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王仁三郎の言霊論理力


出口 汪・著
ヒカルランド 刊
定価 1,380円+税


本書は、高校受験現代文のカリスマ講師であり、出口王仁三郎氏のひ孫にあたる出口汪氏が、
はじめて出口王仁三郎氏について語ったものです。
教育現場に身を置く出口汪氏は、宗教色のある出口王仁三郎氏について語ることを、これまでは
ずっと避けてきたそうですが、この混迷の時代に、今こそ王仁三郎についての封印を解いてみたく
なったのだそうです。

本書の内容は、王仁三郎氏のことをまったく知らない方に向けて書かれています。さすが現代文の
カリスマ講師と思えるような、非常に論理的でわかりやすい文章で、王仁三郎氏について少しは
知っている私も王仁三郎氏の魅力を楽しく新鮮な気持ちで読むことができました。
王仁三郎氏の様々なエピソードを知ることができたことと、宗教団体の教祖としての王仁三郎氏で
なく、一人の人間としての王仁三郎氏について思いを馳せることができました。

たとえば彼がほんの世間話程度のことを話したとしても、その言葉をまわりの人は大事にとらえて
しまう。それは想像しただけで、とてもストレスだろうし、どれだけ堅苦しい世界だっただろうか、と
思いました。王仁三郎氏のすごさには目を向けても、そのような苦労について考えることがなかった
ので、新たな視点が持てたと思います。

彼も肉体を持った人間ですから、高級な霊がかかって発言した言葉もあれば、一人の人間として
発言した言葉もあるでしょう。愛する家族もいて、悩んだり苦しんだり、時には失敗したこともあること
でしょう。

特に第二次大本事件の前後においては、他の人よりも未来を見通すことのできた王仁三郎氏です
から、悩まなかったはずがありません。

そのような苦労に思いを馳せることで、今まで見えなかった王仁三郎氏の優しく暖かな姿が見えて
きたような気がしました。そして以前よりも彼のことが好きになったように思います。

本書は読者に王仁三郎氏のことを無理に信じさせようとするような本ではありません。
宗教や誰かを盲信することに警鐘を鳴らし、ご自分の視点からしっかりと見る目を養ってくれる本だ
と思います。ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。

(編集室 兒玉裕子)

にんげんクラブ会報誌8月号より



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