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「持続可能性」


先日、生体システム実践研究会山形支部とにんげんクラブ山形支部共催で、
舩井 勝仁さんと赤塚 高仁さんの講演会がありましたのでご報告いたします。


午前中は、昨年同様、「命仁」の田んぼ視察。時期的には、稲が20cm位に
成長している段階で、晴天にも恵まれ青空が広がり、水面には、空の雲が
映し出され田んぼを見ているだけでもなぜかほっとします。
普段は、静かな田んぼですが、この日ばかりは、「命仁」の田んぼには多くの
人が集まり、にぎやかになりました。

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「命仁」の田んぼには、昔のように、タニシ、オタマジャクシ、カエルなど様々な
生物が暮し、生態系、命の連鎖を実際に体験することが出来ます。

しかし、隣の田んぼの状況を見れば、第一次産業である農業の現実が目に
飛び込んできます。メタンガスの泡が目立ちます。生態系は?です。
なぜ、様々な生物がいないのでしょうか?ただ単に、「農薬を使うからだ。」と
かたづけられる問題ではないと思います。
農薬を使わざるをえないのが現実です。

多くのコメの生産者は、農業だけでは食べていけず、兼業農家が多くなって
久しからず。そして、コメの販売価格の低下。これでは、本当に生産者は喜ん
でいるのでしょうか?
店頭に商品化されたコメしか見たことが無ければ気にもなりませんが、
実際に現場を見るといろいろな情報が五感から入ってきます。
「光は情報、闇は無知」です。
一方的に生産者側に問題を押し付けても何も変わらないと思います。
消費者も現実を直視しなければなりません。

特に大都会の自給率は1%と言うことは、ほとんど食糧生産の現場を見る
機会はほとんどありません。平常時は何も問題ありませんが、非常時は
食糧の確保自体が困難になる事は誰にでも想像できます。食の安全・安心を
求めるならば、自ら生産することもしくは、生産の現場を確認するしかありません。
今のうちから地方の農家と何らかの繋がりを持ったほうがいいのではと思います。

持続可能性と言う言葉が使われることも多くなり、また、異常気象、観測史上
初の・・・と言う内容でニュースが報じられることも多くなりました。

明治以来、近代化で便利で暮らし易くなりましたが、その反面、地球環境は
汚染され続けています。利益を追い求めるだけでなく、もっと大きな視点で、
地球環境、次の世代に何を残すのか考えていかなければ、たとえ大企業で
あっても経営は困難になる時代です。
今が、一番その舵取りが大事な時期だと思います。

持続可能社会とは、調和、互恵、愛をベースとしたエヴァ社会です。
現実を直視して、新たな社会を創造していきましょう。
もうすでに、エゴからエヴァへの脱皮は始まっています。

「命仁」の田んぼに触発されて、文章が長くなりましたので、
大好評だった勝仁さんと赤塚さんの講演会の内容は、
次のブログでご紹介いたします。

最後になりましたが、講師の先生がた、運営スタッフの皆様、
ご参加して頂きました皆様ありがとうございました。


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