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アニメ界最高のキャラクターデザイナー安彦良和氏による、イエスへの共感とキリスト教批判を込めた聖書漫画『イエス』

みなさん、こんにちは!
にんげんクラブ世話人の川端淳司です。

『敷島の大和心を人問はば、朝日に匂ふ山桜花』 (本居宣長).

美しき日本人の心、桜を満喫されたことと思います。

この春私は様々な方の真心に支えられ、約12年ぶりに東京から生まれ育った大阪で
働かせて頂くことになりました。

新たな出会いがあり、船井幸雄会長の「全ては必然、必要、ベスト」という真理の言葉を
改めて噛み締め、感謝の気持ちで過ごしております。

流水さんこと大下伸悦先生に教わった、働く=はたらく=端楽(周りの方が楽になる、
楽しくなる)の精神を行動にうつしていければと思います。

読者のみなさんもこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

さて、連載第43回目はアニメ・ガンダムのキャラクターデザイナーであった安彦良和氏が、
新約聖書の深奥を漫画という芸術表現で描ききった『イエス』をご紹介します。



本書は新約聖書で一番最初に書かれた『マルコによる福音書』と史料的価値の高い
『ヨハネによる福音書』を主軸に展開されます。

ローマ帝国支配下の当時のイスラエルの世相も取り込み、編者ヨハネが「イエスに
愛された弟子」とだけ記した弟子を主人公としてヨシュアと名づけ、イエスの言葉を
引用しながら、少年ヨシュアの成長を通して、良心の宗教改革者であるイエスの実像を
浮き彫りにします。

そして、最後、磔刑の後の復活について独自の解釈で幕を閉じます。

良心の宗教改革者であるイエスへの共感とイエスの死後にイエスの言説・行動を
復活神話に作り変えてしまったパウロ達弟子が創ったキリスト教への批判の想いを、
情感溢れる物語とその美しく官能的な絵で、優れた宗教画の如く見事な藝術へと
昇華させています。

ここからは簡単に安彦良和さんについてご紹介します。

安彦さんはガンダムの他に、勇者ライディーン、クラッシャー・ジョー等のキャラクター
デザインを担当し、巨人ゴーグ、アリオン、ヴィーナス戦記では更に原作と監督も努めた、
ナウシカの宮崎駿さんやガンダムの富野由悠季さんと肩を並べる日本のアニメ作家です。

ここ10数年は漫画に専念されていますが、古事記・神武天皇を漫画にしたナムジ・神武
など、歴史(戦史)的、社会的に意義深い名著も多数世に輩出されています。

その絵の美しさは、2008年にプラハで見たアルフォンス・ミュシャの絵と同質だと(個人的に)
直感したほどの高いレベルにあるのではないでしょうか。

それほどに線と色彩が美しく、その佇まいは叙情的かつ官能的で、ミュシャと同様に天から
ギフトを授かった藝術家(アニメ作家・漫画家)である安彦さんの憂国の心の先には、世界の
福音を願う温かい心が感じられます。

前々回で佐藤優さんの解説付き新約聖書Ⅰ(4つの福音書を含む)をご紹介しましたが、
短時間で聖書のエッセンスを掴みたい方にお薦めいたします。

そして、本書でイエスに興味を持たれたならば、ぜひ新書版の新約聖書Ⅰも手にとって
頂ければと思います。



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