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翼がくれた心があつくなるいい話

志賀内泰弘(著)
価格:1,404円
出版日:2013年11月
出版社:PHP


2010年1月、日本航空(JAL)は会社更生法を申請し破綻しました。
その後、稲盛和夫氏が会長に就任し、再建は世間の予想をはるかに上回るペースで
進みました。
再生に至るまでの道のりでは、様々なドラマがあったようです。
JALの人々は、自分たちの会社の倒産をどう受け止め、どんな思いで再建に取り組んで
いったのか。
また、日々どのような思いでお客様に接し、仕事をしているのか。
本書は、志賀内さんが取材したJALグループで働く16人が体験した
心温まるエピソードが書かれています。

経営破綻後、JALには世間からたくさんの厳しい言葉や視線が向けられました。
接客のサービスの一つひとつに対しても、「J ALはだめだなあ」と指摘されることがたくさん
あったそうです。
社員たちにとっては辛く厳しい日々だったと思います。

しかしその後、JALは社員一人ひとりが「どうしたらお客様に喜んでいただけるか」、
「自分にも何かできることはないか」という意識を持ち、
社内の雰囲気はどんどん意欲的に変わっていきました。

「一人一人がJ ALである」という稲盛氏の経営哲学も社員に大きな影響を
与えたようです。
社員一丸となって、新しく生まれ変わろうと頑張っている姿に、心が熱くなりました。

相手のことを思い、自分にも何かできないかと考えること。
その温かい思いは、人に感動を与えます。

JAL社員さんとお客様との心のふれあいのエピソードは、私たちに大切なことを
教えてくれます。
人に親切にすること、思いやりの心を持つこと、そんな当たり前のことが何よりも
大切なのだということを改めて感じました。

そして、仕事をすることの基本は人に喜んでもらうことであり、
それが自分の幸せにも繋がるということを学びました。

JALは破綻という大変な出来事を経験しましたが、きっとこの出来事をステップに、
以前よりもよりよいJALに生まれ変わっていくのだろうと思います。

自分が置かれた場所で、少しでもまわりの人に喜ばれる生き方をする人が増えれば、
いい世の中になるような気がします。

温かい心になる一冊です。ぜひお読みください。


(編集室 相澤智子)


にんげんクラブ会報誌 12月号より



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