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第8回 邪神が主催する世界平和会議/スサノオの教えは感情教

皆さん、こんにちは。飯塚弘明です。
4月10日から14日まで沖縄に滞在していました。「言向け和す」の勉強会のためです。

那覇空港に着いて最初にふと気がついたことは奈良と沖縄との関係です。
奈良は「大和」(やまと)の国ですが、大きな和 → おーきなわ → 沖縄 となります。
なるほど。大きな和が沖縄なんですね。まさに「言向け和す」を発信するのにふさわしい地です。

沖縄は第二次大戦では米軍との激戦地となり、今もって沖縄本島の面積の2割が米軍基地と
いう状態ですが、その米国は霊界物語では常世国(とこよのくに)と呼ばれています。
今の米国ではなく、太古の神代の米国です。

この常世国で、邪神の常世彦が主催した世界平和会議が開かれました。
世界各地の代表者を集めて、各国の軍備撤廃と王政廃止(民主化)を提案したのです。
これを「常世会議」と呼び、第4巻の前半に出てきます。

軍備撤廃と民主化という、一般市民が喜びそうなエサをぶら下げていますが、そこには実は
常世彦が世界の盟主になる陰謀が秘めらていたのです。

これは太古の神代の昔の話ですが・・・現代でも似たような状況です。「核なき世界を」と唱えて
ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領が新型の核兵器実験を進め、7700発も核弾頭を保有
していながら、オモチャのような核兵器をたった何発か持っている北朝鮮をさぞ極悪国家のよう
に非難しています。要は平和のための核廃絶ではなく、自分に逆らう者をなくすための核廃絶
です。つまり「オレさまの言うことを聞け」というだけのことですね。

太古の神代の常世会議もそれと同じで、軍備を撤廃して常世彦の支配下に入れ、ということを
意味していました。
民主化にしても、常世彦の言うことを聞かない国王を失脚させるための方便です。現代のCIAも
米政府の言うことを聞かない中南米や中近東の国家で民主化工作していますが、
それと同じです。

この常世彦の世界征服の陰謀を打ち砕くために、国祖・国常立尊は複数のエージェントを常世
会議に潜入させました。

エージェントたちは、魔術を使って怪奇現象を起こして常世会議を妨害します。
そして最後には常世彦のニセモノを登場させて、会議を当初の提案とは違う方向に進行させて
しまうのです。

エージェントたちの活躍により見事、常世彦の陰謀は打ち砕かれました。

しかし。

国祖はそのやり方を問題視しました。
国祖が命じたのは、常世彦を言向け和して改心させろ、ということです。

ですがエージェントたちは「言向け和す」ということを理解せずに、単に会議を妨害して陰謀を
打破したのでした。

つまり国祖のエージェントたちこそ、現代のCIAのような卑劣な破壊工作機関に成り下がって
しまったのです。

国祖に罪を指摘され、ニセの常世彦に扮した道彦というエージェントは、海に飛び込んで自決
しました。
また天使長(宰相)は責任を取って辞職してしまいました。

   ☆   ☆   ☆

暴に対して暴で報いるやり方では、みろくの世は創れません。世の中が混乱するだけです。
しかしみんな、世の中をよくしようと思って、そのために暴力を振るうのです。

タイで今年の1月から3月にかけて「首都封鎖」が行われました。反政府勢力が2月の総選挙を
阻止するために首都のバンコクで交差点に座り込み首都機能を麻痺させたのです。
また台湾では3月から4月にかけて「立法院(国会)占拠」が行われました。中国との貿易協定に
反対する学生たちが議場に入り込み占拠したのです。

いずれもある程度は、要求を達することができたようですが、相手に自分の言うことを聞かす
ために暴力行動を取るのでは、世の中をよくするどころか、世の中を悪化させるだけです。

みんなそうやって「正義」のために暴力を振るって来たのです。そういうやり方を正当化して
しまったら、いつまでたっても戦争はなくなりません。

誰もが「正義のための暴力は必要だろ」と思うのですが、その「正義」が人それぞれ違うのです。
だから正義のための暴力を正当化していたら、結局は「力の強い者が勝つ」ということになります。
そして勝った者(力の強い者)が正義だ、ということになり、それではいつまでたっても、強い者勝ち
(弱肉強食)の獣の世から抜け出せません。

   ☆   ☆   ☆

霊界物語の主人公で救世主のスサノオは、三五教(あなないきょう)という霊的勢力を導いています
が、その三五教は「感情教」だと言っています。
自分の要求を暴力によって聞き入れさせるのではなく、自分の想いを共感してもらおう、
というやり方です。
殴ったり、怒鳴ったりしても、人は自分に共感してもらえません。むしろ逆に嫌悪感を抱きます。

自分の想いに好感を持ってもらって共鳴してもらうやり方が「言向け和す」です。
愛によって繋がって行くやり方です。
こちらの方が世の中をよくするためには断然いいやり方だと思いませんか?
殴ったり怒鳴ったりしなくても、世の中をよくすることが出来るのです。


三五教の照国別(てるくにわけ)という宣伝使が、大和魂について説明しているセリフの中で、
三五教は感情教だということが説かれています。
そこを引用して今回は終わりにします。


霊界物語第40巻第6章「仁愛の真相」より (注・超訳です)
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm4006
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大和魂は仏の道で言う菩提心(ぼだいしん)のことだ。
この菩提心は三つの心が集まって出来たものである。
その第一は神心・仏心または覚心と言って、善の方へ働く「感情」を言う。
要するに慈悲心とか同情心と言うものだ。
第二は勝義心(しょうぎしん)と言って、即ち「理性」である。
第三は三摩地心(さんまちしん)と言い、即ち「意志」である。
感情、意志、理性の三者を合一したものが菩提心となり、大和魂となる。

なにほど「理性」が勝れていても、知識ではすべての衆生を救済することは出来ない。
知識のある者、学力のある者のみが解するもので、一般大衆を救うことは出来ない。
これに対して証覚心、いわゆる神心・仏心は「感情」であるから、大慈悲心も起こり、
同情心もよく働く。
この慈悲心、同情心は、智者も学者も鳥・獣に至るまで及ぼすことが出来る。
これくらい偉大なものはない。

三五教は感情教であるから、一切万事、無抵抗主義をとり、四海同胞・博愛慈悲の
旗印を押し立てて進むのであるから、草の葉っぱに至るまで、その徳に懐かぬものはない。

今日のように、武力と学力の盛んな世の中に、慈悲心のみをもって道を拓いて行こうとするのは、
何だか弱くて頼りないことのように思われるが、決してそうではない。最後の勝利は、よき感情、
即ち大慈悲心、同情心が艮(とどめ)をさすのだ。

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とても力強いメッセージですね。


「言向け和す」の勉強会を開いています。
詳しくはメールでお問い合わせ下さい。 

oni_do@ybb.ne.jp(飯塚弘明)



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