようです。
一度訪ねましたが、アパート内は広くて素敵ですけれど一歩外に出ると閑散と
しており、ちょっと不良っぽい若者がうろうろしています。

ただ、階段のところでその怖そうな若者が娘の乗ったベビーカーを運ぶのを
手伝ってくれ、「実は良い青年だったのね。怖がって悪かったわ」と思いました。
若者がぶらぶらしているのは、仕事がないからでしょう。

マルメで移民出身の有名人といえば、皆サッカー選手のズラタン・イブラヒモ
ビッチの名前をあげるのではないでしょうか。
彼は移民2世で、自伝「俺はズラタン」に、マルメ移民街での生い立ちを回想
しています。彼はスウェーデン生まれですが、自らがスウェーデン人であると
感じたことはほとんどなかったようです。


AWAODORI PARIS

テロの多い国際情勢を考慮し延期されていた「阿波踊りParis」(7月のブログ
「阿波の夏」参照
)が、この10月1日、2日にいよいよパリ4区のヴォージェ広場
にて開催されることになりました。
平日で、規模も当初の予定よりも小さくなったようですが、フランスと日本の
阿波踊り愛好家が多数やって来る予定です。
http://awaodoriparis.com (詳しくはこのサイトにて)

さて、阿波踊りの本場、徳島市民の反応ですが、それほど盛り上がっていない
ように思います。「阿波踊り振興協会からは何名か行くみたいだけど、私たち
には何にもお声がかからないよ。まぁ、参加するには予算的に厳しいから
どっちみち無理なんだけどね。」(阿波踊り三味線歴30年の友人談)というのが
一般的反応です。

徳島の阿波踊りにきていただければわかるのですが、普段は地味な徳島人が
お盆の4日間、人が変わったように生き生きと踊り始め、プロフェッショナルな
集団に早変わりします。一般市民のこの豹変ぶりが、阿波踊りの底力かと
思います。地元で阿波踊りを支えている一般市民がもっと参加できるとよかった
のでしょうが、セキュリティーと予算の関係上仕方ないのかもしれません。
とはいえ、この企画を長年温め続けたフランス人ジャーナリスト、レジス・アル
ノーさんの熱意には感服します。

こちらに豪雨で鬼怒川の堤防が決壊というニュースが伝わってきています。
行方不明の方もいるとのこと、大変心配です。


リサ 9月12日 リヨンにて



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