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第8回 ミラノ旅行とカーニバル(カルネヴァーレ)


 にんげんクラブの皆様、こんにちは。リヨンは久しぶりの晴天で、近所の商店の
人たちが通りの陽だまりで立ち話しをしています。花屋さんの前で娘が色とりどり
の花を熱心に見ていたら、若い店員さんがガーベラを一本プレゼントしてくれまし
た。最近電話ごっこに凝っている2歳の娘は、その花を耳にあてて「はい、もしもし」。


 
 先週、ミラノ郊外の友人宅を訪問し、ドゥオーモ広場で開催されたカルネヴァーレ
(謝肉祭)に行ってきました。

 リヨンからミラノまでは、車で約4〜5時間かかります。フランスの国境を超えて
イタリアに入ったところで、高速道路沿いのバール(カフェ)に寄ってひと休みする
こととなりました。

 バールでカップッチーノを注文していると、見知らぬイタリア人女性が娘を見て、
「何て素敵な女の子かしら。私の家に連れて帰ってしまいたいくらい。隣はお兄
ちゃん? 年が離れていると、子育てを一から再体験できるわね。人生をもう一度
生き直しているみたいで幸せね。」と話しかけてきました。イタリアでは、幼い子供
の周りにまるで磁石に引きよせられたように人が集まってきます。


 まだミラノで暮らしていた10年前、店の前を通る度に幼い息子の手にビスケット
を握らせてくれた近所のお菓子屋さんのこと、寒い日に子供に毛糸の帽子をかぶ
せずに外出したら、知らないおじさんから「頭から風邪をひく」と注意されたこと、
などをふと思い出しました。

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子供を見たら話しかけずにはいられないイタリア人
(ミラノのカルネヴァーレにて)


イタリアに住むエクアドル人ファミリー


 ミラノ郊外に住んでいる 友人一家は、イタリア人ではありません。ご夫婦は
エクアドルから移住して20年です。幼稚園でうちの息子がご夫婦の御長男
(ジョズくん)と仲良くなったのをきっかけに家族ぐるみの交流が始まりました。
かれこれもう11年のおつきあいです。
 
 ジョズくんのお父さんは運送会社を経営していますが、「購入したばかりの
トラックが盗まれた」「取引先からの支払いが大幅に遅れるらしい」等、イタリア
での生活はトラブルの連続です。滞在許可証更新は審査が厳しく(というよりは、
お役所の仕事の手際があきれるほど悪い)、許可証が出来上がるのにいつも
一年待ちで、奥さんもイタリア生活に完全に疲れ切っていました。

 
 近年イタリアの景気が非常に悪くなっていたこともあり、エクアドルに引き揚げ
ようか、という話も出たのですが、いざ帰国となると、イタリアで生まれ育った子
供たちが不安がったそうです。3人の子供たちはエクアドル国籍ですが、おばあ
ちゃんと電話で話すくらいしかエクアドルとは繋がりがありません。奥さんも20
年ぶりの祖国に馴染めるのか心配になり、結局ご家族は帰国をとりやめました。
息子は友達のジョズくんがまだイタリアにいられることになって喜んでいます。


 ジョズくんはこのままイタリアに住めば、義務教育終了後イタリア国籍を取得
することができ、そうするとご両親もイタリア国籍を申請できるようになります。
ご家族は20年間イタリアで辛抱強く生活し続けてきたのだから、国籍申請が
早くできるといいな、と私は願っています。

 
 息子とジョズくんは、息子がフランスに引っ越してからは1、2年に1度くらいしか
会っていません。「きっとお互い成長したら、幼い時のように仲良くはしないかも」
と思うのですが、会うと今までの離れた時間がなかったかのように仲良くなります。
よっぽど気があうのでしょう。娘にとっても、この家族と過ごした2日間は、一気に
お兄ちゃんとお姉ちゃんが増えたようでとても上機嫌でした。


0303-2.jpg  
急に兄弟が増えたような環境になり喜ぶ子供たち


 娘の髪が伸びてきたので、そろそろ前髪を切って短くしようと思っていたのですが
「女の子の髪の毛は切っちゃダメ」とジョズくんのお母さんに言われてしまいました。
長い髪のまとめ方を、実際に娘の髪を結って教えてくれました。「もう2歳だからそ
ろそろ金のピアスをしたらどうかしら」というアドバイスもしてくれましたが、さすがに
ピアスはちょっと・・・。エクアドルでは女の子は幼い時から耳にピアスをするようです。

0303-3.jpg
髪をアレンジしてもらっているところ


 
 午後にはエクアドルのカカオで作ったホットチョコレートを振舞ってくれました。
現地のカカオから手作りしたものを送ってもらったそうで、格別に美味しかったです。


0303-4.jpg
エクアドルのカカオで作った絶品のホットチョコレート


アンブロジアーノカレンダー


 さて、肝心のドゥオーモ広場のカルネヴァーレは、雨天により予定されていた
パレードが取りやめとなってしまいました。小雨になった午後に広場に行ってみ
ると、例年ほどの人出はなかったものの、仮装した人々が集まっています。
有名なベネチアのカルネヴァーレでは仮面舞踏会のように美しい衣装に包まれ
た人々が街を歩いていますが、ミラノは、どちらかというと子供の仮装大会という
感じです。


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小雨の降るドゥオーモ広場


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紙吹雪を撒く子供たち

 
 ミラノのカルネヴァーレは、イタリアの他の地方のカーニバルの時期より一週
間ほど遅く開催されます。それは、ミラノのカトリック行事がローマ典礼の暦では
なく、ミラノの守護聖人アンブロージョにまつわるアンブロジアーノカレンダーに
沿っているからです。ここでは、教会のミサや結婚式もアンブロジアーノ典礼に
則って行われることが多いのです。以前、そのことをよく知らなかった私は、教会
の結婚式でアンブロジアーノ典礼では使用されない曲を演奏してしまい、司祭様
に「うちの教会ではその曲は使わないんですよ」と注意されてしまいました。


 ミラノからリヨンへ向かう帰り道、カーニバルの時期に食べるお菓子を買いまし
た。この砂糖をまぶした揚げ菓子はミラノでは「キャッケレChiacchere (お喋り)」
トリノの方では「ブジーエGugie (嘘)」と呼ばれています。リヨンでもカーニバルの
時期によく似たお菓子が「ビューニュBugne」という名前で売られています。

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仮装した人にスプレーをかけられないよう注意


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ドゥオーモ広場横のガレリア内


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カーニバルの時期に食べるお菓子

                    リサ 3月2日 リヨンにて



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