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食糧危機?―よみがえる「え次元言霊」と自然農


 
大下 伸悦 (著)
2009年3月刊
出版社: 新日本文芸協会
 
 
今回ご紹介する本は、幸塾グリーンオーナープロジェクト主宰の
大下伸悦さんの書籍「食料危機?」です。
 
この本は、船井幸雄ドットコム内の船井のコラムや、にんげんクラブホームページでも
紹介されておりますので、すでにご存知の方も多いかもしれません。
 
本書は、農業や食料のこと、言霊や神様のこと、これからの生き方提案など、
一見違うジャンルのことを、大下さん独特の語り口で綴られたとても面白い本です。
 
大下さんは、小滝流水さんというペンネームで詩も書かれていらっしゃるのですが、
さすがは詩人と思える文体。文章から一定のリズムが伝わってきて、読んでいる時は
まるで歌を奏でているような気分になりました。
 
食料危機について書かれた多くの本は、いたずらに恐怖心をあおるものが多いと感じるのですが、
同じことを語っているにもかかわらず、この本からはほのぼのとした暖かさを感じることができます。
 
個人的には、「よみがえる『え次元』の言霊世界と農」の章にとても興味を惹かれました。
頭の中でモヤモヤと考え、感じていたことのヒントを、パチリと教えてもらえた気がしました。
なんとなくですが、自分の今世の使命までも、気付きが得られたように思います。
そのようなことを気付かせてくれた本書と大下さんには、とても感謝しています。
 
農業についての記述は、たくさんの事例を述べられていて、とても真実味がありました。
大下さんの全国各地での人脈の広さには驚きますが、現場の実態を知っている人ほど、
実行力や説得力があるのだな、と感じました。
 
今は100年に一度の大恐慌だとも言われています。
実績を上げることや売上げを伸ばすことから一度目をそらし、ふと農業に目を向ければ、より
多くの人が豊かに共生して生きていく道があるのではないか、そんなことに気付くことができます。
 
家賃のいらない空き家や、人手を必要としている農家はたくさんあるそうです。
まわりの人との心あるふれあいや、物々交換でまかなえる自給自足の生活、
先祖から託されてきた美しい日本の田園風景、日本には大切にすべきものがたくさんあります。
 
現在都心に住んでいる自分には、農業はやはり遠い世界。
まわりの人とのコミュニティづくりや、ベランダでの家庭菜園、無農薬農家への支援など、
今の自分にできることから、はじめていきたいと思います。ぜひお読みください。
 
                                 (にんげんクラブ会報誌2009年5月号より)



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