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きずな 〜スウェーデンの家族事情〜

にんげんクラブの皆様、こんにちは。

今日のマルメの気温は25度。スウェーデンにもようやく夏が訪れました。
待ちに待った太陽ですが、残念なことに夏季休暇もそろそろ終了です。
7月は雨続きでしたから、こちらの友人はがっかりしています。

私の夫は自営業で休みは融通がきくので、夏を満喫しようと家族で海へ。
ですがそういう時に限って、夫はビーチで愛用のiPhone5に仕事のメールを
山ほど受け取ってしまいました。


818-1.jpg
(マルメ近郊の海。
遠くに見える橋はマルメ(向かって右)とコペンハーゲン(左)をつないでいます。)


養子縁組


先日テレビで、中国からノルウェーとアメリカに別れて養子縁組された双子の
姉妹のドキュメンタリーが放映されました。

その内容は、

 
《 養子縁組を希望する夫婦が中国の病院に赤ちゃんを迎えに行った際、自分
たちと縁組した子と同じ日に生まれた、もう一人の赤ちゃんが別の夫婦に引き
とられるのを見ました。その赤ちゃんは養子にした自分たちの子とそっくりで、
しかもお揃いのベビー服を着せられており、気になった夫妻が病院に「この子は
双子ではないのですか」と尋ねましたが「違います」という返事が返ってきました。
2組の夫婦はお互いの連絡先を交換、そして後のDNA鑑定でやはりこの子達は
一卵性の双子の姉妹だと判明します。2つの家族は遠距離交流を続け、姉妹が
小学生のある夏、ついにアメリカ側のご家族がはるばるノルウェーまでやってき
ました。》

というもので、番組では、姉妹とその家族の遠距離交流、再会に至るまでを
追っています。

姉妹は全く違った環境、言語で育っていましたが、 ノルウェーの美しい自然に
囲まれ遊んでいる二人はまるで一緒に育ってきた姉妹のようです。

番組終了時に、この姉妹はクリスマスにもう一度再会し、その後も電話や手紙
で交流を続けている、と伝えられました。

夏のノルウェー訪問のお別れの時、2組の両親がそれぞれ、自分の元で育っ
ていないもう一方の子供を抱きしめて「愛している」と伝えているのが印象的で
した。

ここスウェーデンでも、養子縁組は比較的多い方だと思います。

こちらでは、親が育てられない子は施設に行くのではなく、まず養子縁組を探し
ます。
スウェーデンの家庭では、自国に限らず、他国の児童擁護施設からも子供達を
養子として受け入れています。

私の身近にも、養子縁組をした2組のスウェーデン人夫妻がいます。

5年前結婚した夫の友人夫妻は、2年前にコロンビアから2歳と3歳の兄弟を
養子として迎えました。兄弟はコロンビアで別々の施設に収容されていました
が、ご夫妻は二人を一緒にひきとり育てていくことに決めました。

いきなり2児の親になったご夫妻は、初めての育児にてんやわんや。お子さん
2人には喘息の持病とアレルギーもあり、いろいろと気を使っています。

今年に入り「この兄弟には一つ下の妹がいて、その子が隣町の家庭に迎えら
れた」という知らせが届きました。兄弟姉妹ができるだけ近くにいられるよう、
養子縁組支援機関が距離の近い縁組先を探したのだそうです。2家庭は互い
に連絡を取り合って、兄弟妹が一緒に過ごせる時間をもてるようにしています。

もう一組は、パリに住んでいたとき息子が通ったスウェーデン人学校の同級生
のご両親。長男はお二人の子で、彼の3つ下の妹はタイ出身です。お兄ちゃん
の方はさらさらの金髪で妹は美しい黒髪。彼女は生まれて間もない頃に養子に
迎えられました。

ご夫婦は以前仕事でタイに住んでおり、タイ語もマスターしています。女の子の
セコンドネーム(スウェーデンでは名前を2つ持つことができます)にはタイの
おばあちゃんの名前をつけたそうです。

養子として迎えられる子供達には、「親や肉親を失った」「親のやむを得ない
事情で一緒に暮らすことができなかった」といった過去があります。

前述のドキュメンタリー番組の例のように、縁組をする家族に子の出生のイン
フォメーションが与えられなかったりすると、子供に出生状況を説明できなくて
困るのですが、こちらでは出生のルーツを隠さずに子供に説明する(本人が
当時幼くて覚えていなくても)のが一般的です。

出生地の言語を既に話している子供には、スウェーデン語の習得と共に母国語
が失われてしまわないようにサポートしてもらえる学校もあります。

私が出会った養子縁組家庭は、親子の容姿は全く似ていないにもかかわらず、
どこからみても正真正銘の親子にしか見えません。愛情の絆で深く結ばれてい
るのを感じます。スウェーデンで元気に成長していく子供達に再会するたびに、
私はとても安心した気持ちになるのです。


818-2.jpg
(毎年ここに帰ってくる度、大きく成長した友人の子供達に会うのが楽しみ)


さて、私たち一家のスウェーデン滞在も今日が最後です。

家庭菜園のかぼちゃとぶどうは熟れるまでまだ時間がかかりそうですが、引き
続きルンド大学に通う長女がお世話をしてくれます。


818-3.jpg
(庭のかぼちゃ、収穫まであとどれくらいかかるでしょうか。)


庭に遊びに来ていたウサギやハリネズミ達ともしばらくお別れ。
庭の柵のペンキも塗り直し、明日はリヨンに向けて1400キロの道のりを家族で
ドライブして帰ります。

それでは、また。
日本は猛暑とのこと、お体に気をつけてお過ごしください。

リサ 8月13日 マルメにて




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