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生命成立の原理

生命成立の原理―新しい生命科学の出発 (1985年)
山下昭治(著)
出版日:1985年5月
出版社:造型社

こころと遺伝子


 
村上 和雄 (著)
2009年12月刊
出版社: 実業之日本社
  
 
本書は遺伝子研究の世界的権威である村上和雄先生が、超プロの視点から、
こころと遺伝子の関係について紐解いています。
 
遺伝子と聞くと、少し難しい内容を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は、
科学や生物が不得意な私でも、すんなりと理解・納得でき、心と頭に染み渡る内容でした。
また、文字も大きめに表示されているので、とても読みやすいと思います。
 
村上先生は、人がこの世に誕生し、元気に生きていることは尊敬に値することであり、
偉大なる奇跡だと仰っています。
 
例えば1つの細胞核の中にあるDNAのテープを伸ばし、一人分を全部繋げたならば、
総延長はざっと一千億キロメートル。地球と太陽を300回以上も往復する距離となるそうです。
遺伝子的に私たちの体はまだ未知に溢れていますが、今わかっていることだけでも、
充分私達の体は小宇宙であると言えることに驚くと共に納得します。
 
また、天才と凡人の違いは、全遺伝情報のレベルでは0・5%でしかないそうです。
特に無限の可能性を秘めている子供達を大人の都合で狭めてしまう今の教育に対して、
見直さなければいけないことを著者と同じくひしひしと感じます。
 
その他、過去に遡り遺伝子の歴史についても触れられており、人類が進化している過程を
感じることができました。
 
もちろん村上先生の今までの活動等についても、所々触れられており、研究に情熱を傾け、
極められている著者の実像に少し触れられたような気がします。
 
また、著者が遺伝子理論の究極の実践者であると語る冒険家・三浦雄一郎氏と、こころの師と
仰がれている平澤興(こう)氏については、それぞれ各1章分にわたって紹介されると共に、
二人の生きざまから立証される遺伝子理論や教えには胸を打つものがありました。
 
 
人間の体は、本来二千万個のウイルスに対応できるそうです。
病気は、医者が治してくれるものではなく、自分が本来持っている治癒力を普段からいたわり、
愛し、信頼、大切にすることが大事だという部分に深く共感を覚えます。
 
また、その治癒力を高めるためには、心の在りよう」が重要であり、体が必要な遺伝子情報を
オンにする積極的でポジティブな生き方が大切だそうです。
著者の言う通り、全てを肯定し、敬い、愛し、慈しんでこそ、各自の「私」がそれぞれ力強く
旅立って成長していくのだと思います。
 
有意の人であり、また有意を目指している「にんげんクラブ」の会員様には、
ぜひ御一読いただきたいお薦めの一冊です。
 
                               (にんげんクラブ会報誌2010年4月号より)

ニンジンの奇跡 畑で学んだ病気にならない生き方


 
赤峰 勝人 (著)
2009年6月刊
出版社: 講談社
 
 
本書は、2011年5月号の輝く仕事人にご登場いただいた佐藤文彦さんに、
大いなる薫陶を与えられた赤峰勝人さんの書かれた本です。

本書をお読みになられる方は、まず表紙からビックリさせられることと思います。
星が輝くような満面の笑顔で、ニンジンを両手に持った赤峰さん。
その手にあるニンジンは、ビックリするほど大きく、立派なものです。
これはどの立派なニンジンは、私は今までに一度も見たことがありませんでした。
誰かに「これは新種のダイコンだよ」と教えられたら、きっとそれを信じただろうと思います。
 
無農薬、無化学肥料というだけでもすごいのに、これだけのニンジンが作れる人が
書いた本ならば、ぜひ読まなければならない......と、ワクワクした気持ちで文章を読み始めました。
 
優しい文章で書かれた本書から学べるのは、農業のことだけではありません。
自然の大切さや、食事の大切さ、害虫と呼ばれている虫たちや、アトピーなどの病気が
教えてくれること等、様々なことが学べます。
 
通常は農家に嫌われる虫ですが、赤峰さんは、虫たちのことを神虫と呼びます。
虫たちは、人間に体に悪いものを食べさせないよう、教えてくれているのです。
この世は繋がっていて、この世に生まれた生物は、すべて大切な役割があって
生まれてきていることが、よくわかります。
 
本書を読んで、自分の体を作っている食事には、なるべく自然で体に良いものを
食べたいと心から思えました。
エネルギー溢れる本物の食べ物を食べれば、食事の量は多くなくても良いのだそうです。
その野菜本来のしっかりとした味がある野菜を、きちんと選んで食べたいと思いました。
 
また、特に大切なのは、ミネラルだそうです。
巷の健康法では、減塩をよく言われますが、じつは自然の塩、ミネラルが不足して
病気になることが多いようです。
 
夜寝る前にほんの少しだけ、と読みはじめた本書でしたが、その文章に
どんどん引き込まれ、結局夜中の3時すぎまでかかってひといきに読み終えてしまいました。
しかも、あまりにも感動して読んだためか、はたまた読みながら舐めていた
自然塩が効いたのかはわかりませんが、その後も興奮が収まらず、遂に朝まで
一睡もできないほどでした。
 
佐藤さんが赤峰さんの畑を見て「これなら俺にもできるかもしれない」と思われた
ワクワクの気持ちが、木書を読んでわかるような気がしました。
自然や農業がきっと愛おしくなる本です。ぜひお読みください。
 
                               (にんげんクラブ会報誌2011年5月号より)
 
 

地球巡礼というエコ&スピリチュアルな羅針盤 こわれかけたこの星に今してあげられること


「こわれかけたこの星に今してあげられること」 

エハン・デラヴィ
サティシュ・クマール 共著
徳間書店刊
定価1,890円(税込)


 この本は、2007年の船井幸雄オープンワールドにも講師としてお話いただきました思想家である
エハン・デラヴィ氏と、インド生まれ、イギリス在住の地球巡礼者であり、思想家である
サティシュ・クマール氏との対談本です。

 はじめにこの本を手にとった時は、じつはあまり内容を期待していませんでした。
それというのも、いっさいのお金を持たず、平和を願いながら旅をする地球巡礼者とは、
一般庶民である私から見ると、どこか浮世離れしていて、ある意味でエゴイスティックな
行動のようにも思えたからです。働くこともしないで、ただ歩いているだけなんて…という
批判めいた気持ちを少なからず持っていました。

 しかしこの本を読み終えた後に、私の考え方のほうがよほどエゴイスティックであったことがわかりました。

 9歳から出家し、ジャイナ教の修行僧であったサティシュ・クマール氏は、18歳のときにガンジーの
教えに出会い感銘を受け、俗世での活動をはじめました。さらに1964年には、インドから、モスクワ、
パリ、ロンドン、ワシントン、と核保有国の首都を、お金を持たずに徒歩で巡礼しました。
この行為は、自分に対する信頼、まわりの人に対する信頼と愛、感謝の心を強く持たなければ、
成し遂げられることではないと思います。彼の行動と思想は、多くの国々のメディアで報道され、
多くの人々に、愛と平和を伝えました。

 サティシュ氏は、たとえ旅に出なくとも、生活のすべてが祈りであり、巡礼であると言っています。
ごはんを作り、植物を育て、仕事をする等、生活のすべてを「いまここ」に心をおくならば、
そこには幸福があり、行動そのものが完璧な存在であり、祈りである。この本を読むことによって、
丁寧に生きることの大切さを学んだように思います。とくに、学校での教育は受けていなかったけれど、生活そのものがスピリチュアリティに充たされていた彼の母の教えは、
現代社会の生活で忘れかけていた様々なことを教えてくれました。

また、外国人である著者の二人から見た、日本に対する客観的な意見はとても勉強になりました。
核被爆国である日本は、平和への感心が世界一高い国であり、わびさびなど、
外国にはないすばらしい思想、文化をたくさん持っています。しかしながら、
「もったいない」という言葉を持っていながら、過剰包装や食品の食べ残しなどの無駄遣いも世界一です。何事も、愛と感謝の心で、まわりの人や地球や環境のことを、大きな視点で考えることが、
世界平和への第一歩だと思えました。
ぜひお読みください。
        (編集室 兒玉裕子)

富士山大噴火が迫っている! ~最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模~


 
小山 真人 (著)
2008年12月刊
出版社: 技術評論社
 
 
本書は、タイトルからも推察されるように、富士山と富士山の大噴火について書かれています。
3月31日に「にんげんクラブ」のHPにアップされた船井のブログにも紹介されていますが、
確かに読むと少し恐くなる本でした。
 
第1章「火山はどうしてできる?」では、まず私達が住んでいる地球の
内部構造の説明から始まり、火山のもととなるマグマが作られ、
地表に上がってくるまでの過程や、種類等が紹介されています。
普段目にしている山々の知らなかった側面を知ることができ、勉強になりました。
 
第2章「富士山のおいたち」では、富士山が誕生する前の地形や、最初は小さかった
富士山が噴火を繰り返しながら、今の大きさになるまでの過程などについて記載されています。
富士山の下には、かつての駿河湾の一部が隠されているということには驚きました。
 
第3章は「歴史時代の大大噴火」です。富士山の噴火について書かれている古文書が
思ったより多く、「万葉集」や「更級日記」などにもそのヒントが記述されているのは意外でした。
その他、江戸時代に起きた宝永噴火の期間や被害、前兆となる地震があったことなどが
詳細に記されており、もし現代に同規模かそれ以上の規模の噴火があったら…
…と考えると少し恐くなりますが、事前に知っておくことは必要なことではないかと思います。
 
第4章「富士山のハザードマップ」では、火山の常備薬ともされる
ハザードマップと呼ばれる地図についての説明です。

噴火の歴史にもとづいて、将来起きる噴火の規模・特長・影響範囲などを
予測した地図ですが、富士山のハザードマップを作るまでには長い時間を要したそうです。
 
と、いうのもマップの公表が観光に悪影響を及ぼさないかということが
懸念されたりもしたとのことでした。
マップはあくまでも目安にしか過ぎないとは思いますが、
色々な人の思いが交差しつつも、無事作成されて良かったと思います。
 
第5章「富士山の噴火予知と防災計画」では、主にハザードマップにもとづいた
防災対策のガイドラインについてです。噴火が起こった時の対策、
また噴火予知についての研究や観測が続けられていることを知りました。
 
最後の第6章は「火山と共に生きる」です。脅して防災するのではなく、
正しい自然観を持ち火山への理解を深めて恵みを味わいながら感謝しつつも、
噴火への備えを怠らないことが、火山と末長くつきあう上手な方法ではないかと
いうことに納得しました。お勧めの一冊です。どうぞお読みください。
 
                               (にんげんクラブ会報誌2009年5月号より)

不都合な真実

アル・ゴア著 / 枝廣 淳子 訳
2007年1月 発行
出版社 ランダムハウス講談社

元アメリカ副大統領からの、地球温暖化警告のメッセージ。
著者であるアル・ゴア氏は、クリントン政権の時の副大統領です。

暖冬と騒がれるここ数年の冬について、実際に世界ではどうなっているのか、
昔と今を写真やデータで見ると、改めて危機感を感じます。
書籍としても、写真やグラフィックなどを使い読みやすく、地球温暖化について
わかりやすく説明をされたこれまでにない画期的な優れた書だと言えます。

これを読んだ人は、必ずや心を動かされ、地球温暖化防止のための
自分たちにできる一歩を踏み出すだろうと思います。
一人でも多くの人が、今の地球におけるこの不都合な真実を知り、
人に伝え、行動を起こしてほしいと思います。
 
                 (にんげんクラブ会報誌2007年2月号より一部抜粋)

新版 生命場(ライフ・フィールド)の科学みえざる生命の鋳型の発見


 
ハロルド・サクストン バー(著)、神保 圭志 (翻訳)
2006年5月刊
出版社: 日本教文社
 
 

England: The Mini-book of Aerial Views


 
Adrian Warren (著), Dae Sasitorn (著)
2005年11月刊
出版社: Last Refuge

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